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「12期の広場」 8月号のラインアップ

 自分の住んでいるところを褒められたり、敬われたりすることは大変嬉しく気持ちの良いことですね。実は6月中旬~下旬にトルコを旅行したときにそれを経験しました。120年以上前からトルコ人は日本が好きであるとガイドが何度も何度も言い、子供たちは小学校の教育で必ず日本の串本町のことを教えられているというのである。和歌山県串本町の海で遭難し多くのトルコ人が受けた恩を決して忘れてはならないということである。紙面の都合上詳細は省くが教育の重要性まで影響を受けたようであり、今日のトルコがあるのも日本と串本町のお陰とガイドさんは思っている。

 それが実感できたのは二日目のエーゲ海に面したホテルに着いたあと、海岸を散歩したり写真を撮ったり膝まで海に浸かったりしていると、海に入っていたトルコの子供たちがニコニコしながらなにやら話している。「こんにちわ」と声を掛けると応えてくる。「こんにちわ。ジャポーニア?」「エベト」頼りないが会話をする。そして「バイバイ」と何度も何度も手を振りながら去って行った。

 大人の人も海から出て近づいて同じように「ヤーパン」やら「ニホン」と言いながら握手を求めたり息子や娘に何か言っている。きっとこの人たちは日本人だよと言っているようだ。

 子供たちもニコニコして手を握りに来る。やはり本当なんだ。ガイドさんは2002年の日韓ワールドカップでトルコ対日本の試合、串本町の小学生たちがトルコの応援をしてくれたこと。そして勝てたこと。最終的に3位になったこと。その他たくさんのお話をしてくれました。

 折りしも6月のトルコでは現政権批判のデモが渦巻いていた。そのようなことを微塵にも感じない旅でした。政教分離が徹底されて国民の90%が回教徒の国と感じさせない。国民から建国の父と尊敬されている初代大統領アタチュルクが実は日本人の教え子で、日本の精神文化を学んだことが代々伝わっているのかもしれない。考えさせられた旅行になったのは確かでした。

 
 


 さて、8月号のラインナップは以下のとおりです。夏本番の8月をエンジョイしてください。

  1. 盛夏の思い出」                        4組  寒川 詔三
  2. 東京市岡会に参加しました」            8組  榎本 進明
  3. 夏の地方大会3回戦(福井高校戦)観戦記」   7組  張 志朗
  4. お祭り訪問 雑感短信 ①」             8組    末廣 訂
 
以上

東京市岡会に参加しました

8組 榎本進明

 平成25年7月20日(土)13:00から新宿三井ビル54階で「第54回東京市岡会」が開催され参加しました。それに先立ち9:15~11:30まで近藤太一さん(高校15期 京都市民大学院 教授)が主催するミニツアーにも参加いたしました。今年は「東京愛宕山NHK放送博物館見学会」でした。このミニツアーは毎年恒例となっていて、今では近藤さんの旅行会社勤務での豊富なご経験から発せられる説明に聞き入るのが楽しみになっています。

 案内される先々で「先生」「先生」と呼ばれて、親しみのある人柄にも魅力を感じています。

近藤さん(写真左)の説明を聞く参加者
愛宕山の頂上に湧き水があるのが不思議

 NHK放送博物館のある愛宕山は西郷隆盛が勝海舟と会談、内戦を回避した場所とのこと。標高25.69mの山の上になぜ水が出るのか不思議で、徳川家康は江戸防火のために神社を祀られたとされています。(愛宕神社)

 博物館の中に入ると従業員の皆さんが我々を迎えてくれました。ベテランの若山さん(広島県出身)が我々の案内役で懇切丁寧に説明してくださいました。1925年(大正14年)3月22日東京芝浦にある東京高等工芸学校(1951年東京工業大学に移管)図書館の一隅に開設した仮放送所から日本初のラジオ放送が始まった。同年7月には愛宕山新局舎が完成して本放送が開始されるが、それまでの4ヶ月間マイク1本でニュース、天気予報、音楽演奏、講演、ラジオ劇、など放送された。

富士山頂でラヂオを聴く 1925年(大正14年)
8月
初めての中等野球実況中継1927年(昭和2年)
8月13日

 放送に関する技術的なものからエピソードまで詳細な説明を受けた中で、歌手の藤山一郎さんとNHKの関係は印象に残りました。昭和3年17才のとき独唱で出演したのが始まりで、昭和21年には復員第一声をラジオ「音楽玉手箱」で、また25年~26年に「愉快な仲間」にレギュラー出演、昭和26年「第1回紅白歌合戦」にキャプテンとして出演以来平成4年まで連続43回出演、また昭和26年には終身刑戦犯者の慰問もされました。晩年(81才)には国民栄誉賞を受賞され翌年82才で永眠されました。

