12期の広場

12期の広場

フランスに到着です

5組 段中 文子

 無事、戻ってきました。三度目のお便りが遅くなりましたが、スペインからの続きです。
 

 9月2日 ル・ア-ブル (フランス)入港

 この港からバスで3時間ほど走った所が、楽しみにしていた目的地のモン・サン・ミッシェルです。バスの車窓から見える風景は牧草地ばかりで、所々にトウモロコシ畑があり、羊や牛、馬が放牧されていたり、石造りの可愛い家が見えたりしてフランスのイメ-ジとは少し違う、のどかな田舎でした。

 世界遺産のモン・サン・ミッシェルは海の中に優雅な姿を見せていて、干潮と満潮の差が最大といわれる通り、行きは上の道から入り、帰る頃には海だった所が広い駐車場になっていてバスもそこに待機していました。

修道院の中には大きな暖炉がある。
 
モン・サン・ミシェル  バスが駐車している場所は、午前中は海の中だった。

 修道院として建てられた後に監獄としても使われた歴史もなるほどと思わせる頑丈な石造りで、段差の大きな階段がどこまでも続いています。海なかに見る外観は美しく、なるほど世界遺産だなと思うが、冷たい石の部屋を見ていると、冬の寒さはいかほどかと身ぶるいしてしまいます。


 9月4日 アムステルダム (オランダ)

 早朝のベッドから窓に明かりが見え、オランダの運河を船が通過しているのがわかる。
アムステルダムに入港した後、運河を巡るクル-ズ船に乗って1時間程、町中を見物する。運河の両サイドにはびっしりとヨットが並んでいて住居として人が住んでいる船も多く、鉢植えの花などが飾ってある。建物はどこを見ても美しいけれど少し傾いているものも多い。

シンゲルの花市 オランダのチュ-リップの球根など種類が多くて、花束なども安く作ってくれる。

 ゴッホ美術館でゴッホの「ひまわり」と国立美術館でレンブラントの「夜警」とフェルメ-ルの「ミルク壺の女」を見る。

 

 オランダ出航時には海と運河の水位を調整する水門があり、パナマ運河の仕組みと同じらしく、これで世界三大運河の二つを通過したことになる。

オランダの町は運河でつながり、自転車専用の道がある。

 9月6日 コペンハ-ゲン (デンマ-ク)

 

 入港する30分ほど前から陸地が見えはじめ、ハムレットの舞台となったクロンボ-城が見えたので大急ぎでデッキに出て写真を撮る。

 港近くの「人魚姫の像」を見た後、市内巡りのバスに乗車して町を一周してからニュ-ハウンの町で下車する。

 
人魚姫の像はいつも人気
 

 そこは赤いフットボ-ルのユニフォ-ムを着た人達であふれかえって、夜のスウェ-デンとの試合の前に昼間から盛り上がっている。一緒に写真を撮った後、運河クル-ズでもう一度町の中を今度は船からながめる。川のある風景は本当に美しい。

一緒に記念写真
赤いユニフォ-ムの人達でいっぱいのニュ-ハウンの町。これから叉、クル-ズ船に乗る。


9月8日 ニ-ネスハムン (スウェ-デン)

 この国での見学は、ストックホルムのノ-ベル賞授賞式場の市庁舎や王宮、貴族の館など。ドロットニングホルム宮殿では衛兵の交替する様子が見られます。

ストックホルムの市庁舎  宮殿みたいに美しい各部屋はノ-ベル賞受賞式の時に使われた様々な物が展示してある。
チボリ公園の地上300m上空から街全部が見えるけれども簡単な留め具のみで、ちょっとスリル満点でした。

 9月10日 サンクトペテルブルグ(ロシヤ)入港

 自由行動が出来なくて、オプションのバスで見物してまわる。

 エカテリ-ナ宮殿やエルミタ-ジュ美術館など、建物は美しいが何となく活気がない町に見えた。

受賞者が並んで記念撮影する階段の前で。
エルミタ-ジュ美術館
ロシヤの「血の上の救世主教会」 内部はモザイクの宗教画がどの壁にも飾られている。

 9月11日 ヘルシンキ(フィンランド)入港

 この国は美しい自然が残っていて、風景が素晴らしい。それ以上にス-パ-で買ったスモ-クサ-モンの厚みとトロリとした食感が最高で、ル-ムメイトと二人でワインをあけてフィンランドの夜を楽しんだ。


 9月14日 北欧最後の国 ベルゲン(ノルウェ-)入港

 この国では2日間にわたり、フィヨルド列車から眺める絶景とフエリ-から眺める海面からの視点と二つの角度からフィヨルドを満喫することが出来た。どこを見ても絵はがきのような美しい風景は、この船旅のクライマックスの様でした。

ノルウェ-のフィヨルド この美しい風景がどこまでも続く。


フロム鉄道に乗り、フィヨルドを眺められる途中にあるヒヨ-スの滝では列車を停めて写真タイムをくれる。

 次回は南米から横浜に帰国するまでの様子をお伝へします。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です