12期の広場

12期の広場

「北野恒富」について圓尾君の講演会がありました。


 11月30日に「『北野恒富』を知っていますか」と題した此花区歴史研究会例会の講演会があり、6組の圓尾博一君が講演しました。場所は此花区民ホール、時間は午後2時からでした。
 案内用リーフレットとカメラ、筆記用具を準備し、早めに家を出て会場に向かったのですが、途中、駅のプラットホームで突発性のめまいに見舞われ、急遽、自宅に戻る羽目になり、参加を断念。おおいに期待をしていたのに不本意な結果になりました。私の次男によると関西の画壇では非常に有名な方で、東京出張時に開催されていた展覧会に出かけたことがあるそうです。
 北野恒富は明治から昭和前期に活躍された浮世絵師・日本画家・版画家で、リーフレットによると北野恒富は悪魔派と呼ばれ大・大阪画壇をリードしたフェミニスト、「東の清方」「西の恒富」と呼ばれた巨匠です。(ネットで画業と逸話など検索可です)また現在大ヒット中の映画「国宝」の背景とからめての講演だったようで、巧みな話の組み立てと語り口が想像され、また意気軒高な圓尾君にお会いできなかったのは残念でしかたがありません。
 同級生では6組の松田修蔵君と7組の上野裕通君が参加しました。上野君は講演会写真を送ってくれました。添付した写真がそうです。参加者は60人程度で講演は2時間弱、好評でたいそう有意義だったそうです。(記:張志朗)
 
圓尾君の講演会に参加して(7組 上野裕通)
 此花区民「一休ホール」3階の会場に入った時、本日の講師圓尾君と6組の松田君がなごやかに話をしていました。
 会場には、此花歴史研究会の人達がたくさん参加しておられました。年配の方々が多く、男女同数ぐらいでした。
  圓尾君は落ち着いた話しぶりで、聞き手にとっても分かりやすい内容でした。私が特に印象に残ったのは、北野恒富が描いた船場の「いとはん、こいさん」(健やかな肉体から、生き生きした精神のいきりがにじみ出しているような女性)が谷崎潤一郎作の「細雪」に大きな影響を与えたというくだりでした。圓尾君の話しぶりにも力が入っていたように思いました。
 講演終了後の参加者からの質問にも、分かりやすく丁寧に説明されておられた姿に、圓尾君の優しさが伺えました。
 帰り道、お茶でもしましょうかという話から、お腹もすいてきたのでということで、圓尾君の行きつけの「お好み焼き」屋さんに行きました。83歳二人と84歳一人の話の内容は豊富でしたが、やはり最後は、健康維持に関することでした。若い頃、家事労働をしなかった男子が、今ではそれぞれが家事労働に勤しみ、家内を大事にするように心がけ、長生きするようにそれぞれが努力している話になりました。
 圓尾君の講演会も良かったですが、昔懐かしい友達との会話も楽しめました。

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