12期の広場
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2020年10月1日
「わが家の八月」
8組 塩野 憲次

私自身はというと元来が出不精なもので、世間で自粛が言われることはむしろラッキーと、さほどの痛痒を感じていません。日頃の出不精に対する家人から私への圧力が多少分散されるようでラッキーなのです。
それでも八月は我家の恒例行事がいくつかありこれに精出していました。
一つはお盆の墓参りと息子家族、孫たちとの交流です。今年はコロナの所為で危うく流れかけたのですが、孫の強力な押しのお陰と息子たちの決断で、恐る恐るしながら近場でのホテル一泊と孫の誕生パーティーを決行しました。二週間ほどが過ぎても皆無事のようでホッとしているところです。5月の連休の頃だとちょっと怖くて実行出来なかったものが自粛生活も3か月が経ち8月ともなると慣れと気の緩み、それと政府のgo to政策に乗せられたのでしょう。
そしてお盆のあとに控えているもう一つの行事が障子の張り替えです。そんなのお正月の準備で歳の暮れにやるものじゃと思われるでしょうが、我家では永年真夏の行事となっています。そもそも共働きの家庭では暮れは滅茶苦茶忙しい。というのも二人とも忘年会に精出していて新年の準備は大晦日に掃除と正月飾りをするのがやっとです。障子を張り替えたりしている余裕などまるでなかった。しかし障子は一年もすれば汚れ破れするもの。破れ障子で正月は迎えたくない。そこで知恵をしぼった結果、正月準備は早め早めにやろうと。で余裕をもって出来るのはというと8月の夏休みしかなかったのです。かくして真夏の障子の張り替えが始まったのですが、やってみるとこれが意外と快適。冬に水仕事は寒くてつらいものですが、真夏とあれば障子の水洗いも水遊びとなります。子供も喜んで手伝ってくれます。冬ならば日の暮れるのも早く、暗くなる前に仕事を終えなければと心急かされるところですが、夏は時間がたっぷりあります。障子紙の扱いや糊の加減など素人の悲しさで仕事はなかなか捗らないけれど日さえ暮れなければ焦ることもありません。
こんな訳で今年も無事行事を終えたのですが年々疲れがひどくなり、いまは水遊びの楽しみどころか苦痛苦行となってきました。(障子は大小合わせて28枚あります。)
かつて障子を破っては喜んでいた子供も今は大きくなり、もう毎年律義に張り替えることもない、1年おきにしようかと考えています。さて来年はどうなりますやら。
恒例の行事を終えるとあとはさしてやることもありません。いまは要請されての自粛ではなく普通の自粛生活に戻りました。
ともあれ皆さまにはこのコロナ禍をご無事で乗り越えられますようお祈り申し上げます。
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