12期の広場

12期の広場

「奈良市岡歩こう会」に行ってきました。

7組  張 志朗

 5月17日、奈良市岡歩こう会主催の春の例会に行ってきました。コースは生駒山上から生駒縦走コースを経て奈良側の近鉄生駒線元山上口駅までの約11キロです。案内状にこうありました。「春の歩こう会は、役行者の開いた元山上千光寺を訪ねます。生駒山上までケーブルカーで登り、下りの多いコースです。新緑の生駒山を下ります。足元が悪い所があるのでしっかりした靴でご参加下さい」
 久々の山歩き、それも11キロです。前日からリュックやトレッキングシューズその他、念をいれて準備し、朝7時半に家内ともども家を出ました。
緑のトンネル。私はへばってしまいかくのごとく最後尾です
 前々日まで雨が続いたのですが、この日は文字通りの五月晴れ、視界は極めて良好。初めて乗ったケーブルカーからはるかに見下ろす町並みや両側の新緑が実に美しい。スタートは生駒山山上遊園地です。
 参加者は32名で、お世話をして頂いている13期の中務さんが先頭、同じく13期の倉光さんがしんがり。10時すぎに出発です。12期は久保田靖子さん(1組)、古藤知代子さん(3組)、私の3名と家内です。関西の各テレビ局の鉄塔群を右に左に見ながら徐々に下って行くのでのんびり青空を見ながら歩いていたら、いきなりの急な下りです。先の雨ですべり易くなっていたため、足元には細心の注意が必要。20~30分も歩いていると膝と太ももに負担がかかっているのがよく分かり、先行きが心配になりました。
 生駒山は海抜642m、大阪平野の眺望を楽しめるだろうと思っていたのですが、ひたすら足元のみを見なければならない状態で、それどころではありません。
 日頃、見慣れている生駒山はなじみ深いなだらかだけの山ですが、やはり山は山、分け入ると木々は高く深く、また登り下りは一筋縄では行きません。ひたすら黙々と下ります。私は普段からスポーツらしきものはなにもしていないのですぐにへばりますが、久保田さん、古藤さんはじめ参加者の皆さんは健脚で、いつのまにか私が最後尾です。
 しかし、さかんに鶯が鳴き続け、さながらその鳴き声のトンネルを歩いているよう。見上げれば木漏れ日と透け見える薄緑が優しくそして美しい。存分に森林浴を楽しみます。
 ようやく平地に出て、暗峠への分岐あたりで小休止。谷筋の細長い棚田では農家の人が田植え前の準備を忙しそうにしていました。山でマラソンなのか、ランニングスタイルの人達が駆け足で追い越していきます。若い人達だけだろうと思っていたら、40歳くらいの女性までおられたようで、頑張っているなあと感心することしきりです。
 昼食場所の休憩所まであと少し。その直前の長い登りがこの日のコースで一番きつかった。コンクリート舗装の道を前かがみでひたすら登ります。山ですから登り下りは当たり前と思いながらも身の程を思い知らされました。
 昼食はこじんまりとひらけた休憩所でとりましたが木立が取り囲み、その新緑が一段と瑞々しい。(集合写真をご覧ください。)ようやく座ることができました。またペコペコのお腹におにぎりが大層おいしい。驚いたことにここで今年初めての蝉の鳴き声を聞きました。
 恒例の参加者皆さんの自己紹介です。最高齢者は高校2期の方、もっと若い方が高校22期でもっとも多く参加されたのが、中務さん、倉光さんと同期の13期でした。13期は昨年、思い出の高校修学旅行コースを30数名で再訪したそうです。
2015春「奈良市岡歩こう会」全員集合です。

 昼食後、千光寺に向けて出発です。またしばらくきびしい下りが続きました。食後で元気は回復しているとは言え、腰に疲れがたまります。ようやく緩勾配になった頃から右手に渓流が出てきてその沢の音に励まされながら下ります。気分は一気に清々しくなり、朽木を拾って杖替わりしたのも幸いしたのか、快調です。

ようやくたどりついた千光寺のお堂です。

 千光寺は開基が役行者。大峰山(山上)を開くまでここで修業をしたそうで、行場は今も残っているそうです。そういえば途中の立派な竹林の傍に行場を示す道しるべが幾つかありました。山門は石造の階段を登ったところ、境内はそう広くはありませんが歴史を感じさせる佇まい、ここで参拝をかねて小休止です。休憩中、山門下の小さな滝で、これも今年初めてトンボが群れ飛ぶのを見つけました。

トンボを見つけた小さな滝
清滝石仏群付近です。
磨崖仏の貝吹き地蔵。

 ここから清滝石仏群を右に左にしながら、ゴール地点の近鉄元山上口駅に向かいます。この付近は道もなだらか、石仏と清流と豊かな緑で独特の雰囲気があります。八尺地蔵、五智如来、はらみ地蔵、ほら吹き地蔵などの磨崖仏や小さな石仏がみられました。特に苔むした磨崖仏の貝吹き地蔵には感動の一言。出発時にもらった案内図によると八尺地蔵は鎌倉期だそうです。
 いよいよゴールの元山上口、全員無事に完歩です。足や腰に痛みはありますが、ゴールは素直に嬉しい、またその達成感格別のものでした。再会を約束してここで解散となりました。

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