12期の広場

12期の広場

「12期の広場」6月号のラインアップ

 6月です。先月末から日差しは一気に真夏のそれ、初夏の情緒もどこへやら、汗を拭き拭き「夏は来ぬ」を実感しています。
ヤマボウシ 撮影は5月21日 6月~7月の花であるが、今年は早く咲いていた
老齢の意気地なさから、いまだ半袖デビューはしていませんが、クールビズからスーパークールビズへとネクタイをはずす程度の工夫ではとても追いつけない感じです。
 この季節の小学唱歌で思い出されるのがまずは「茶摘み」、それから「夏は来ぬ」です。「茶摘み」は「夏も近づく八十八夜」とありますから、立春の2月4日から数えると5月初め頃。6月とは約ひと月ずれになり、やはり「夏は来ぬ」がぴったりかなと思います。歌詞が短く、憶え易く美しい旋律であったので私は大好きでした。
 改めて調べてみると歌詞が5番まであるようです。1番と2番は記憶があるのですが、3~5番は全く記憶にありません。少し長くなりますが、書きだしてみます。
  1. うの花の匂う垣根に 時鳥 はやもきなきて
                  忍び音もらす 夏は来ぬ
  2. さみだれのそそぐ山田に 早乙女が 裳裾ねらして
                  玉苗ううる  夏は来ぬ
  3. 橘のかおるのきばの 窓近く 蛍とびかい
                  おこたり諫むる 夏は来ぬ
  4. おうちちる川辺の宿の 門遠く 水鶏声して
                  夕月すずしき 夏は来ぬ
  5. さつきやみ蛍とびかい 水鶏なき 卯の花さきて
                  早苗うえわたす 夏は来ぬ
 なんと見事で美しい歌詞でしょう。この季節の風物を鮮やかに切り取っていることや奥深く風雅な情緒にあふれていることに驚きさえ感じます。「今、小学唱歌を読んでいます。」と便りをくれた友の気持ちが腑におちます。人生いろいろ、しみじみと生きてはどうかと言われているようです。ちなみに「夏は来ぬ」の作詞者は佐佐木信綱となっていました。
 もうすぐ梅雨ですね。今年の梅雨がやさしい恵みの雨であることを願いたいものです。

 さて、「12期の広場」6月号のラインアップは以下の通りです。お楽しみ下さい。
  1. 第6回 荒川・川歩き (平成27年4月28日~29日)」   5組   泉  信也
  2. 思い出を綴る  (5)」               3組  石井 孝和
  3. 奈良歩こう会に行ってきました」            7組   張  志朗
以 上

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