12期の広場

12期の広場

『12期の広場』 7月号のラインアップ

 7月です。暑い、暑い夏が本格的化しますね。年々、暑さが身にこたえ、その度合いがますます酷くなりますが、なんとか無事にこの夏を乗り切りたいものです。

 6月もいろいろありましたが、関心事の一つはやはりブラジルワールドカップではないでしょうか。15日のコートジボワール戦、20日のギリシャ戦、25日のコロンビア戦、私もそうですが、皆さんもはらはらどきどき、一喜一憂しながら懸命に応援されたことでしょう。

 ワールドカップがオリンピックに次ぐ世界最大のスポ-ツイベントであり、国の栄誉と期待を背負っての団体競技、とりわけ格闘技まがいの身体能力と技術、戦略戦術と瞬時の判断や決定力が競われたわけですから、選手は言わずもがな、テレビの前の私達も相当気合が入ってしまいました。結果は一勝も出来ず日本はまさかのCグループリーグ敗退、ただただ残念無念と言うほかありません。特に最後のコロンビア戦はコートジボワールがギリシャに負けただけに、あそこでシュートが決まっていたらなど、「たら、れば」の連発、口惜しさはいまも続いています。

 しかしこれは日本に限ったことではありませんでした。実に今大会は番狂わせの連続。前回優勝国であるスペインや強豪国のイングランドが早々とグループリーグで敗退したことを始め、予想外の結果に驚きました。言い換えればそれが勝負ごと、サッカーの世界最高位の大会である証しなのです。「それこそがワールドカップ」と言った選手がいましたが、言い得ての妙があります。

 ザックジャパン、特に選手たちは実に「よく耐え、よくやった」と思います。前回大会から4年もの長い歳月をただ一筋にワールドカップでの勝利を目指して、体と技術と心を鍛えてきた選手達には心からの拍手、拍手です。また彼らから大いなる勇気と多くの示唆を得たようですし、そのひたむきな姿が本当に美しいと思ったのは私だけではないでしょう。ギリシャ戦のスタンドに4年間の自分に自信を持って戦えとの応援横断幕がありました。その通りと同感しながら年甲斐もなく胸を熱くしました。

 熱狂的な祝祭の後に何気ない日常が連なるのは世の常です。屈してなお立ち上がるであろう選手達に声援を贈りたいと思います。月並みではありますが、「たかがサッカー、されどサッカー」です。しみじみとそれをかみしめながら、一方で昨今の霞が関の動きにかなりムッとしています。

 さて「12期の広場」今月号のラインアップです。記事は二編、写真を多くしましたのでじっくりとお楽しみ下さい。

  1. 「 2014市岡OB美術展 」
  2. 「 私のスケッチブック 」               4組   酒井 八郎

 *「私のスケッチブック」は新設コーナーです。絵を楽しんでおられる多くの同窓生に絵とコメントを気軽に
  投稿して頂けるように今月号から不定期で掲載します。ふるってご投稿下さい。

以上

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