12期の広場

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「マルオヒロカズ ガラス絵展」に行ってきました。

 10月14日の土曜日、8組の岸川常正君と一緒に、「マルオヒロカズ ガラス絵展」に行ってきました。
 岸川君は「ガラス絵展」が初めてで興味津々。会場は大阪市内の谷町4丁目近くのカフェ&ギャラリーの「路地カフェ」です。文字通り、ビルの谷間の「路地」の突き当りで、木造平屋の工場をセンス良くリニューアルしたスペースでした。木造の屋根トラスをあらわしに、そこに今風の照明器具と天井回転翼が温かい雰囲気をかもしだしていて、圓尾君の人柄と「イーハトーブ」と題する「ガラス絵展」にピッタリの会場でした。
 宮澤賢治の世界に材をとったガラス絵が16点、不思議の国のアリスに材をとった小品のガラス絵が6点、その他に油彩が2点、展示されていました。
 たくさんの方々が見にきておられ、なかなかの盛況。子供を連れてこられた方もおられて、アットホームな「ガラス絵展」でした。
 私は「ガラス絵展」を見るのは二回目です。圓尾君の話によると、ガラス絵は4層構造になっているそうです。ほとんどの作品が、背景に多様なホログラムシートを使用し、それから隙間をあけてガラスをはめ込み、それに絵を画いています。ガラスには両面から絵が描かれており、絵の具もさまざまな種類を使われていました。ステンドグラスのようにしっかりと縁取りされたもの、薄く彩色され背景が透けて見えるものなどがあります。一般的な油彩の布カンバスとは異なり、独特の魅力がありました。
 画題も「銀河鉄道の夜」に始まり「チェロ弾きのゴーシュ」まで、バラエティに富んだ楽しさ一杯。「いろいろなことにチャレンジしています」の言葉に圓尾君の絵画制作にかける情熱を感じました。
 圓尾君から岸川君とともに「鹿踊り」の前に立っていろいろ話を聞かせてもらいました。
 圓尾君と岸川君は学部はことなりますが、大学が同じです。なつかしい大学時代の話、特に学生寮の今と昔に話がはずんでいました。訪れた日が異なりますが、八島平玐君も同じ大学です。
 岸川君は「絵画制作に打ち込んでいる圓尾君の姿とその作品に感動」と話していました。久しぶりのことですから圓尾君と3人で一献酌み交わしたいと思っていたのですが、多くのお客さんが居られたので誘うのを遠慮して、岸川君と二人で一杯やって帰りました。
 私は、「ガラス絵展」に先立ち、9月20~24日に開かれていた、「第77回関西美術文化展」の圓尾君の出品作品を見に行っています。その時の作品「かはづ問答」を貼り付けますので、併せてご覧ください。
(左が「かはづ問答」で右がガラス絵の「鹿踊り」です。)

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