12期の広場

12期の広場

東京市岡会がありました

8組 榎本進明

 平成26年7月12日(土)13:00から新宿三井ビル54階で開催されました。
開催に先立ち、9:00から15期近藤太一さん主催のミニツアーがあり参加しました。
今年は山手線・日暮里駅に集合してお寺巡りが主。おりしも東京ではひと月早い新盆の施餓鬼でお寺は賑わっていました。前日に台風8号が関東を通過して暑い一日となりました。

 昨年のミニツアーはNHK文化センターの見学で主に室内でしたが、今年は暑い中テクテク8キロを3時間歩き通しました。谷中~上野までこんなに見るところが多いのかと驚きました。正午にこのツアーを切り上げて新宿に急ぎました。同窓会場に着いた時は身も心も頭の中も疲れ果てて、立食パーティーでも立っておられず座りこんでしまった始末。しんどかったです。

最初は駅を出てすぐの長久山・本行寺。江戸幕末長崎伝習所提督永井尚志(ながいなおゆき)の墓碑がある。
江戸時代宝くじ発売所跡、護国山・天王寺大仏。全生庵は阿部首相座禅寺、山岡鉄舟のお墓がある。

宝くじ発売と関係あるのか不明だが納骨堂の黄金の観音様がまばゆかった。 山岡鉄舟は勝海舟と協力して江戸無血開城を実現させた人。維新後は剣術道場を開き、無刀流を創始。書家としてもすぐれた人であった。全生庵には三遊亭圓朝のお墓もあった。

三遊亭圓朝のお墓の前で。
谷中の土塀を見て歩くのも楽しい。
第十五代徳川慶喜候の墓(神道式)
余生を駿府で過ごし大正2年(1913年)77歳で没しました。
東叡山・寛永寺の両大師。寛永寺開山慈眼大師天海大僧正、第十八代天台座主慈恵大師良源大僧正をお祀りしている。

 オランダ一等軍医ボードワン博士の胸像とレリーフが上野恩賜公園にある。医学講師として1862年から1871年まで滞日した。かつてこの地は寛永寺境内であり、上野の戦争で荒廃したのを機に大学付属病院の建設計画が進められていたが、博士はすぐれた自然が失われるのを惜しんで政府に公園づくりを提言し、ここに1873年日本初めての公園が誕生するに至った。

 12期生の圓尾博一君が毎年出展している東京都美術館をはじめとする美術館群や上野動物園を過ぎると東照宮があります。ひときわ目に着くのは日本に一つしかない金箔の唐門である。祭神は徳川家康・吉宗・慶喜です。灯篭はお化け灯篭と言われるほど大きく。五重塔は隣の動物園の敷地内に建っています。



 

 最後に上野と言えば西郷さんがやはり有名ですね。そして彰義隊とその墓。

 ここまで来ると疲れ果てて息も絶え絶えでした。それにしても近藤さんのスタミナには感心しました。元気のいい人を連れて不忍の池まで案内されていました。私はここでリタイアいたしました。上野駅から乗り換えなしの山手線で新宿の同窓会場に向かいました。


 新宿三井ビル54階の「新宿三井クラブ」が会場です。12:30に開場。13:00開始ですので間に合いました。受付を済ませてまず水を一杯いただき一息いれて開始を待ちました。

 東京市岡会は今回で第55回を迎えました。卒業50周年を迎えられた16期の方々が優待客です。開始早々校歌斉唱と挨拶が彼らの役目です。少ない人数で気の毒でしたが、17・18・19・20期の方々が応援してやり遂げました。

 会長は12期三浦孝文君のお兄さんでいらっしゃる8期三浦宏文さんです。ロボットで有名な学者さまです。経済産業省の「ロボット大賞」審査委員長をされていて今年も100個人・団体が最終選考に残り、そのうち10に絞って大賞を決めるようです。懸案は軍事に流用されるリスクを抱えているようですが、純粋に先端性と独創性で技術が優れているものが大賞をとることになるでしょうとおっしゃっていました。科学者は純粋なのだなと感じました。

 来賓のご挨拶や会員のお話が続き、あっという間にお開きの時間となりました。写真を撮る間もなく慌てて会長に入っていただき証拠写真を撮りました。また降りるときにエレベーター内で奇しくも「中藤くみさん」のお姉様で7期の「たみさん」にお会いして記念の一枚を撮りました。何かのご縁を感じました。疲れたにもかかわらず爽やかなフィナーレでした。

左より北浦副会長、中柴、佐藤同窓会会長、三浦会長、山田、榎本
エレベーターを降りてロビー階にて
中央女性が「たみさん」

追記;この原稿を仕上げているとき(7月18日)に44期柴崎友香さんが芥川賞を受賞されたというビッグニュースが入ってきました。我がことのようにうれしく舞い上がりました。発表が12日より前であれば祝賀会になりましたのにね。写真を載せなきゃと探したところ、出てきた貴重な1枚はピンボケでした。それで昨年(2013年8月号)の「12期の広場」の写真をあわせて掲載します。また、この機会に再度昨年の8月号をご覧ください。4人の作家の方々が載っていますので。

野球部の宇賀神監督を中心に撮った写真は残念ながらピンボケ。でも載せたかった1枚です。監督、柴崎さん、ごめんなさい。宇賀神監督は「今年の市岡のブロックは厳しい」でも「高校野球はやってみなければわからない」とおっしゃっていました。意気込みを感じました。期待をしています。柴崎さんは相変わらず静かでした。この方が金字塔を打ち立てたのでした。
昨年の東京市岡会では「週末カミング」を持参しました。年に2冊のペースで書いています。
大先輩のジェームス三木さんとのツーショット。今後のお二人のご活躍が大いに楽しみになりました。

“東京市岡会がありました” への1件のフィードバック

  1. 吉川貞夫 says:

    榎本さん:近藤さんのミニツアーに同行させていただいた吉川です。自分が写っている写真が無かったのですが、榎本さんの写真の中に発見いたしました。当日は本当に暑かったですね!あの距離を良く歩けたと今思い返しています。

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