12期の広場
12期の広場
2025年1月1日
ひろばリバイバル
「一枚の写真」 昭和の大阪駅前旭屋書店付近

この写真は昭和38年頃に大阪駅前旭屋書店付近を撮影したものだそうです。6組の井東一太郎君が、メールでわざわざ送ってくれました。そのメールに以下の文章が添えられていました。
「『市岡12期の広場』で古荘さんの歓迎会で旭屋書店の話が出ていましたが、我々の時代では懐かしく感じる場所です。その時代の大阪駅前の写真を高校10期の先輩からいただいていました。ご本人の了解を得ましたので、広場に掲載していただいてもOKです。写真は、高校10期玉井信之氏の提供です。」
この文章にもあるように、ここは実になつかしい場所で、今はその面影を探すすべが無いほど変わってしまった場所でもあります。市電がまだ走っていた頃で、自動車やバスもあの時代の古い形です。三輪トラックで荷積みをしている姿まで写っています。
映画の広告用看板は、ペンキで描いたこんな看板だったのですね。左はピーター・オトゥル主演の「アラビアのロレンス」、右は看板の上のマークから推測すると、松竹映画の邦画のようです。題名が「真っ赤な恋の物語」と読めますが、どんな映画だったのか、全く記憶にありません。
4年前の「12期の広場」10月号に、ニックネーム「井の中の蛙」さんがこの付近の想い出を書いています。そのくだりを一部抜き出して下に添付します。
『古い話であるが、旧大阪駅の南正面に木造2階建ての「旭屋書店」があってしばしば通ったものである。高校時代はここで主に参考書を、社会人になってからは文庫本や仕事に関連した専門書などを買った。培風館の「数Ⅲ精義」(岩切精二 著)を学友に薦められて買って帰り、それだけで賢くなった気分になったのもここ。二十歳すぎの悩み多き時期に「人間のしるし」(モルガン)を買い求めて行ったが探せず、やむを得ず同年輩の女子店員に聞いた所、「宗教書ですか?」と言われて慌てた事もここ。よほどにやせ細って暗い顔つきをしていたのだろう。』
皆さんにとっても思い出の多い場所でしょう。また写真に写っているものが何か分かる方も居られる思います。是非、それを投稿して下さい。
(HP 委員 記)
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旭屋書店、懐かしいですね。高校時代は本屋といえば旭屋書店。古本屋と言えば千日前の「天牛」でした。
60何年前かの昔のこと、塚本建生君と旭屋書店で待ち合わせしましたが、私は本屋の中で立ち読みしながら、塚本は本屋の前の歩道でウロウロしながら待っていたため会えず。塚本から「なんで来えへんかった!」とお叱りの電報。私は手紙で「お前はええ加減な男やから来んでもしゃーないか、と思てた」と返事したことがあります。(昔は家に電話なし。)
道路拡張で御堂筋に移転しましたが、この間の古荘さん歓迎会の時に御堂筋の旭屋さんも無くなっていたとのこと初めて知りました。
上山君と福積君が「旭屋で」と待ち合わせしたのに店がなくなっていた!
書店が消えていっていることは承知していましたが「旭屋、お前もか!」。