12期の広場

12期の広場

主役と脇役

3組 清水 誠治郎

 織田信長は550年ほど前、「人生50年下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり・・・」と謡んで、圧倒的多数の今川義元と桶狭間の戦いに挑んでこ れを撃破したと伝えられています。が今や人生は平均年齢からいくと男性は80歳、女性は87歳にならんとしています。長生きすれば、するほど素晴らしい事 (そういう風に思うんです)に出会う事ができると、私は確信しているんです。

 今年は8月の2週間、ロンドンオリンピックの感動を眠たい目をこすりながらも、数多く見聞きでき、あたかも自分がそのヒーローになったと錯覚された方もいたのではないでしょうか。 

 38個のメダルを獲得されて、世界の頂点に立つ事ができたアスリートの皆さんが、そのインタビューで必ず語っていたのは、自分を支えてくれた周りの多くの人達への、言いつくせない感謝の言葉でした。主役であった自分たちも大変な努力をしたけれども、私達と一緒に10年、20年、30年の長きに亘って、脇役と裏方に徹してくれた多くの人達がいればこそ、今こうして世界のひのき舞台で表彰をうけて立つ事が出来るのです、と語っていたのが大変印象に、残っています。

 人は夫々が、色々なタレント(能力)と天から授けられたチャンスを持っています。主役のできる人は、そのタレントを発揮するために努力を重ねればいいし、脇役と裏方は主役を目だ立たせるため、一生懸命その役に徹すれば良いと私は思っています。

 私は、主役をこなすチャンスとタレント力を、持っていないと気づいたのは、30歳の時でした。それ以後、脇役と裏方に徹して、どうすれば主役にスポットを当て続けるかを考えて色々な事を経験し努力してきました。

 今回のような司会は初めての経験ですが、主役は参会される皆様方です
愉しい会でありますよう出来るだけの努力をしますので、応援の程よろしくお願いします。
残り少ない人生、大いに愉しみましょう!

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