戦犯を収容していた戦後の巣鴨プリズン特別警備本部より送られた感謝状。
「熱烈慰問演奏」とあるように日米安保条約締結を記念して斯界大物が連名で自署している。
文面は、「神も人も ききいる妙の 楽の音に あまの岩戸も 開けゆくらし」
昭和二十六年霜月十八日 平和安保両条約批准 国会通過の佳き日

 午前中のミニツアーは地下鉄神谷町駅で終了しました。近藤さんとはひとまずお別れして13:00からの同窓会でお会いすることになります。9:15から立ちどうしのツアーでしたので、近くのカフェで休憩後新宿三井ビルに向かいました。

 受付終了後、しばらくして同窓会(東京市岡会)が始まりました。今年は出席者108名で盛会となりました。幹事さんのご努力の賜物と深く感謝したいと思います。
 

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東京市岡会「第54回総会」のご案内

 全国の同窓の皆様いつも東京市岡会を応援していただきありがとうございます。
 来る7月20日 ( 土 ) に東京市岡会総会 ( 第54回 ) を開催致します。こぞって参加の程よろしくお願い申し上げます。
 昨年の1月3日私達の敬愛する松原名誉会長 ( 紀伊国屋書店会長 ) が逝去されました。本年は1周忌にあたりこの3月2日に東京市岡会として偲ぶ会を企画し、故人の遺徳をたたえあいました。当日は御長男である角川書店常務取締役の松原眞樹氏にも出席を賜りました。東京市岡会の発展はひとえに松原先輩のご尽力の賜物でございます。私達東京市岡会は先輩の教えのままに更に伝統と歴史を重ねていきたいと念願しております。
東京市岡会会長 三浦 宏文(高校8期)
会の名前 東京市岡会「第54回総会」
開催日時 平成25年 7月 20日 ( 土 ) 13:00より ( 12:00受付開始 )
開催場所 『新宿三井クラブ』 ( 新宿副都心・三井ビルの54階 )
電話: 03-3344-5454
新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル54階
参加費 通常会員(男女1人) 5000円
夫婦会員(2人) 8000円
同伴家族(1人) 2000円
優待期会員(高15期1人) 3000円
大学・専門学校などの在学生の方は無料御招待
お問い合わせ 北浦 光昭 電話: 03-3812-4181
川野 安男 電話: 090-2465-9927
            E-mail: yasuo-kwn☆kyj.biglobe.ne.jp
            ※ 迷惑メール対策のため☆を@に変更してご利用ください。

地図あります。

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「12期の広場」7月号のラインアップ

 今日から7月、早いものです今年も365日の半分が過ぎ、いよいよ、うだる暑さの夏本番です。寒いのも駄目、暑いのも駄目と厳しい季節との折り合いが難しい年令になっていますが、同窓生の皆さん、くれぐれもお体大切にお過ごし下さい。

 

 先日あったある勉強会での話を書きます。勉強会は台風などの強風による建築被害についてのもの。講師の先生はその分野の研究者です。先生の穏やかな語り口とユ-モア、なにより分かり易くて、知力の衰え甚だしい筆者ですら分かったような気持ちにさせて貰えた有意義なものでした。話はその結びにあった事です。

 講師の先生のお母様が今年の初めに脳梗塞で倒れられ、闘病、薬石の甲斐もなく、最近お亡くなりになりました。その間、お母様は病による障害もあってか、二つの言葉以外、話されなかったそうで「二つの言葉だけで生きる事が出来るのですね」と先生が話されました。

 その言葉とは「はい」と「ありがとう」だったそうです。

 驚きました。同時に胸の中でこの言葉がほのかに熱を持ちました。見事な生き方と言うほかありません。

 思うに、「はい」は今を肯うこと、「ありがとう」は数限りなく去来したであろう事柄に感謝すること。とてもとても私には言えそうにありません。先生が微笑みながらおっしゃった言葉。「ひょっとしたら母はたいそう偉い人であったのかもしれませんね。」が深く心に沁み入りました。

 

 今月は私の誕生月、めでたく満72才を迎えます。72才は母のなくなった歳でもあります。いよいよ目標にしてきた母の歳を越えて行くことになります。

 標高の高い三田市の永沢寺は花菖蒲の群生が今をさかりと咲き誇っているそうです。行くつもりが行けません。その代わりと言えば花に失礼ですが、雨に濡れていっそう艶やかに咲く路傍の紫陽花を楽しむことにします。

 

 さて今月号の「12期の広場」ラインアップです。以下の二篇です。お楽しみ下さい。

 
  1.  「-カメオを通して-
        ミロのヴィ-ナスのポ-ズを考える」     4組  前川 光永
  2.  「法格言に見るイギリス法の精神 2 (下)」    3組  松村 勝二郎
 
