12期の広場

12期の広場

明けましておめでとうございます。  12期生の皆様!

3組 黒田 昌男(札幌市)

 今回この「12期生の広場」に投稿させて頂く機会を得、皆様に北海道のお話ができ大変嬉しいです。北海道に来てもう10年になります。学生時代1ヵ月間の北海道周遊の旅で自然の雄大さの虜になり、それ以来その気持ちが途切れず、念願の北海道移住を果たしてしまいました。テレビドラマ「北の国から」世代の20~40代の若者、転勤族など移住する人、移住を希望する人達も多く、NPO開拓使の会で情報提供、仲間作りの支援などボランティア活動中です。僕が見た北海道の、札幌中心となりますが、年末・年始の風物詩を紹介しましょう。

札幌の年末一番の名物は、
大通り公園のイルミネーションですね。
真っ白な銀世界の中に40万個のイルミネーション。綺麗でしょう!今回のメインイルミネーションはクリスタルリバーと丹頂鶴です。幻想の世界に引き込まれたような素晴らしい光景です。正にホワイトクリスマスの最高のプレゼントです。師走の忙しさを忘れてついうっとりですね。

 昨年は初雪が観測史上3番目に遅く(温暖化の1つの兆候でしょう)やきもきしましたが、きっちりホワイトイルミネーションを演出してくれました。節電のため前年より10万個少ない電球。LEDへの変更で却って鮮やかな色彩です。海外からの観光客も多く大賑わいです。
大通り公園では、雪まつりから始まりライラック祭り、よさこいソーランまつり、ビアガーデン、盆踊り、札幌まつりなど年中イベントが行われています。正月が過ぎると雪まつりの雪像作りが始まります。これらの情報は次回に譲りましょう。

札幌のもう1つの名物は、

 市民に一番親しまれている藻岩山(もいわやま)でしょうね。ハイキングでも、ロープウエーでも、車でも登れ、531mの山頂からは札幌市内が一望、周辺の緑豊かな山々や遠く日本海まで望めるすばらしい眺望に1年中観光客に大人気のポイントです。10、11月は熊出没情報がありハイキングなど立ち入り禁止もありました。

 原生林も残した緑豊かな森林地帯では道に迷って遭難もあります。関西の六甲山でも沢登りのハイカーが迷って遭難した事故があり、職場時代の同僚だったと悲しい知らせを聞きました。1年余りの改修工事が終わり、色々な施設が出来、生まれ変わった藻岩山が観光客に一層喜んでいただけそうです。特にリニューアルオープンと合わせて、山頂でのクリスマスイベント、雪の館、氷の館でのホットワインパーティー、初日の出など楽しみが一杯の雪の季節です。

 もう1つエピソードがあります。70歳の最高齢でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さんが5年間のブランクの後、トレーニングを開始したのが、藻岩山の麓に実家のあるこの山でした。登り慣れた山でしたが、久し振りの登山で息切れがしたそうです。それから毎日毎日、リュックに錘、両足に錘、錘の重さを増やし登山したそうです。街を歩く時もリュックと両足に錘をつけて。それから日本の山々を、世界の山々を、そしてエベレストの3合目から5合目へ、そして5年目に登頂に成功したそうです。

 そんな山を春から夏は花を楽しみながら、秋は紅葉を観ながら、雪の季節は頂上でのホットワインを思い登っています。普通はゆっくり登って1時間位ですが、雪の登山の方が早く登れるのですよ。何故?滑り止めのアイゼンとストックを使う?それはジグザクと直線の違いです。

・北海道は海産物だべさ!!
次にお正月のご馳走、おせちと初詣の様子を紹介しましょう。明治7年(1974)屯田兵制度によって全国から北海道へ屯田兵として入植。特に地理的に近い東北地方の移住者が多かった。開拓使時代、各出身地のおせち料理で、各地で差異があったのでしょうが年月を経て、関東文化圏に入り、全国的に、関西とも変わらなくなってきたのでしょう。

 僕が今見るおせちは、北海道らしいおせち料理を感じます。その特徴は、豊富な海産物をふんだんに使った料理になっていることでしょう。鮭、イクラは勿論ですが、アワビ、ホタテに加えタラバガニ、毛がにと豪華メンバーです。

特に毛がにが1尾デンと座っています。正に豪華です。イクラは各家庭の味付けです。

 筋子(知っていますか)をほぐして、醤油,酒、だし汁で味付けした家庭毎に違う味で大量に作ります。そしてご飯は白米ではなく、飯ずしが好まれます。麹とニシン、野菜類を加えて発酵させたものらしいです。もう一つちょっと変なのが大晦日からおせちを食べること。勿論、何処でも残った分を大晦日の夕食に食べるのは普通あることでしょうが、北海道人は多く作るし、重箱に並べたおせち料理、大晦日から堂々と食べるのだそうです。ここのところが、おおらかで、大陸的で、細かいことに拘らず、相手を気にしない北海道気質のようだ。

 次に初詣だが、北海道のパワースポットというと北海道神宮になります。祀られているのは、開拓三神の大国魂神、少彦名神、明治天皇、また末神の開拓神社には松浦武四郎、黒田清隆など北海道開拓に寄与した37柱が祀られている。

 お詣りも元旦に拘るわけではない。雪が降っていれば2日でも、3日でもOKだ。態々晴れ着を着て、正装でする訳でもない。態々北海道神宮でなくとも近所の神社でOKだ。僕は近所の伏見稲荷で済ませている

 

 北海道へは、皆さん、観光ツアーで何回かこられていることでしょうが、やはり5月~10月が多いのでは? この雪の季節にも北海道しか味わえないビッグイベントがありますので紹介しておきますね。

 1つは世界的に有名な札幌雪まつり、今年は2月6日~12日。

 もう1つはオホーツク(網走~知床)の流氷ツアーです。

 最後になりますが、雪の北海道は大変魅力いっぱいです。春から秋も素晴らしいスポットが多くあります。この「12期の広場」に季節ごとの話題を提供できたらと思っています。
また紙面でお会いしましょう。

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