12期の広場
12期の広場
2017年3月1日
スケッチを楽しんでいます。

「神戸スケッチ会」のことを少し書きますと、発足して10年。絵を画くことを趣味にしている会員さん15名程度(最高齢者は83才で60才台が主なメンバー)の自由で気楽なグループだそうです。例会はその月の第二日曜日。午前10時に予定された場所に集合して、思い思いにテーマーを決めて午後2時までスケッチ、その後、出来上がった絵を並べて全員で合評会をしておられるそうです。スケッチをする場所は神戸市内が中心ですが、時には東は尼崎、西は加古川あたりまで足を延ばすとのことです。
酒井君は現役商店主。平日は午前9時から午後6時過ぎまでしっかり仕事をこなし、休日は町内会の所用やその他地域行事などへの参加があり、毎回参加と言うわけには行かないようですが、なんとか時間をやりくりして積極的に参加しているそうです。
2014年7月号の「12期の広場」で彼のスケッチ(タイトル-「私のスケッチブック」)を紹介させてもらった事があります。そこに以下の文章があります。
『「6インチの荒目ヤスリ」、「1000番の耐水ペーパー」、「0.7mmのストレートドリル」、「K18の6mm引輪」、「シルヴァー3mmのパイプ線」、「0.5カラット用Pt DIA 6本爪」などなど、小学校教員をやめて45年、毎日、ノギスと時計用ピンセットを片手に、細かい宝飾品パーツや時計部品を扱い続けています。縁あって5~6年前くらいから一級建築士の建築デザイナーの指導を受けながら、グループで街のスケッチに出かけるようになりました。「ここで」と思ったら3~4時間、座ったまま。スケッチブックと格闘していますが、いつも時間不足、技能不足で引き揚げる始末です。』
今回私が店舗兼自宅を訪れたが夕刻。奥様も同席されコーヒーを頂き、作品を拝見しながらお話ししました。
酒井君は「びっちり4時間、ただ絵を画くことに没頭できるのは、雑事に追われる日常とは全く異なった格別のものです。ただ腕前が上がらないのが残念」と笑っていました。
神戸は北が緑一杯の六甲山地、南が豊かな大阪湾、それに抱かれるように美しい市街地が広がっています。また由緒ある神社、仏閣、ポーアイと呼ばれる人工島や、異国情緒豊かな港の風景と有名建築物群、そしてそこに息づく人々の生活など、スケッチの対象には事欠かないようです。
奥様が「神社でスケッチしていると普段はめったに聞かない太鼓の音が響き、巫女さんが緋袴を風にそよがせ通りすぎます。港のスケッチでは行きかう船の汽笛がボーと聞こえます。長く神戸に住んではいますが、こんな所があったのかとの新たな気づきにちょっと驚いたりしますね」と話してくれました。あのいまわしい震災の記憶がよぎるだけに、なにげない神戸の日常をスケッチすることの喜は、ひとしおしみじみとしたもののようです。
朝早く起き、弁当を作り、スケッチ用具を肩にかついで出かけるそうです。そして現地への行きかえりもワイワイガヤガヤと楽しく、スケッチに夢中になってお弁当を食べるのを忘れることもあったそうです。また作品をポストカードにした所これが好評、作品展会場で品切れになったそうです。
無理を言って奥様の作品も掲載させて頂くお許しをいただきました。酒井八郎君の作品と併せてお楽しみ下さい。
( 張 志朗 - 記 )
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