 

平成25年度の同窓会総会が開かれました

去る6月9日(日)に市岡高校同窓会館にて平成25年度の同窓会総会が開かれました。
司会・会長挨拶、24年度決算・会計監査報告を経て、平成25年度の予算案が承認されて総会は閉会となりました。
お待ちかねの懇親会では、遠く仙台から駆け付けた長谷川啓三さん(高校21期)から出版予定の「震災川柳」の紹介がありました。また、ほぼ恒例に定着した感のある吹奏楽部(OBOGチーム)の演奏では、新しい演目として演歌のメドレーが加わりました。
スナップ写真を掲載しますので、ご覧ください。
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第13回「此花市岡会」総会が開かれました

此花市岡会  会長 西尾賢治
去る6月15日(日)に此花会館で第13回(平成25年度)の「此花市岡会」総会が開かれました。スナップ写真を掲載しますので、ご覧ください。
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【高46期】☆もうすぐ20周年同窓会

46期☆もうすぐ20周年同窓会です!!
下記の要領で市岡高校 46期 生の学年同窓会を計画しました。早いもので来年の3月で卒業してから20年を迎えます。
久しぶりに旧友と会って語り明かし、素晴らしい夏の想い出をつくりませんか?!
皆様お誘い合わせの上奮ってご出席下さいますようお願い申し上げます。

* * * 開 催 次 第 * * *

会の名前 46期☆もうすぐ20周年同窓会
開催日時 2013年8月17日(土) 18:00~
開催場所 ホテル阪急インターナショナル
連 絡 先 代表世話役 :中村 岳人 (高校46期)
E-mail: leonard-ichioka☆memoad.jp
※ 迷惑メール対策のため☆を@(小文字)に変更してご利用ください

【参加申し込みとお願い】
参加希望の方は、氏名・ご連絡先等を添えて、上記までメールで申し込んで下さい。
ところで、今年の4月1日付けで同窓会誌の「澪標」が発行されましたが、このホームページをご覧になった方でお手元に会誌が届いていない場合は現住所が把握できていません。
「澪標」が届いていない46期生の方も、「異同通知」と併せて、是非上記まで連絡先をお知らせ下さいますようお願い致します。
地図あります

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【高34期】同期会のお知らせ

高校34期 片渕 章夫

市岡高校 34期 生の学年同窓会を、下記要領で準備しております。まだ詳細は決まっておりませんが、皆様お誘い合わせの上奮ってご出席下さいますようお願い申し上げます。

* * * 開 催 次 第 * * *

会の名前 市岡高校 34期 同期会
開催日時 平成25年10月12日(土) 17:00~ を予定
開催場所 ホテルベイタワー大阪 を予定
連 絡 先 とりあえずの発起人 管理人 :片渕 章夫 (高校34期 4組)
34期 生 同窓会用 掲示板: http://ichioka34.web.fc2.com/

【参加申し込みとお願い】
参加申し込みは、日程等が確定してからお受けすることになります。
現状ではまだ、当方でご連絡先を把握できていない方がたくさんいらっしゃいます。今年の4月1日付けで同窓会誌の「澪標」が発行されましたが、このホームページをご覧になった方でお手元に会誌が届いていない場合は現住所が把握できていません。
「澪標」が届いていない34期生の方は是非とも片渕(上記の「掲示板」)までご連絡下さいますようお願い申し上げます。

「12期の広場」 6月号のラインアップ

 毎週、大阪市内でのあるレッスンの後、居酒屋で遅めの夕食をとるのですが、その店で「季節はめぐった。魚はまだか」と書いたポスタ-が目に止まりました。

 「日本さかな検定」のポスタ-です。「漢字検定」や「ご当地検定」など、○○検定がはやる昨今のこと、商業主義丸出し軽薄を地で行く感じがしないでもなかったのですが、このキャッチコピ-と大書きされた旬の魚の名前は、空きっ腹の私の興味を引くに充分でした。

 春は「桜鯛」、秋は「秋鯖」、冬は「寒鱈」とあります。成る程、季節感たっぷり、またその味もひときわ美味と、納得です。

 注目の夏ですが、「梅雨穴子」とありました。この時期、関西地方で旬の魚と云えば普通はハモではないのかとの思いがあっただけに、この魚名が意外であると同時に新鮮でした。早速、知り合いの小料理屋の大将に教えを乞うと「この時期の穴子は一年で一番旨い時期」とのことです。考えてみれば穴子もハモも、うなぎまでを加えても種としては近いようですので旬は同じなのでしょう。それにしてもニョロニョロの穴子を称して「梅雨穴子」とはよく云ったものです。生まれて初めて穴子のお刺身を食して舌鼓を打ったことを思い出し頬がゆるみます。

