12期の広場
12期の広場
2018年6月1日
第32回「兵庫市岡歩こう会」に行ってきました。
7組 張 志朗

5月20日の日曜日、「兵庫市岡歩こう会」の例会に行ってきました。今回は13日の予定が雨のために中止、一週間の延期でこの日の開催になったものです。その為に、「奈良市岡歩こう会」の例会と同日開催になってしまいました。

コースは午前10時にJR伊丹駅に集合して、稲野神社から緑ヶ丘公園、瑞ケ池(ズガイケ)を経て昆陽池(コヤイケ)公園に至る約7Kmの行程です。
参加者は18名です。毎回40名を越える参加者でにぎわう歩こう会ですが、今回は順延と奈良歩こう会とのバッテイングの影響が大きかったようです。しかし、天気は上々で、寒くもなく、暑くもなく、そして、前日までの雨と風で大気は洗われたように澄みきって、空は真っ青です。
皆さん笑顔いっぱいで伊丹駅を出発、荒木村重の居城であった「有岡城址」を左に見ながら、旧西国街道につながる宮前通りから稲野神社に向かいました。御存じのように伊丹は歴史が古い街で、伊丹市の中心部になるこの辺りも寺院が多く、また白雪酒造を代表する酒蔵や旧家、城下町の名残りが色濃く残っています。それらを上手くとりいれて整備された町並みと道が、情緒があって心地良い。
稲野神社は904年に

本殿左奥からいきなり「伊丹緑道」の散策路に入ります。振り返ると稲野神社本殿の後ろ側の木立が見え、永い風雪に耐えた古木の大きさに驚きます。また緑道左側は、ほとんどが高い急勾配の斜面、右側は近くに家々が続くのですが、左側は大小の木々と草花がびっしり、

緑道の出口で、国道171号線に出会います。道路を横切り、すこし登って緑ヶ丘公園です。真っ先に下池の大きな水面が目に飛び込んできます。池の中に「賞月亭」が建てられています。中国古来の庭園建造物で、中国佛山市より平成2年に寄贈されたものだそうです。周りに浮かぶ

可愛いボーイスカウトの一団や、半ズボンに網を手にした夏姿の父子に出会い、初夏の風物詩、「目高(メダカ)」、「水馬(アメンボウ)」を今年初めて見たのもここです。
昼食は、大きな瑞ケ池の傍の公園でとりました。池にはたくさんのヨットが浮かんでおり、その背後の山並み中腹に川西から中山寺、そしてはるか宝塚の住宅群が眺望できました。こんなに広い空を実感したのも久しぶりです。恒例の自己紹介とショウトスピーチ後、最終目的地の昆陽池に向かいました。
約1.5キロ程歩いたと思うのですが、住宅地を縫うように続く道も緑一杯です。驚いたことに、絶えず幅の狭いせせらぎが平行して整備されていて、潤い豊か。タニシを見つけて驚き、水に遊ぶ子供の姿をうらやましく思うなど、退屈しません。
「昆陽池」は、自然池12.5ヘクタールと貯水池4.5ヘクタールの大きな池で、池の中央に日本列島を模した林があり、野鳥の楽園でもあります。関西屈指の渡り鳥の飛来地で、アオサギ、オオガモ、カルガモ、イカル、コゲラ、コブハクチョウなど多くの水鳥の姿が観察できます。伊丹の中心部にあり、住宅や幹線道路に囲まれていますが、大きな木々にセパレートされて、実に自然が豊かです。歴史も深く、天平3年(731年)高僧である、かの行基が昆陽施院(のちの昆陽寺)を建立した後、天平13年、この池を造ったそうです。行基の卓抜した徳と溜池築造の土木技術に感嘆です。
この日も池の畔に立つアオサギや白鳥を見ることができましたし、池中央の木立から、さまざまな鳥のさえずりを聞くことができました。
多くの家族づれで賑わい、「都会のオアシス」の呼び名がぴったりです。風薫る初夏の自然もさることながら、若いお父さん、お母さんとその子どもたちが芝生広場でころげるように遊ぶ姿は、本当に美しいと想い、また心温まるものでした。
歩こう会の解散は午後2時頃、ここ、昆陽池でした。全員無事完歩で、次回の再会を約束して散会となりました。充実した一日で私の膝も問題なし、お世話いただいた幹事の皆さんに感謝、感謝です。

最近のコメント
- 「同窓会ホームページ・名簿システムをリニューアルしました」について
林芳子(リム パンジャ)さんより: - 「ひろばリバイバル」について
川村 浩一さんより: - 「市岡高校18期生同窓会」について
堀義昭さんより: - 「【高37期】2024年市岡高校37期生同窓会のご報告」について
中間 實徳さんより: - 「市岡高校卓球部OB会「市卓会」 第27回会長杯卓球大会開催」について
水谷晴信さんより:
サイト内検索