12期の広場

12期の広場

『豚汁会』に久しぶりに参加して

8組  末廣 訂
 
 3月6日の日曜日、久しぶりに「豚汁会」に参加しようと心と体の準備をした。
 というのは、昨年の春に2回目の脊柱管狭窄症の手術をし、また8月末に左肩の腱板断裂で手術をして、3週間入院した。ところが9月に退院したものの、肩に固定ギブスがあり、不自由な毎日が1カ月ほど続き歩行が困難になってしまった。
左奥二人目が川村君です。
 その間、あらゆる治療をするも、回復のきざしなく年が開けてしまい、最近やっと杖をついて歩けるところまできた。
 数年ぶりの豚汁会、久しぶりに地下鉄弁天町に降りたが、出口をどう間違えたのか市岡への道筋がわからず足が痛いのでタクシーに乗った。ところが運転手曰く「市岡高校という名前は初めて聞く学校や」と途中車を止めて、大きな地図を出し調べ始めたのには大変驚いた。
 幸い5分前に会場につき、受付名簿を見ると、いつもと違って参加者が少なく30余名でしかも旧制中学OBは1名の参加しかなく、寂しい感じがした。
左から古藤さん、上野君、酒井君、
武田君です。
 我が12期生はそのうち女性1人を含む9名が参加して、1テーブルを独占している。久しぶりに参加したので、お互いの近況など話した。
 はじめに同窓会長の8期生佐藤会長から挨拶と学校の近況報告があった。冒頭黒板に書かれていた数字(320-289)の説明があり、市岡の受験者数が定員に31名足らないので、学校長は各中学校に受験の勧誘に奔走しているという大変ショッキングな話と、もし3年連続定員未達の場合は、廃校または他校と合併することが考えられるという話があった。
(残念ながら、最終5名の定員未達となった)
左から田端君、末廣君、岸川君、
塩野君です。
 今年の大阪府の高校入試は大きく変わり、学区はなくなり府下どこの高校へも志望校選択ができ、しかも受験のチャンスは今までの前期、後期がなくなり1回しかできなくなった。
 そのような中で、人気校は高い倍率で特に旧制中学校では天王寺高校(文理学)募集360名に対し応募468名、四條畷高校360名に556名、高津高校360名に543名と、旧制中学校で定員割れは市岡のみ。また普通科単位制導入の4校のうち、未達校は市岡だけである。市岡の進学内容や部活について最近の風評をネットで見ると、読むにたえない書き込みがあり、気分が悪くなってくる。母校の伝統の重みがここまで落ち込んでしまったということを考えると大変残念である。
 学校はじめ、OBや府教育委員会の心ある対応を願うばかりである。
 10数年前の豚汁会には学校長も出席して、学校の現況、進学内容の報告もあったが、昨今そのような式次第もなく、同窓会長の司会進行で参加者1人1人に近況報告の機会があったあと、OBによる吹奏楽部の演奏がはじまった。60期代の若い演奏者にまじわって、18期生2名が演奏に加わっていたのが心強く思った。演奏はふるさとや春の小川、NHKの朝のドラマのテーマ曲があり、校歌は3番まで全員で合唱した。
吹奏楽部OB・OGバンドの演奏です。
 今年から食堂の委託業者が変わったので、豚汁の味見を事前にしてくれたようで、いつものように美味しくいただいた豚汁であったが、今後とも市岡の伝統の重みを本当に大切にしたい気持ちを持ったのは私1人ではなかったような気がした豚汁会であった。
 1度も豚汁会に参加したことがないOBの方に、お互い誘い合って縦の同窓会・市岡の伝統の一部を味わってみるのもよいのではないでしょうか。
 我々12期はそのあと古藤さんの案内で近くの喫茶店へ全員行き、4月10日の舞洲の花見会、10月16日の12期同窓会の話で盛り上がり散会した。
 今回参加した12期生は 酒井、古藤、川村、武田、上野、岸川、塩野、田端、末廣の9名です。

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