12期の広場
12期の広場
2014年3月1日
ローリングストーンズと再生医療と私
昨年の梅雨の最中、ボストン(米国)でのローリングストーンズのコンサートに行った。写真の左側が主役のミック・ジャガー。右側が相棒のギタリストのリース・リチャーズである。3万人を集めた会場は演奏2時間前から興奮の坩堝。開演すると同時にジャンプし、歌い、叫ぶ姿はまさに、ロックンロール。主役のミック・ジャガーは1943年イングランド生まれの70歳1962年から現在まで52年間、スターとして君臨している。
ローリングストーンズのミック・ジャガーこそスターである。あの迫力、あの声、あの汗、あの皺、あの体形。見習わなければならないあの反骨精神。同じ時代に活躍したビートルズが数多くの名曲を残しながら、コンサート活動では圧倒的にローリングストーンズの勝ちである。
このコンサートを見る動機は再生医療にある。毎年、6月にISSCR(国際幹細胞学会)が世界の各地で開催され、昨年はボストンであった。思い出すと、第1回は2003年のワシントンDCであった。その後、ボストン、サンフランシスコ、トロント(カナダ)、ケアンズ(オーストラリア)、フィラデルフィア、バルセロナ、サンフランシスコ、トロント、横浜(第10回)、そして今回の第11回ボストンとなった。全11回のすべてに出席した私。そのプレゼントが今回のローリングストーンのコンサートと日程が一致したことである。
ミック・ジャガーやキース・リチャーズの現役続行中の姿を見て、再生医療の実現に苦悩する自分を重ねて、中断することはできない。二人のように皺を年輪にして、舞台で元気一杯、ハーモニカを吹き、ギターを弾き、ロックするごとく、難病に効く幹細胞を開発して、製造許可・承認をとり、患者さんたちに届けるぞとの思いを強く固める、昨日、今日です。
18年前に癌が見つかり、緊急手術して、この世に戻った私が、無事、定年を越えて広島大学で会社を起こし、10年を経て、20人の研究スタッフと再生医療製品の開発に挑戦できることは夢のようです。国際幹細胞学会(ISSCR)は、今年(2014年)はトロント、2015年(第13回)はストックホルム(スウェーデン)です。
何とかもう一度、元気なローリングストーンに会うためにも、この学会には参加・発表を続けるつもりです。ミック・ジャガーとキース・リチャーズの友情の反骨精神に敬意を表して、今年の2月、3月に8年ぶりに日本にやって来て日本のファンを熱狂させること間違いなしのミック・ジャガーとキース・リチャーズに敬意を表して、私のローリングストーンズコンサート(ボストン2013・6.12)報告と再生医療に20年を費やした私と再生医療への挑戦の序章とします。
次回の投稿は夏頃になるそうです。また辻紘一郎君が勤務する会社のホームページがあります。「株式会社 ツーセル」で検索、是非ご覧下さい。
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毎年のように「市岡OB美術展」でお目にかかる12期の辻紘一郎さんの本業=本来のお姿-が、医師であり、再生医療にあったとはまったく知りませんでした。ご奮闘を祈ります。
辻先輩、ご返信を拝受。
今年も「市岡OB美術展」へのご参加、ありがとうございます。
再生医療への終わりなき貴挑戦、ご奮闘を祈ります。