12期の広場

12期の広場

市岡OB写真クラブ作品展に行ってきました。

 市岡OB写真クラブの第7回作品展が1月7日から12日にまで、大阪天満宮近くのMAGギャラリーで開催されました。
 1月10日の日曜日、年初めとは思えない暖かさに誘われるように、見に行ってきました。会場は前回と同じ場所。この日は、丁度、「えべっさん」の日。周辺には有名な「堀川戎」に加えて、「大阪天満宮戎」もあり、日本一長いと言われる、天神橋筋商店街は大変なにぎわいでしたが、作品展のシックな会場は別世界。OB・OGの暖かく、思い入れにあふれた作品をゆっくりと鑑賞することができました。
 会場入り口近くに下のような挨拶文が掲げられていました。
 「私たち市岡OB写真クラブは、市岡高校OB・OGとその家族や友人たちが集まって、月に一度撮影に出かけ、母校で例会を開いています。
 旧制中学の卒業生から社会人として忙しく活躍中の会員まで年齢差30歳あまり。写真を撮ること、見ることを楽しんでいます。第7回を迎え、少しは上達したかなあ、というところです。どうぞごゆっくりご高覧ください。仲間入りしようという方は是非どうぞ。」
 出展された作品は撮影者数が19名、一人2作品の38点でした。最高齢の片山孝雄さん(旧制中学42期)の「柿一葉」(撮影場所:和歌山県かつらぎ町)、「岩壁の紅葉」(撮影場所:滋賀県高島市)はじめ、モチーフは主として風景写真です。その風景写真も、花びらに光る水滴から、雄大なネパールの山々に移ろう暁光まで実に多彩で、これがアマチュアの写真なのかと、感じ入ることしきりでした。
車のボンネットに映る建物・題名は「ゆらぐ」
 遠景があったり、近景があったり、接写があったり、カメラアングルも多様で目を瞠ります。撮影場所も、体調不調で自宅の庭がその場所であったり、国内では北海道利尻島、遠くはネパールや桂林、ハワイにまで及んでいます。
 何より、老いてますます磨きがかかる森羅万象への感性には、ただただ驚きながらも励まされるばかりでした。高校7期、山田美代子さんの「ゆらぐ」は、神戸市の駐車場で自動車のボンネットに映し出された建物の姿を撮ったものだそうですが、その現代的なセンスがとても力強いと感じました。
 わが同窓生の高見政博君の写真は「レースの飾り」と「稚児のかざぐるま」です。山好きの彼らしく双方とも高山に咲く、可憐な花です。「レースの飾り」はハナウド(長野県白馬)、「稚児のかざぐるま」はミヤマホツツジ(長野県小谷)だそうで、草花をこよなく愛する彼の気持ちが鮮明に伝わる写真です。「稚児のかざぐるま」の題名は奥様と一緒に考えたそうです。私のカメラ操作が不慣れで少々、実物とは色合い他が異なっていますが、ご覧下さい。
「レースの飾り」
「稚児のかざぐるま」

 結成されて10年の市岡OB写真クラブ。13期の中務敦行さんをリーダーとして20数名が参加していますが、その作品展も7回目です。ますますの充実ぶりにこれからがさらに楽しみになりました。ちなみに、今回の作品展には延べ120名余りの方々が訪れたそうです。
(文責:張志朗)

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