会長挨拶
同窓会会長 木村正敏(高校23期)
会員の皆様には同窓会活動に格別のご理解とご支援を賜り、厚くお礼を申し上げます。令和八年五月に開催された理事会において、佐藤充利会長の後を受け新会長に選任されました二十三期の木村正敏です。
なぜ私が後任会長に選任されたかですが、長年佐藤会長のそばで同窓会の各種活動を見てきました。三十年以上「築港市岡会」の活動に携わり、創立百周年事業の寄付金募集、舞洲の市岡の森の開設、同窓会館の建設などに立ち合い、同窓会のことを少しは知っているだろうという、ただそれだけです。
会長就任にあたり、同窓会について少し考えてみました。同窓会とは何だろう。人によって答えはまちまちだと思います。同級生との絆を強める場、クラブの先輩・後輩らと思い出を懐かしむ場など、色々あると思います。私にとって同窓会とは、過去の一時期、同じ空間で時間を過ごしたという縁を通じて、世代を超えた卒業生が交流を深め、人生を充実したものにする場と思っています。
私は常日頃、交流という言葉を大切にしてきました。同じ性質のものが混ざり合っても同じものしか出来ず、純粋培養では変化はありません。しかし、異質のものが混ざり合うと、何か新しいものが生まれる可能性があります。社会生活の色々な場所で、多くの人と知り合いになる。そこでの交流を通じて、新しい発見や気づきが生まれる。その場を提供する役割が同窓会活動にあるのではないかと考えています。
昔の職場で「ノウハウ(Know How」ではなく、「ノウフー(Know Who)」が大切だと教わりました。仕事を進めるうえで、知識や技術がないときに、それを誰が持っているかを知ることが大切だということです。その誰を知っているかというときに、大きな頼りになるのが同窓生です。あの人は市岡の何期生だというきっかけで、仕事や私生活での話が弾み、問題解決がスムーズにいった経験があります。現代社会はAIがなくては成り立たないほど重要なものとなっています。しかし、人間関係や人との絆はAIにはできません。
市岡高校には百二十五年の年輪と数万人の同窓生が存在します。先日、夏の甲子園の大阪府大会の応援に球場に足を運びましたが、先輩をはじめ多くの同窓生が応援に駆けつけており「市岡愛」を実感しました。市岡高校に縁を持つ人が「市岡愛」を触媒にして交流することで何かが生まれ、人生を充実したものにする可能性が生じます。同窓会は、それを提供する場だと思います。
現在、各地域に市岡会があり、クラブOB会、同期会などがあります。これら同窓会活動や学校との連携を今まで以上に進めていきたいと思っています。また、豚汁会などの同窓会行事に多くの同窓生に参加していただける工夫、学校が進めているサポーターズクラブ(卒業生の知見やリアルな声を生徒の学びにつなげるネットワーク)などに同窓会としてどう関わっていけるか。クラブ活動の支援や現役生徒との交流の場づくりなど、同窓会の活性化について検討し、具体化していきたいと思っています。
そのためには同窓生の皆様のご支援が不可欠です。同窓会の活動にこれまで以上のご理解とご協力をお願いして、ご挨拶とさせていただきます。
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