12期の広場

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「東京市岡会」参加報告

8組 榎本進明
 
 6月29日に関東地方の梅雨が明け、翌日の6月30日(土)は暑いけれどカラッとしたその日に東京市岡会が新宿三井ビル54階で行われました。今年は第59回で来年60回の節目となる前年であったが、参加人数が70名と例年より減りました。会場も例年の3分の2の広さになりました。そのような中で8期の参加者が9人もいらっしゃったのは特筆されます。三浦宏文さんが叙勲されたことを一緒に喜びたいと同期の皆さんが集まったものと推測されます。 
昨年の11月3日宮中で授与された瑞宝中授章と賞状。羽織袴で参上されたと話されました
 
 開会の辞は、根津 武夫さん(高5期)。元号が変わる時代を迎え、新しい時代に即した東京市岡会の発展を期待しています。と挨拶。「平成」最後の年への思いを語られました。
高5期の根津武夫さん
高11期の会長小野惠嗣さん
 会長挨拶は、小野 惠嗣さん(高11期)。まず、高8期の三浦 宏文 東京大学名誉教授が、瑞宝中綬章(勲三等瑞宝章)を受章されましたことをご報告されました。同時に、歴代会長への思いを語られました。初代会長の広岡 知雄(中20期)先輩は「市岡と聞くとどうしようもなく胸が熱くなる」とよく言われていました。入院時に、朝日新聞の社長などがお見舞いに来られた時に、「朝日の社訓は、右からは左と言われ、左からは右と言われる新聞社である」ことを念押しされたこと。3代目会長の中34期の松原 治先輩は、「後輩が市岡と聞くと何でもしてやりたくなる。東京は大阪の植民地で、植民地に来た市岡の後輩を応援したい。東京から大阪に進出した企業の多くは失敗するが、大阪から東京に進出した企業は成功する」とよく話されていたこと。筆者も初めてお聞きした内容でした。三浦先輩は4代目会長で、小野会長は6代目会長です。
 最後に、小野会長からの提案で、今後の市岡卒業生が気軽に集まれる場が欲しいとの希望に沿って、中央区の公共施設利用登録をしました。「東京市岡会スマホふれあい亭」という名称で登録されました。中央区の全21ヵ所利用可能。申し込みはネットでIDとパスワードで簡単。例として、銀座区民館の15名定員の洋室は2室あり、午前700円、午後1,000円で利用できる。
 続いて、母校校長 福島 秀晃 様のご挨拶がありました。市岡の学力が上がってきたこと。教育の真の中身
福島校長先生は今年が最後のご参加
高8期の佐藤同窓会長はよくとおる声でお話
づくりをやっていること。2年後の大学入試方法変更への対応。運動部活動のガイドライン作成。インターネットを活用した英会話能力の向上と大学の先生を招いた理科教育などを取り入れること。等々市岡の潜在能力を引き出し、各分野で活躍できる人の教育を目指し、定年までのあと1年役目を果たすつもりです。
 母校同窓会会長 高8期 佐藤充利 様のご挨拶では、2016年度入試での定員割れ。昨年は福島校長先生はじめ、各先生方の大変なご努力で、定員割れを防ぎ、今年は1.38倍となったので一安心。しかし、港区の人口が往時の半分となっているので、定員割れの危機は続いています。防ぐ方法の一つに野球部を強化すればどうかとの意見が出ました。現在、一番活躍しているのは、府下でトップクラスの実力を持ち、部員も140名になる吹奏楽部です。私立の吹奏楽部ではなく、希望する大学の進学も可能な市岡の吹奏楽部で活躍するために2時間もかけて通学する生徒もいます。3年後には創立120周年を迎えます。甲子園に出た当時は定員割れなど思いもしなかったものです。野球部だけを支援するのも問題があるので、120周年事業に全クラブを支援する事業を入れられるよう努力します。その時は、皆様のご協力をいただきたいと思います。定員割れについては、特に旧制中学期からの先輩から厳しいご指摘を受けました。二度と定員割れを起こさないように同窓会も学校と連携して活動していきます。
 続いて、校歌斉唱、乾杯、歓談となりました。その中で、三浦宏文さん、河合孝さん、はじめ初参加の方や、発言希望者が相次ぎ、にぎやかな歓談兼発表会になりました。
中41期の松本成男顧問のハーモニカ伴奏によ
る校歌斉唱。御年90才
招待期の高校20期・梅本光明さんと三野富久
夫さんのご発声により校歌斉唱
同窓生と歓談中の三浦宏文さん(左) 
 
