12期の広場

12期の広場

第5回 荒川・川歩き(平成26年4月20日(日)~4月21日(月))

8組 榎本進明
 

 今回の川歩きで残念なことは、利根川9回、荒川4回、すべて出席・皆勤賞の川合君が体調不良で欠席したことであります。計画延期という手もありましたが、治療が長引くかもしれないので決行することにしました。筆者も一昨年7月に体調を崩し入院したので、9月30日~10月1日の川歩きを半年間延期していただいた経緯がありました。彼の心情を察すれば忸怩たる思いがあります。宿まで交通機関を利用して来てもらうことも頭に浮かびましたが、ご自身しかわからない身体の調子を筆者も経験しましたので、今は治療に専念していただき、一日も早い快復を願わずにはいられません。

 2月に召された村木君に献杯をして偲びました。宿の夕食で、二日目の昼食で、最後の打上げで、「ケンパイ」を捧げました。「川歩き」のいいところは、まるで「一泊~二泊旅行」をしているようで、友人や家族のこと、趣味や高度の学術的?なことを長時間話せることです。歩いているので地元の文化や人との交わりが(交通機関利用より)遥かに多く持てます。小学生の女の子3人連れに道を聞いたとき、自転車をゆっくりと走らせ目的地まで先導して連れて行ってくれました。おかげでこちらは早足となりましたが、そのやさしさが嬉しくいい思い出になりました。

<第1日目>

 前回(第4回昨年10月)の最終地点・西武秩父駅に10:00集合。天気は曇りで肌寒い。秩父公園橋まで戻ったのは、「日本最大級のハープ橋・日本の橋100選」の橋を渡って左岸に行くのが目的。秩父34箇所札所巡りをしている個人・ご夫婦・団体客と川歩きをしている我々が同じ方向(上流)を目指して歩きます。
24番札所の光智山・法泉寺で休憩。116段の階段を登り泉君が代表してお参りしてくれた。あとの4人(西條、大石橋、山田、榎本)は階段の下からお参りして茶店で休憩。登る気もなかった。お賽銭はコーヒー等の飲み物に変わっていた。もっぱら腹ごしらえと体力温存に気持ちは向いていた。



 昼食はセブンイレブンの奥の空き地でとる。弁当はここで買えばよかった。重い思いをして駅から持ち運んだことを悔やむ者あり。あくまでも結果論だと揶揄する者あり。いつも愉快な昼食風景だ。


 昼食後は浦山にある歴史民俗資料館に立ち寄る。立派な箱モノだが客はいない。獅子舞が有名なのと、昔の打上げ花火の大きな筒には驚いた。

 

 

 ゆっくりもできないので道中を急ぐ。途中鯉のぼり用の丸太を立てていたが真っ直ぐの檜で長さ10メートルを超す立派なもの。個人の持ち山で伐採したもので代々使っているとおかみさん。近所の男の人が4~5人手伝っていた。作業が終われば一杯振る舞うので結構忙しいと笑顔で話していた。いいご近所付き合いだ。

 秩父市はしだれ桜とそばの里と呼ばれている。もう遅いかと思っていたがまだきれいであった。いたる所にしだれ桜が道路端に咲いていて目を楽しませてくれる。生まれて初めて見る光景であった。29番札所長泉院を経て青雲寺に着く。ここのしだれ桜は有名。しかし、ときすでに遅く盛りを過ぎていて残念。でも記念写真を1枚。隣接する若獅子神社の春祭りの御神楽を見て再度道中を急ぐ。途中道の駅「あらかわ」で今日最後の大休止。目的地三峰口駅に着いたのは17:00ごろ。宿のご主人と奥さんが迎えに来ていました。やれやれの第1日目でした。雨が心配でしたが恵まれました。



<第2日目>

 雨模様の空も出発の9時前には雲も薄れて大丈夫のよう。今日は天気の動向を見ながらの行程となりそうで、どこで引き返すか、頭に入れながらむつかしい1日となりそうだ。

 

 道は荒川沿いにあるが一般国道140号線。ほとんど側道はなく大部分国道を歩くことになる。歩道はところどころなくなって自動車に注意しながら歩くので疲れる。それだけ荒川の谷が深く道幅が取れないのである。

 

 歩き始めは側道があり新緑を楽しみながら右岸を歩く。2キロほど歩くと左岸に渡るしか道がなくそれから国道を歩くことになる。昼食まで荒川を左に見てひたすら歩く。11時ごろ右岸に縄文人居住跡と書いた県指定の洞窟が見えたがそこへ行く道が見当たらない。

 

 12時前には道の駅大滝温泉に到着、少し早いがそばの里の本場のそばを食す。もちろんアルコールも入った。ここから先へ進むか、進むとなればどこまでか、ルートは?バスの時刻は?ちょっと中途半端な時間の状態。アルコールが入ったのはこのためである。荒川の川面まで降りて遊んだり、観光協会で道中を聞いたり、地図を見たり、時間をつぶして結局一番楽な温泉に入ることにした。もうこの後はリラックス。14:42のバスまで温泉に浸る。西武秩父駅でいつもの食堂で打ち上げて無事終了した。

 次回予定は9月とした。「源流の碑」までは行けるが、その先の甲武信ヶ岳頂上まではもう1泊必要となるだろう。次回幹事を仰せつかったのでいい計画にしたいと思っている。



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