12期の広場
12期の広場
2013年10月1日
古荘さんの里帰り
今年の夏は、記録的な猛暑で我々高齢者は熱中症の心配にさらされたかと思うと、一変して豪雨と竜巻で、日本列島に甚大な被害をもたらしました。
猛暑も峠を越した9月2日、この「12期の広場」でもたびたびアップされ、恒例になっている「古荘さんを囲む会」(在カナダ38年の古荘さんの一時帰国を機に開いている食事会)に今年もお声を掛けていただきました。今年は趣向を変えて、会場を京都にしようということになり、京都在住の川村君のお世話で山荘料理貴船「ふじや」で「納涼川床」(鴨川では「ゆか」、貴船、高雄では「かわどこ」と読むのが一般的だそうです)を楽しむ計画でした。
残念ながら、当日は生憎の雨模様、足早に、貴船神社へのお参りを済ませ、「川床」はあきらめて御座敷に上がり「懐石料理を頂くことになりました。
帰り際に頂いた団扇(うちわ)に 「瀬の音に 話とられて 川床 すゞし」…泊月と、一句したためてありましたが、瀬の音に、話とられることなく、部屋の中でゆっくりと歓談できました。この一句、もとは、どこぞの酔客が落書きして帰ったもんやろぅと思っていましたが、オッとどっこい、兵庫県生(明治15年)で旧姓西山伯月と言い早稲田大学前身の東京専門学校卒で高濱虚子に師事した高名な俳人でした。
「ふじや」は貴船川に初めて床几(縁台)を置き、いわゆる元祖「貴船の川床」で、川端康成も訪れたという老舗でしたので、泊月先生の俳句の件が成る程と、うなずけました。
話が少し脱線しましたが、宴もたけなわになった頃、高校時代の「合唱コンクール」に話題が移るや、後藤さんと勝原さんのお二人が立ち上がり、当時の課題曲の合唱が始まりました。…大変お上手でしたよ。
初めて聞くびっくりした話(小生が知らぬだけかも…)に「修学旅行時の飲酒」事件があったそうです。今の時代ならば大きな問題になりそうですが、もう時効ですよね。事の顛末はというと、2年生の修学旅行時、自由時間に渡邊先生(通称ギャング)が部活の柔道部員の有段者を中心とした連中を部屋に集め、ウイスキーを振舞ったということですが、先生の真意は、彼らが夜の街へ繰り出し、問題を起こされては困るという親心からの、一種の「監禁」だったことを知り安堵しました。
古荘さんは、帰国にあたり、日本の今夏は酷暑との情報を得、熱中症の心配をしながらの帰国だったそうです。「来年の夏もまた元気なお顔を見せて下さいね」という言葉を残し無事散会いたしました。来年の夏も、地球温暖化の傾向が続く限り、また猛暑になるでしょうが、この暑い季節になると「古荘さんを囲む会」を思い出し、次回またお誘いがあったら出掛けようと思います。
当日の出席者(敬称略順不同)
古荘、後藤、勝原、高田、古藤(いずれも旧姓)…5名
川村、張、末廣、別宮、塩野、川副…6名
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