12期の広場

12期の広場

「12期の広場」2025春号のラインアップ

 4月です。ようやくの春、いよいよの春ですね。
 世の中、なにかと悩ましい事が続いていて、浮かれてばかりにはおられませんが、それでもようやく梅は咲き、桜も咲いていよいよ春本番です。55年ぶりの大阪・関西万博も4月13日が開幕日。会場は馴染み深い舞洲の隣の夢洲で、関西の祝祭気分はこれから高まるようです。私と言えば、それを楽しむのもそこそこに、短い春と酷暑の予感で、早々と肩に力が入っています。暖かいのは嬉しいこと、しかし昨年を越える異常な暑さだけは、“ひらにご勘弁”が本音と言ったところです。
 先日、市岡高校全体同窓会の会報「澪標2025」が届き「第97回選抜高校野球『21世紀枠』大阪府高野連推薦校」と題した野口監督の記事を読みました。21世紀枠の話は昨年の11月、東京の同窓生のE君から聞いていて、大阪府高野連のサイトを検索、確認していましたが、会報を通して理解が深まりました。結果として、第97回選抜甲子園出場は叶いませんでしたが、『古豪市岡』の伝統を担い、また新しい歴史を刻んだ野球部と関係者の皆さんに心からのエールを送りたいと思います。
 21世枠は「ハンディキャップを乗り越え奮闘した学校」「あと一歩届かなかったチーム」に与えられるもので、都道府県秋季大会で8強入り(参加校数が少ない場合)又は16強入り(参加校数が多い場合)の学校が対象。また「困難の克服」「マナー模範」「文武両道」が問われるそうです。昨年の大阪府秋季大会でベスト16入り、更に部員数の減少や複数運動クラブのグランド共同利用など多くの厳しい壁に向き合い頑張っていることが評価されたのですね。嬉しいこと、誇らしいことです。
 記事に「伝統を継承しつつ新たな歴史」、「オール市岡で」、「三本線を再び聖地甲子園へ」、「人々に感動を呼ぶチーム」をめざすとありました。力強く、胸にしむ言葉で、感謝しかありません。
 
 12期生の私達には、今でも胸が熱くなる「1959年夏の準決勝」の記憶があります。「ひろばリバイバル」として今号に再掲しますが、ただの部外者であった私も、硬式野球部の同期生の猛練習と情熱と努力、苦悩と挫折を目の当たりにしていました。下校時に聞こえた激しいノック音とスパイクの音、歯をくいしばり白球に突っ込む姿が、昨日のように生々しく蘇ります。「たかが野球、されど野球」と言い古されながらも、いまだに心とらえてはなさないこの感慨は、やはり「市岡野球」の歴史と伝統があってこそのものでしょう。
 
 さて「12期の広場」2025春号のラインアップは以下の二篇です。お楽しみ下さい。
1. 「アフターコロナ・貴重な体験をした物語」 ・・・・・・・・・・ 8組  末廣 訂
2. 「盛夏の思い出」(2013年 8月号より転載) ・・・・・・・・・・ 4組 寒川 詔三
以 上

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