12期の広場

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利根川 川歩き感想


6組 大石橋 宏次
 

 9回にわたる利根川河口から源流に至る川歩き(私は8回ですが)を終えて、強い達成感に浸っています。子供時代を関西で過ごした私は淀川、大和川などなど関西の川にはなじみ、親しみがありましたが、成人後東京に来たため、あまり関東の川には親しみを持つことはありませんでした。

 

 今回の利根川歩きを通じて、川沿い各地の風景や人々、古い宿、点在する旧跡などに接し、これまで味わったことのない感動を覚えました。そしてこの川が親しみを超えて、好きになりました。


 こんな機会を与えてくれた川合君、榎本君、そして楽しくまた厳しい時に支えながら共に歩いてくれた泉君、山田君、西條君に心から感謝しています。

 次回(荒川?)が楽しみです。そして参加者もさらに増えればと願っています。


<川歩きでのエピソード>

 今回の川歩きでは、毎回毎回、その地域の人情、風景、特産品などとの新鮮な出会いがあり、素晴らしい感動とともに貴重な想い出として残っています。これらは川合兄のリポートで、詳細かつ見事な文章で述べられていますので、ここでは、私事で恐縮ですが、この行軍で発見した自身の身体的欠点に対する対処法について話してみたいと思います。

 難しそうに書きましたが、何のことはない、足指にできた血マメへの対策です。 1日20キロ、2日で40キロ程歩くと、30キロあたりから右足の親指の付け根付近にマメができ、だんだん大きくなっていくのです。それはそれは痛いものです。しかし、同行の諸兄に心配をかけてはいけないと思い、平静を装い、我慢して歩きました。これが初参加の第2回川歩きのことでした。

 これに懲りて、次の第3回では、履き慣れた靴でしたが、大事をとって中敷きを厚くするなどの対策をとって臨みました。にもかかわらず、全く効果なく、帰路は悲惨なものでした。さらに第4回でも発泡スチロールを挟み込むなど懸命な努力にもかかわらず、結果は同じでした。

 実は、私の右足は、中学時代にバスケットボールをやっていたため、軽い外反母趾なのです。左足は全く問題なく、右足だけに血マメができるのはこれが原因と考えられます。外反母趾とは親指が他の指の方へ曲がっている状態ですから、これを矯正するには親指と人差し指(足指ではなんと呼ぶのかしら)の間にものを挟めばいいわけです。

 そこで、第6回では親指を丸めたチリ紙で巻き、スペーサーにしました。するとどうでしょう。40キロ歩いた後もマメはできなかったのです。親指をチリ紙でクルクル巻くだけで、これまであんなに苦しんだ血マメと決別できたのです。第7回以降はこの方法で全く快調に歩くことができました。次の川歩きを楽しみにしています。


“利根川 川歩き感想” への2件のフィードバック

  1. 川村浩一 says:

    大石橋さん、こんにちは。
    1年5組の川村です。榎本君、川合君、泉君、山田君とはその後もよくお会いしていますが、大石橋君とは永くお会いする機会がありませんでした。
    紅顔の美少年でしたね。写真では面影があります。

  2. 張 志朗 says:

    「川歩き」になんども「血マメ」の話がありました。私には経験がありません。鈍感な私がそのリアリティを実感したのは貴君が書いたエピソ-ドからです。工夫をこらした結果のチリ紙巻きで「血マメ」が出来なくなった話しに突然にその痛みが我がことのように感じられました。我ながらけったいな話しです。
    「川歩き」300kmは体が悲鳴を上げる、まさに難行苦行。であるからこそそれを通してしか得ることが出来ない感慨がきっとあった事でしょう。傍観者にはその権利はありませんが、こうして思いを共に出来た事を嬉しく思います。
     暫く会っていませんね。会えるのを楽しみにしています。

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