12期の広場

12期の広場

近況 - 湖畔のラジオ体操

3組  石井 孝和
 
 滋賀県のびわ湖には、室町時代以降に名づけられたという「近江八景」があります。
▽石山の秋月 ▽瀬田の夕照 ▽矢橋の帰帆 ▽堅田の落雁 ▽粟津の晴嵐 ▽三井の晩鐘
▽唐崎の夜雨 ▽比良の暮雪 と心にしみいるような旅情がこめられています。
 この中の「唐崎の夜雨」の地に住む私は毎朝、小型の携帯ラジオとカメラを持って“唐崎の松”が立つ唐崎神社境内の湖畔に出かけるのを日課としています。
 “唐崎の松”は江戸時代の絵師・安藤広重の絵にも描かれています。また松の木の脇には松尾芭蕉が“唐崎の松は花より朧にて”と詠んだ句碑があります。
ラジオ体操の場所から見える比良山系

 午前6時半になるとNHKのラジオ体操が始まります。ピアノ伴奏にあわせて「第1」で体をほぐし、「第2」でしっかり体をはずませ新鮮な空気を胸いっぱいにします。岸辺に茂るよしや湖面に遊ぶ水鳥など四季折々、変化する風景を眺めながらのラジオ体操です。コロナ禍もあって訪れる人が数少なくなっていますが、たまに他府県から来られた人がびわ湖の風景を楽しんでいます。そんなとき、声をかけられると「琵琶湖」についての豆知識を披露しています。
 ▽水面の高さは大阪城の天守の屋根と同じ、大阪湾の干潮時からの高さ85メートルであること。
 ▽水の量は近畿1300万人の約15年間の飲み水にあたる
『令和3年2月No488 79歳』とあります
275億立方米もあり、琵琶湖は“近畿の水がめ“とも云われていることなどと説明して、観光案内人気取りになっています。 家に戻ってからは好きなジャズのCDを聴きながら50代から続けている“写真日記”を綴っており、大学ノートの数が500冊に近づいています。妻からは「収納に困る」と苦情が出る始末です。お陰さまで健康で、週に二日はNHK大津局に勤め、TVローカルニュースの制作スタッフとして、新型コロナ終息を願い、取り組んでいます。

 追伸:少し遅くなりましたが、滋賀の方でもサクラの‟開花宣言“がありました。いつものラジオ体操の場所からもさくらの景色が見られましたので写真に撮りました。
湖畔のさくら 湖畔で見る日の出

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