 6月です。関西地方ももうすでに梅雨入りしています。

 先月、13期の中務敦行さん(元読売新聞写真部長)から若狭地方の棚田と海のすばらしい写真を送っていただきました。ご覧下さい。

 田植えに励む人々の姿が見えます。今頃は棚田の早苗も梅時雨をたっぷりと浴びてぐんぐん大きくなり、青々している事でしょう。

 今年の梅雨がおだやかな慈雨であることを願いたいと思います。

 

 さて今月号のラインアップは以下の通りです。お楽しみ下さい。

 
  1. 第3回 荒川あるき             3組   西條 軍蔵
                             6組   大石橋 宏治
                             8組   榎本 進明
  2. 兵庫市岡歩こう会で西宮の史跡・酒蔵巡り    7組   張 志朗
  3. 法格言に見るイギリス法の精神 2(上)     3組   松村 勝二郎

兵庫市岡歩こう会で西宮の史跡、酒蔵巡り


現役最古の木造灯台前で全員集合です。

 5月12日、第22回兵庫市岡歩こう会に行ってきました。今回は傀儡師古跡の碑→西宮神社→白鹿酒造記念館・酒造博物館→宮水庭園→日本盛酒蔵通り煉瓦館→今津灯台などを訪ねる「西宮の史跡、酒蔵巡りウォ-キング」です。

 集合は午前10時、阪神西宮駅西口、参加者は総勢38名です。天気は前日までの激しい雨にうって変わっての爽やかな五月晴れ。薫風に加えて酒の香りまでするのではとの期待感もあってか、足取りはいつもより軽やかな感じです。

 まずは傀儡師古跡の碑を見て西宮神社です。17世紀末、このあたりに40軒を数える傀儡師(人形使い)が住み全国を行脚してえびす神社の神徳を説いてまわったそうです。西宮神社近くにこの碑がある事に納得です。

 少し歩いて「えべっさん」で有名な福の神えびす様の総本宮-西宮神社。私は初めての参拝です。「一番福競争」の赤門、石畳を通って拝殿に向かうのですが、鬱蒼とした木立を背景に持つなどの予想以上の大きさとその手入れの良さに少々驚きました。(石畳横の一般砂利敷き部にまで「帚目」が入っていました。)

 白鹿酒造記念館・酒造博物館周辺は「喜十郎邸」(白鹿酒造の当主辰馬家の洋館式邸宅で兵庫県重要有形文化財)「酒蔵」とそれを結ぶ「帳場」が並んでいます。

 記念館はいわゆる「れんがタイル」貼りの渋いおもむきの建物で「吉田五十八賞特別賞」等を受賞しています。所蔵の名品の展示に目を奪われながらも、建築設計を生業とすることからか建築物の細部に関心が行きます。酒造博物館では入って直ぐの井戸つるべらしきものにおもわずカメラを構え、往時の酒作りの工程、それに使われた道具類に興味津々、来館記念の生酒のビン詰めをお土産にもらいニコニコ顔です。

 近くの交通公園で昼食の後、恒例の「ミ-ティング」がありました。世話役を代表して13期の高見政博さんが挨拶し、それに続いて参加者全員が自己紹介です。

 参加者の中での最高齢は江本義文先生の87才で、お元気に完歩されました。歩こう会の常連でいつも元気な旧制中学42期生の大先輩は今回も5名の参加でますますの意気軒昂です。もっとも参加者が多かったのが13期で、12期は私と古藤知世子さんの二人でした。ちなみにもっとも若かった参加者は30期ですから、やはり50才を越えています。若返りが必要と云いながらもまだまだ皆さんお元気、歩こう会の主役を降りる気配はないようです。

 午後の最初は宮水庭園です。庭園となっていますが、入れません。宮水の井戸の上にステンレスの覆いが見えるだけです。灘五郷の酒作りに欠かせないのが宮水、つまり「西宮の水」で、その利用発祥の地がここだそうです。

 日本盛酒蔵通り煉瓦館を経て今津灯台に向かったのですが、この頃から爽やかな五月晴れが初夏のカンカン照りになり、日に焼けて首筋が痛い感じ。そろそろ疲れがピ-クのようです。

 今津灯台は現役最古の木造の灯台です。建設が文化7年(1810)と云いますからすでに200年になります。高さは6.7m、形がすこぶる美しい。夏日を反射して光輝く海と優美な灯台を背景に記念撮影をしました。

 帰路、阪神今津駅に向かう途中で今津小学校の独立校舎、今津六角堂(明冶15年建築)を見ましたが、残念ながら内部見学はできませんでした。

 4時前、全行程を無事に完歩して今津駅に到着、解散となりました。 

( HP委員-張 志朗 記 )


傀儡師古跡

井戸つるべ

宮水庭園

今津小学校六角堂