12期の広場

12期の広場

「12期の広場」 5月号のラインアップ

 5月、皐月です。花が咲き乱れ、新緑が目に映える美しい季節になりました。戸外に出れば柔らかい日差しにつつまれ、自然に足どりものびやかになり、頬をなでる風は実に気持ちが良いものです。
 うららかな陽気に誘われるように、ちょっと離れた公園(「桜の広場」と呼ばれている)までカメラを持って出かけてみました。それは山の南斜面に開発されたニュータウンの裾にあたる場所にあります。一帯は北側が林立するマンション、南側が木々が生い茂る自然のままに残されています。
 道すがら、メタセコイアの巨木の木立の中を通るのですが、昨冬、雨のように葉を落とした紡錘形の枝先には薄緑の若葉が見事に出そろって紗のカーテンそのものの風情です。キジバト二羽が羽根を休めていました。公園とそこへの小道は呼名のとおり沢山の桜が植えられており、もともとの雑木とあいまって視界は緑一色です。ちょっとした森の感じで、歌うような鶯の鳴き声や鳥のさえずりが響きます。足元には可憐な草花とつつじの群生。つつじは蕾が大きく膨らみ、すでにところどころで大ぶりの花を開いています。サクランボウの実を付けた桜も数本見受けられ、また桐の巨木になんと紫の花が咲いていました。下手な写真を添付しますが、ご覧ください。

 5月5日の端午の節句が立夏です。立春も、立秋も、立冬もその季節感がピンとこなかったのですが、立夏はそうではないようです。1時間ほどの散歩でしたが、汗をかきました。柔らかい日差しにやけつくような初夏のそれがたしかにあります。皐月は田植えがさかんに行われ、早苗を植える月と言うのがその由縁だそうです。苦手な夏が近かいとは言え、5月は始まったばかり。原稿を書きながら、薫風に身を任せてふらっとどこか行こうかなどと考えています。
 さてわが「12期の広場 」5月号のラインアップです。今月号は2編で以下の通りです。お楽しみ下さい。先日、九州の文屋久子さんから『「市岡高校12期の広場」楽しく読ませていただいております。忙しい事と思いますが、楽しみにしている私のような者がいることを覚えていてくださいね。』との葉書を頂きました。うれしい話で感謝、感謝、力が入ります。
 
 1.  「市岡の森のお花見に行ってきました」           7組  張 志朗
 2.  「美術展と東京メンバ-」                    5組  泉 信也
以 上                  
 

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