12期の広場

12期の広場

「12期の広場」2025夏号ラインアップ

 ジェームス三木さんがお亡くなりになりました。
 ご存知のようにジェームス三木さんは6期生でNHKの朝ドラ「澪標」の原作脚本をはじめ、大河ドラマ「独眼竜政宗」「八代将軍吉宗」等数々のヒット作を世に問われた劇作家です。市岡の後輩である私達にも、常に熱いメッセィジを届けてくださるなど、大阪府立市岡高等学校とその同窓生にとって特別な大先輩のお一人でした。謹んで哀悼の意を表し、心からご冥福をお祈り申しあげます。合掌。
 
 あっと言う間に2025年の前半が過ぎて早や7月です。
 7月の雅な別称は「文月」。その由来は、七夕日に書の上達を願う「文ひろげ月」によるとの説が一般的だそうですが、それとは別に、稲穂がふくらむ時期で、「穂見月」「穂含み月」とする説も有力だそうです。昨今の「コメ騒動」があってか、後者に分があるように思いますが、どうでしょう。
 立夏はとうに過ぎ、夏至も数日前。今は梅雨のまっただ中で、早々と線状降水帯による豪雨被害が発生しているようです。晴れ間になったらなったで、真夏日の猛暑。外出でもしようものなら汗まみれでフラフラ、先が思いやられます。やわらかな薄緑の若葉であつた桜並木も、今は緑の陰を一層濃くし、透け見えていた山の稜線もふか緑のラインでくっきりです。そして日差しは容赦のない真夏のそれ。文字通りの夏本番です。
 
 そんな中、国の内外を問わず、世間はあい変わらず騒がしい。心穏やかにはおられません。身近な「コメ価格騒動」一つとっても高値は収まりませんね。2日に一度スーパーに行くのですが、米価は高止まりで、どこから出て来たのか、銘柄米と訳の分からない配合米が山積みになっています。が、放出された備蓄米は出回っているように思えません。「米価の高騰の原因は」と問われていまだに「分からない」と答える「専門家」が多く居られ、マスメディアの論調さえも“予定調和の落としどころ探し”に右往左往しているように見えてしまうのは、私の予断が過ぎるせいでしょうか。
 今月は誕生月、加齢はとどまる訳はなく、そのスピードは更に加速して、知力、気力、体力の劣化は齢並みに酷くなりました。日常生活も内容、質も限られて内向きになるばかりです。梅田や神戸に出かけることも激減して、もっぱら家にこもって気が付けば“テレビの前”が増えて“水戸の御老公”や“大岡越前”は何処にと愚痴ってしまいます。呆け防止と健康維持の為に先月から公民館の太極拳教室に通い始めました。やってみると何とも無様な運動能力や運動神経が露わになりますが、それでも残り火のような好奇心が刺激されるようで、面白みも感じています。出来れば長く続けたいものです。
 
 さて「12期の広場」2025夏号のラインアップは以下の通りです。掲示板の記事が2篇と「ひろばリバイバル」です。「ひろばリバイバル」は2011年12月号から連載された「ブータン紀行」(5組 泉信也君執筆)です。ご覧ください。
 
  1. 掲示板
    1)「酒井君とのミニお花見」 7組 張 志朗
    2)「圓尾君の作品を囲んで」  
  2. “ひろばリバイバル”
    「ブータン紀行(1)、(2)」
       (2011年12月号から転載)
    5組 泉 信也
以 上

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