12期の広場

12期の広場

『リレー投稿』  - つれづれに -  ②

 ボウリングといえば誰でも一度はした経験があるはずだ。
 ボウリングの歴史は意外に古くて、紀元前5200年頃エジプトで子供の墳墓よりボウリングの原型とされる石製のボールとピンが発見され、これがルーツとされている。日本に最初のボウリング場がオープンしたのは、1861年のことで場所は長崎の出島である。
 我々が高校を卒業して10年後の1970年は、大阪万博が開かれた年で吹田市のあの広い会場に世界各国の展示館が立ち並び、とりわけアメリカ館はその前年にアポロ11号が持ち帰った月の石を展示していて、それを見るために連日長い行列ができていた。その同じ年にボウリング史上では、中山律子プロがテレビ中継の決勝戦で、女子プロ第一号のパーフェクトゲームを達成したのである。美人の彼女が毎日のようにテレビに登場していわゆるボウリングブームと言われた時代で、誰もが少し上手くなるとプロになろうかと冗談をいうほど手軽で身近に思える競技だった。
若い頃そんな時代にも全く興味を持たなかったのに、今年の春からボウリングを始めることになったのは、「ボウリングは怪我が少なくて、なおかつ適度な運動量がありマイペースで一人でも遊べる年寄には最適のスポーツだ」という友達の言葉についふらふらと乗せられてしまったからである。
ボウリングを始めるといってもとにかく会場を覗いたこともないので、友達と一緒に行きボール選びから持ち方、基本の動作は4歩で投げるなど色々なルールまで教えてもらってから初めての投球だった。言われたようにとりあえず投げた球が転がると思ったのにスルスルと滑って行くと、いきなりピンを7本も倒したのには自分でもびっくりする予想外のことであった。ボウリングって面白いと、料金の安い早朝や別の店の日曜夜の投げ放題に、時々通うようになったのはこの時からである。下手でもまぐれでストライクが取れるのもボウリングの良さで、スコアが100を超えたときにはヤッタ!と嬉しいし、5ゲーム終わって帰る時にはまだデパートも開いていないというのも何か朝から時間を得した感じである。通勤ラッシュ時の電車に乗るのも物忘れが多くなった脳を活性化するような気がしてくる。
先日ある新聞に“ボウリング団塊世代に人気”というタイトルで、安くて手軽に楽しめて仲間もできて健康維持になるので、この10年間で40万人もボウリングをする人が急増していると載っていた。お店のほうも来た客が長続きするようにスタンプをためると靴やボールを安く買えるようにしたり、初心者のための健康ボウリング教室(6週連続で毎回2時間半、ゲーム代,貸靴代他参加に必要な費用すべて込みで2000円)を開いて終了後は同好会を作ってくれるので、その雰囲気は本当に賑やかで楽しそうだ。
 私の行った教室は少し遠い別の店だったので同好会に入らなかったのは少し残念で、友人達にそれとなく話をしても若い頃にしたよ・・と関心がないので今でも一人遊びをしている。 上手くならなくて嫌になる時もあるからいつまで続くかわからないが、せっかく始めた事だから長く続くためには頑張るより面白いと思える程度にしとくのがいいようだ。
若い頃に色々なことを経験していればハードルも低いが、今からでも新しい事を始めるための時間だけはあるはずなのでまだまだ知らない世界を広げたいと思っている。
(玉手箱)

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