12期の広場

12期の広場

「同窓会33年によせて ③」 

5組 段中 文子 (旧姓 高田 )
 
 
 1995年堂島ホテルでの卒業35周年記念同窓会。左から、
梶、高橋、今田、津田、鈴木さんの皆さん。右端が私です。
 12期の同窓会を今年で一応終了しようという話が6月30日の幹事会ででた時に、ああいよいよそんな歳になったのだなと感無量でした。 
今年で33年13回もの同窓会のお蔭で、市岡に学んだ時にはクラスが同じになった人とだけの知り合いが、今ではクラスも関係なく学年全体でお付き合いできるお友達になっているのは何と言う幸せでしょう。長年色々な分野で立派なお仕事をされてきた皆さんと、同期生というだけで対等に話をさせてもらえるなんてとても有難いことだと思います。
 同窓会が始まったのは、1985年(昭和60年) 卒業25周年 ホテル東急イン梅田からですから今年2018年(平成30年)10月28日のクライトンホテル迄、33年間13回の同窓会を重ねています。30年以上も前の事を思い出すのはちょっと無理なので、まず写真の整理からはじめました。初期の頃はアルバムに収めていましたが、後半は封書のままなので全部揃うだろうかと心配しながらの作業でしたが、揃ったときは嬉しかったですね。
 写真を眺めていると、誰もが笑顔で語り合っている様子が浮かんできます。その中にはもう逢いたくても会えない人達もいて、寂しい思いと共に貴重な写真になっています。
後列左から酒井、川西、新田さんの皆さん。前列左から張、平野、私、
武田さんの皆さん。2000年、グランビア大阪「レストランアブ」です。
 
 毎回そんな写真の数々を食事もとらずに写してくれていたのが、5組の川西庸雄さんです。 市岡高校の写真部から始まり、仕事をしながら同窓会の写真撮影、現像、焼き増しと、一人で引き受けてくれていました。 私も同じ5組だったので、「そんなに写真ばかり撮らないで何か食べたらいいのに」と毎回声を掛けるのですが、夢中でカメラに向かっていました。「写真を見れば学年全員の名前が分るのは僕くらいだろう」と言っていたので、撮影しながら一人でも写し漏れがないように、名前を確認していたのだろうと思います。残念ながら前回の2016年のクライトンホテルでは、もう彼の姿を見ることが出来ませんでしたが、その活躍ぶりは今でも忘れがたく感謝あるのみです。  
 
 いつも思うのですが、1,2組の女性達の華やかな事、
 2014年クライトンホテル。毎回出席
してくださった北村先生を中央に、左か
ら金本、鈴木、私、軽矢さんの皆さんです。
若い人から見れば年相応と言われるかもしれませんが男も女もさすが市岡卒業生だけあって、賢く良い年の取り方をしていらっしゃると、嬉しくながめています。3組以降は女性の数が少なかったので、クラス写真では女性の減っていくのが寂しいです。私のクラス5組では今田尹久子さんだけがいつも顔を見せてくれますが、3回目のホテル堂島では6人も揃っています。鈴木良子さん、津田田鶴子さん高橋津奈子さん、梶英子さんとそれぞれの事情があってなかなかお逢い出来なかったのですが今回は最終回なので、またお声掛けをしてみようと思っています。
 第6回は2004年 市岡高校創立百周年を記念して母校内に建設された記念会館で同窓会を開催したので、卒業後はじめて学校を訪れた人も多かったことでしょう。舞洲の市岡の森に12期生がソメイヨシノを植樹したのもこの時で、毎年舞洲のお花見に集まるきっかけとなりました。同窓会がなくなっても市岡の森に行けば皆に逢えると思えばもう安心です。
 
 2004年母校創立100周年記念会館での同窓会。「自彊の鐘」の前で記念撮
影した内の一枚です。前列左から、北村先生、御崎先生、江本先生、福井先生、
田中先生、吉田先生です。
 
 第9回は2010年3月4日。ホテル大阪ベイタワーで卒業50周年を祝う同窓会です。
 当日は朝から雨でしたが在校生の卒業式に招待されて40数人が式典に参列させてもらいました。控室から会場までは廊下の両端に並んだ生徒達が拍手で歓迎してくれて嬉しい交流となりました。午後からは学校近くのホテル大阪ベイタワーでの同窓会でしたがこの時の参加者は先生5名を合わせて74名と大盛況でした。
 卒業50周年を記念して創られた文集「みをつくし」を覚えておられますか?
 恩師の原稿5編と学友45編 合わせて128ページの素晴らしい冊子です。久しぶりに読んでみると、卒業後50年の生き方がにじみ出るようで、バラエテイに富み、真面目ななかにもユーモアがあり、本当に面白くて引き込まれました。在校中に作った文集と違うのは、生きてきた歳月の重みでしょうか。ぜひ再読されることをお勧めします。
 大阪での同窓会は今年で最後となりますが、忘れてならないのは東京12期会の存在です。
 東京在住の人達を中心に20名程が、二年毎に集まり交友を深めています。催しをするときには大阪にも声を掛けてくれるので、昨年11月はカナダにお住いの山本(古荘)久美子さんも加わり酒井八郎代表幹事をはじめ7名が参加して、東京組とともに24名が集いました。
 霞が関ビル35階での同窓会と、翌日のスカイツリー最上階からの眺望は、首都東京のすべてが分った気分になりました。今迄にも2005年の箱根小旅行、2006年の熱海初島と参加しましたが、大阪から来てくれたといってはいつも大歓迎を受けました。
 全国から同窓生をお迎えする大阪の同窓会で、この暖かいおもてなしをしっかりとお返することが出来たら最高に嬉しいです。10月28日のクライトンホテルの最後の同窓会では、出来るだけ多くの人と笑顔を交わし、語り合いたいものです。

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