12期の広場

12期の広場

中南米、そして横浜

段中 文子(5組)

 9月17日 大西洋横断

 ノルウエー最大のソグネフィヨルドを丸一日かけて遊覧した後、この船旅の後半、ラテンアメリカへと向かいます。

 大西洋を11日かけて横断するのですが、やはり北の海です。夕方から船が揺れだし酔い止めの薬を飲んで、食事をしないまま、早々にベッドに入りました。船内ではサンドミンゴに到着するまでの長い洋上生活を、楽しめるように様々な企画を催しています。

 その中で、ベンゲルから乗船した登山家の田部井淳子さんの5回の講演が、一番面白く楽しめました。田部井さんの話は軽妙でユ-モアたっぷりに笑わせながら、ピタリと時間に合わせて終わるのには毎回感動します。船内でも何にでもチャレンジされて、サルサの練習やストレッチ、盆踊りなど気が付けば皆の仲間になっていました。サンドミンゴ到着の前日にはフォ-マルディナ-もあり、皆さんそれぞれにおしゃれな服で、食事をした後は社交ダンスのステップを楽しみ、その後のラテンナイトではサルサのリズムで若い人達も、大勢参加して盛り上がっていました。

サンドミンゴはコロンブスが初めて上陸した土地なので記念像がたくさん見られます

 9月27日 ようやくサンドミンゴ(ドミニカ共和国)に入港

 8人乗れる大型車と交渉してガイド付きで1日中観光案内してもらう。まず、旧市街を観光した後、高速道路を1時間走りポカ・チカビ-チに到着する。この海岸は、もともと王様のプライベ-トビ-チだったそうで,遠浅の美しい海が沖はるかまで続き、泳げない私でも安心して遊ぶ事が出来ました。午後は別のビ-チに案内してもらい、青い海と白い砂のカリブ海を満喫した一日でした。

美しいカリブの海。ポカ・チカビ-チ

リゾ-トホテルのプライベ-トビ-チ

レストランでサルサの曲が流れていたので現地の人と踊る


 9月29日 カルタヘナ (コロンビア)に入港


民族衣装で出迎えてくれたカルタヘナの港

 この港は海賊の攻撃から守るために作られた城塞都市で、要塞と建造物群として世界遺産に登録されています。植民地時代の建物が多く残り、その街並み全体が作り出す雰囲気は、おしゃれで魅力的な町です。ラテンアメリカはスペイン語圏なので英語はまったく通じないのに、今回も私のルームメイトは地図と筆談で12人乗りの小型バスをつかまえ、高速船で40分もかかる日本人のあまり知らないバル島まで、案内させました。

 この島は海も美しく珊瑚礁ではシュノーケルをつけ、島の青年に案内してもらって色とりどりの小魚が群れている様子に歓声をあげていました。

 楽しいビ-チでしたが約束の時間に船が迎えに来て、船着場にバスが来るまでは無事に帰船出来るか皆さんの胸の内は、複雑だったようです。

旧市街を取り囲む城壁、世界遺産にも登録されている


 10月1日 パナマ運河通過

 早朝4時半にアナウンスがあり、パナマ運河の案内人が乗船してきたと言うのでデッキに出ると、暗闇の中に大勢の人が待っていました。

 運河に作られた三つの水門を順番に開けて水を貯めては次ぎに進み、海抜26mのガツウン湖まで行くと今度は、水を抜きながらまた三つの水門を通り大西洋から太平洋に通り抜ける仕組みです。

 このパナマ運河の水路工事を開始したのは1880年、フランス人の努力によるものでしたが、途中で消滅してしまい、実際に工事が終了したのは1914年、アメリカ人の手によってでした。

 アメリカは1999年まで運河を運営し、現在はパナマ運河庁が運営しています。運河を出たのは午後4時半頃で、川岸にある展望台は見物客がいっぱいでした。

 翌日はバルボア(パナマ)の旧市街観光ですが、日曜日だったので広場にはカラフルな民芸品や食べ物の屋台が並び、お土産を買ったり串焼き肉を食べたり、なかなか面白い所でした。この国でも新市街は高層マンションが立ち並び旧市街とは全く別の景色をみせていました。
 

 10月5日 プエルトケッアル (グァテマラ)に入港

 小型機でフロ-レスまで飛び、島を観光した後、ホテル泊まり。

 翌日バスで世界遺産のマヤ最大の遺跡、ティカルへ行く。ここはマラリヤ流行地域に指定されているため、皆さん蚊除け対策のすごい格好なのに、外人さん達は半ズボンやタンクトップで、全く対照的でした。

 3時間半の徒歩観光は暑いけれども、木陰ばかりで、まだ発掘していない遺跡も数多くあり、意外に疲れず、興味深い観光でした。第4神殿の横にある木造の急な階段を使って、神殿の最上階まで登ると森全体が見渡させ、所々に別の高い神殿が見える。王様が毎日祈りをささげるために登ったと言う神殿の前に立つと、その高さや急な階段を見ただけで足がすくみ、王様も楽ではないなと同情してしまう。

王が毎日登ったという神殿

第4神殿の頂上。神殿の形は同じではない

 10月8日 アカプルコ (メキシコ)入港

 どこまでも続くビ-チと高級ホテルばかりの町という印象で、ダイビングショ-を見た後少し泳いだが、波も荒く早々に引き上げる。
 

 10月 13日 マンサニ-ジョ (メキシコ)入港

 最後の寄港地マンサニ-ジョに、ハリケ-ンが直撃したので沖合で停泊。給油の遅れもあって旅の日程は予定より5日間延期となり、15日にようやく出航です。

 太平洋を航行する17日間は、船内ではお別れム-ドで、持ちよりパーティーや荷作りに忙しくしながら最後の別れを惜しんでいました。

 この旅でたくさんの旅好きな人達とお知り合いになって学ぶことも多く、叉地球一周の経験がこれからの生き方に自信となるよう願っています。
 

 11月1日 横浜に入港

 106日間の長い船旅が無事に終わりました。

 この4回にわたった、つたない旅日記を読んでくださいました12期同窓生の皆様に、心からお礼申しあげます。

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