12期の広場

12期の広場

あけましておめでとうございます

12期同窓会代表幹事   酒井 八郎
 明けましておめでとうございます。
 丸2年のコロナ騒動の中、12期の皆様、どのように新年をお迎えでしょうか。感染者数が激減しているとは言え、オミクロン株による感染拡大の不安を抱えての正月ですが、新しいカレンダーを前にすれば、心もあらたになり、清々しい気持ちがあふれるものですね。わが家でも元日に家族がそろって、正月膳を囲み、今年一年の平穏無事を祈っています。
 平清盛が安芸の宮島から分社していただいた厳島神社が、わが家の近くにあり、兵庫の海がすぐそこにあった昔は、大灯篭の灯が海の交通の守り灯になっていたそうです。またすこし歩けば、楠木正成ゆかりの湊川神社があり、毎年初詣の人で大賑わいです。初日を浴びた晴れ着姿の家族づれが、本殿に手を合わせる姿に、新年は祈りから始まるものと、心が暖かくなります。
 あらためて、令和4年、同窓生皆様とご家族一同様のご健康ご多幸を、慎んでお祈り申し上げます。
 
 大阪での全体同窓会を終えたあと、早や4年が経ちます。さらにこの2年間は新型コロナの影響で、東京での12期会も開くことができず、関西から出かけての交流もなく、唯一、「12期の広場」が同窓生の共通項として活動を続けてまいりました。
 古希から始め傘寿、「12期の広場」は開設して満11年です。この節目を中締めにして、今年の夏号から形式を変更することになりました。これからは「掲示板」形式を主にして、引き続き12期生のパイプ役を担ってまいります。皆様のご投稿、引き続きよろしくお願いいたします。
 長年にわたり投稿してくださった皆様、支えて下さった読者の皆様、またHP委員の皆様に心からお礼申しあげます。同時に便宜をおはかりいただいたプリンティング・サービスの皆様に深く感謝申しあげます。
 
 今号でもふれていますが、昨年の秋、大阪の舞洲、「市岡の森」へ記念植樹した桜の木の「銘板」を取り付けに行ってきました。記念碑の前の「卒業50周年植樹」の桜は「病」のため、腰の高さで切断されていましたが、まだ頑張っています。「母校創立100周年植樹」は、周辺が草ぼうぼうで特定できませんでした。残念なことです。母校南門(私たちが通学していた頃の正門)横に記念植樹したツバキは、昨秋も花を咲かせてくれました。母校へお立ち寄りの際は、一度ご覧ください。
 
 毎日南門をくぐって母校に通っていた頃、市岡高校には個性豊かな先生方がおられ、生意気な私たちを感性豊かに育てていただいたと思っています。
 「スバル座」で「道」を映画鑑賞したことがありました。ジェルソミーナが男に捨てられ、男が去っていくシーン。神澤先生は国語の時間に「なぜ彼女はあのような手の振り方をしたのか」を解説して下さいました。皆さん、憶えておられますか。「人を愛することの大切さ」をあの場面を想いうかべながら、先生の解説を通して教えていただいたと思っています。
 わが家の屋上のプランターに、昨年たくさんの小菊が咲きました。そのちいさな白い花びらが、一枚一枚、まだ元気なのに少しずつ、薄紫に色を変え、見る者の目を楽しませてくれました。
12期の私たちも80代。元気でありたいと願いつつ、つつましく、鮮やかに咲く小さな花に、わが身を重ねあわせてしまいます。
アイルランド民謡で、賛美歌にもなった歌が好きなのでここにご紹介します。
 
春の日の花と輝く うるわしき姿の
いつしかにあせてうつろう 世の冬は来るとも
わが心は変わる日なく おん身をば慕いて
愛はなお緑いろ濃く わが胸に生くべし
 
若き日の頬は清らに わずらいの影なく
おん身今あでにうるわし されどおもあせても
わが心は変わる日なく おん身をば慕いて
ひまわりの陽をば 恋うごと とこしえに思わん
 

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