12期の広場

12期の広場

詩 二 題

2年8組学級文集「烏合の衆」から
 
「 わすれられた風鈴 」
 
ちりちりと 秋風に吹かれて       風鈴が鳴っている
暑い夏の夜に               涼しげに鳴っていた風鈴
今では色もあせ              その音色は秋の空に
                        さびしさをさそっているようだ
あの白い雲に               呼びかけているようだ
 
ちりちりと                  忘れられた風鈴が鳴っている
 
                            - 作者 不詳 -


 
「 夜 汽 車 」
 
突然 闇の中から              ピ-ッ と汽笛がきこえると
立ち並ぶ貨車の群が驚いて        ちょっと 顔を上げた
荒い息づかいで               機関車が通り過ぎた
賑やかなスキ-列車を引いて・・・
 
青いシグナルが震えて立っていた
ホ-ムのにぶいはだか電球の下に    三つのベンチが体を寄せ合っていた
駅の名もぼんやり見えた           「 かしわざき 」・・・・・・・
 
「 ボ- ッ 」と                 一人ぼっちの機関車の遠吠え
悲しい響きが雪の夜空に流れた      停車場全体が静かに移動を始めた
 
                            - 作者 不詳 -

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