12期の広場

12期の広場

「12期の広場」は時空を超えて

8組 萩原貞雄
 「広場」はどこにあるのだろうか。遠い、遠い空の彼方にある様な気もするし、直ぐ近くにある様な気もする。「広場」はいつからあったのだろうか。ずっと昔からあった様な気もするし、ついこの前からの様な気もする。バックナンバーをクリックすればすぐ行けるのだ。
 そこには18歳の頃の多感で将来に対する不安と希望を抱いた若者がいる。その頃の友にも会える。でも話をした人の数は限られている。話す時間も少なかった。この「広場」で、記憶にある友の別の面を発見することもあるし、たくさんの新しい友とも出会えるのだ。
 一生懸命生きてきた証としての記録の数々だ。迷うことなく目標に 
2019年東京12期会で熱海へ。天然記念物の大樟の前で、
中央が萩原君
向かい、努力の末、学問、教育、仕事に天職を見つけた友。ボランティアで発展途上国に貢献した人。日本の各地に根を下ろしその地域を活性させた人。旅行記やトレッキング記は、素晴らしい写真で旅行気分にさせてくれる。海外から日本に里帰りするたびに歓迎の宴を設け、再会の喜びと友情を確かめ合う。くつろぎともてなしの時間が流れる。川歩きの旅は仲間と力を合わせて何年間も探求心を持ち続け、難行苦行の末、源流に達した。感動ものだ。絵や歌は職業であれ、趣味であれ、潤いや活力を与えてくれる。
 「広場」には多種多様な経歴の人がこんなにいるのだ。
「広場」は過去を遡り、今を語り、将来を話す場だ。過去から未来まで繋がっている。そういえばあの人は逝ってしまった。心温まる弔意文もある。何よりも本人が書いた記事がある。ここに行けばいつでも会えるのだ。行先の定まらなかった18歳の時から随分経った。
 今年は81歳、もう行先に迷うことはない。
 しばらく元気で「12期の広場」でお会いしましょう。

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