12期の広場

12期の広場

読書感想文のこと

北村 彰一

 12期生の皆さんの入学された四月、私は新卒で市岡に採用して頂きました。

 夏休み前、市岡社会科の伝統ある読書感想文を江本先生のご指導もあり宿題として出しました。

 百冊ほどの本を参考にプリントし、自由に決めてもらいました。9月良く読まして貰いすぐ返すべき成績物ですが授業中に利用出来ると思い保管し3月に返し忘れました。

 ずっと持っていたいという潜在心理があったのかも知れません。宿題を拝見し解説などの丸写しでなく、年齢以上の深い思想、洞察力を発見しました。さすが学区のトップクラスの方々と納得しました。返却時、誰かが批評が無いといわれましたが、軽率に書けない状況でした。

 その後のご発展、「みおつくし」(注:卒業50周年記念文集)の記事、「12期生の広場」より知らされることは当然予想されることだったのですね。「栴檀は双葉より芳し」は褒めすぎでしょうか。       

 選んだ本は戦後十年余りの世相、世界情勢を反映していました。

 55年で世界は変わり宇宙ロケットの講演を拝聴させて頂くようになりました。1957年赴任の年、ソ連の初の人工衛星の発する電波音を宿直室で聞いたのを覚えています。

 さて多数の宿題がまだ手許にあります。ご希望の方は、現住所明記でお知らせください。罪滅ぼしに郵送させて貰います。

 数人一枚目が紛失し名が判らず返せない方がおられます。転校生とかなりの方の作文が残っていて世の中いろいろを感じます。

 みおつくしの上野さんの記事によると12期同期会は十回になり私は運よく全部出席出来ました。


“読書感想文のこと” への1件のフィードバック

  1. 榎本進明 says:

     11月3日に北村先生からお電話をいただきました。感想文を送るから住所を教えて欲しいとの内容でした。体調が悪く同窓会には参加出来ず、感想文を受取ることが出来なかったのが残念でたまりませんでした。ところがこのお電話で急に返して戴けることが決まって大変嬉しかったです。そして11月7日先生から封書が届きました。ハサミで封を切る手が震えました。出てきたのは予想外に綺麗な(変色していない)原稿でした。そしてお手紙が添えられていました。ホームページ立ち上げのお礼と病気の本服を祈念するとのお言葉をいただきました。先生の繊細なお心遣いに感謝しています。本当に有難うございました。
     感想文を読みました。中身より文字の懐かしさ、筆跡とは55年の歳月を経ても変わらないものだなと感じました。そして誤字のたぐいは言うまでもないですね。何よりも驚いたのは、この頃の思想(考え方)は今の自分に確実に引き継がれていることでした。そして、今の自分にはない「大胆さ」も有りました。この年代を羨ましく感じました。
     結局5枚の原稿用紙を5回も読み直しました。自分の息子や孫から何かを教わった気分です。今も「自由」という言葉が好きで、誰にも干渉せず、誰からも干渉されずに暮らしていますが、人とのつながりを大切に生きています。
     このように考えさせられる機会を与えていただいた北村先生に紙上をお借りして感謝とお礼を申し上げます。有難うございました。
    平成24年11月8日 8組 榎本進明

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