週刊ベースボール6月28日号増刊を手に河合
孝さん。市岡野球部主将が入場行進する。
  
★河合 孝 野球部元監督のお話
 今年は高校野球100周年記念大会となります。今市岡に取材がたくさん来ています。100回連続予選会に出場した高校は全国で15校です。大阪では、市岡だけです。
 高52期の野口野球部監督は、今日は来る予定でしたが、所用があって来ていませんが、野口監督は野球に対する情熱もさることながら母校愛が強い男です。応援をお願いします。
 右の表紙の写真で市岡の野球部が堂々と載っているのは、なんとも頼もしく嬉しいですね。
 
 
 
 


★初参加の方をご紹介(3人)

 写真上左は、高26期 藤井 一裕さん。山梨県の大月カントリークラブで社長をしています。市岡OBには、特別な扱いをします。
 
 写真上右は、高38期 寄石 和美さん。大阪からきました。卓球部にいました。
 
 写真右は、高43期 古井 なおみさん。
 吹奏楽部にいました。 


★高10期 文屋 正道さん
 娘の オペラ歌手(ソプラノ)の文屋 小百合が、東京二期会オペラ劇場9月6,7日公演〈三部作〉外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキに出演します。また、日暮里サニーホールコンサートサロンで11月16日(金)19時から独演会をします。応援をしてください。


★此花市岡会会長 高19期 大山 泰正さん
 此花市岡会は20周年を迎えます。毎年4月第二日曜日に舞洲の市岡の森でお花見会を実施しています。また、この舞洲の隣にある夢洲に2025年の大阪万博を誘致しようとしています。午前11時から始まるお花見には東京方面からもぜひご参加ください。(写真は左より名古屋から参加の19期大石さん、中央は24期の粂田さん、右が大山さん)


★母校図書館へ本の寄贈
 高44期 柴崎 友香さん
  「寝ても覚めても」が映画化され、2018年9月1日(土)からテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開されます。「きょうのできごと」も2004年3月20日に「きょうのできごと a day on the planet」という表題で映画が公開されています。
 高46期 カネシゲタカシ氏の「みんなのしあわせになるプロ野球」と「野球大喜利 ザ・ダイヤモンド」も寄贈されました。(写真右が柴崎さん、左は司会の高44期 多田 智美さん)

 会もにぎやかなうちに終盤になりました。いつものように送別の歌、佐藤同窓会長の締め、24期 井原 生子 副会長の「閉会の辞」でお開きになりました。井原さんは、「ボランティアで活動してくださる方のおかげでこの楽しい総会が開けました。皆様のお世話に感謝します。」と述べられ、次のようにも語りました。
 昨年、吉祥寺シアターで「トランス☆プロジェクト20年記念公演」を行い、九州、関西ほか全国の市岡の皆様にも大きなご支援を頂き感謝しています。「これこそ市岡だな!」と思いました。ありがとうございました。
 昨年10月10日に大阪吹田のスタジアムで「おはようパーソナリティ40年記念公開生放送」に出演しました。神奈川県や、東京都から来た方もおられてびっくりしました。終了後に、裏話的な収録を当時のメンバーでしました。
注: 「おはようパーソナリティ道上洋三ですWalker」に初代アシスタント・池田生子(アイアイ)として紹介されています。また、2018年3月21日に、「おはパソウォーカーここだけの話&ラジオでは言えない番組裏トーク」が天王寺MIO本館12階のイベントスペースで開催されました。
 
 会の終了後、筆者は初めて54階の喫茶室でのご苦労さん会にも参加させていただき、歓談して家路につきました。お陰様で今までにない楽しい東京市岡会になりました。幹事の皆様には本当に感謝しています。お疲れ様でした。
井原さんが持っている素敵なバッグは、工房を
お持ちの芝野さんの作品です。
左から44期 松村 聖華さん、33期 植村 利隆
さん、27期 芝野 栄さん
カワイイ先輩で人気の19期 大石 薫さんと、
ジャズシンガーの44期 松村 聖華さん
7期 益田 陽子さんは顧問をされています。12
期 藤居(中藤)くみさんのお姉さんです。

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