12期の広場

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山本芳彦君(8組)のこと

8組  川村 浩一

 春まだ浅い2月、山本君の奥様のご案内で山本君のお墓にお参りしてきました。見晴らしのよい三田市霊苑に山本君は眠っています。春は桜がきれいなところだそうです。

 昨年7回忌を前にお墓はできました。

(写真説明:奥様と)

 墓碑に“the addition formula on hyperelliptic curves” (超楕円曲線の加法公式)のグラフが刻まれています。

 山本君の専門は整数論だそうです。数学の素養のある方は山本君のテキスト「現代数学への入門 数論入門」(岩波書店)のp292あたりを読んでください。

(写真説明:数論入門 山本芳彦著(岩波書店)増刷は続いているようです。)
 

 このグラフのほかにも山本君が好きだった音楽(ト音記号と音符)、星、桜が刻まれています。写真でも見えますね。
お墓参りの後、まだ山本君の生前のままのお宅にお邪魔し、奥様から思い出などお聞きしました。仕事場には専門書や教養書がぎっしりと並んでおり、オーディオルームには立派なオーディオ機やCD、レコード(フルトヴェングラーやフィッシャー-ディスカウなどのクラシックに並んで山口百恵などもあった。)がそのままに残されています。奥さまやご家族の山本君への思いが偲ばれます。


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舞州 お花見のお誘い

酒井 八郎

 3月初めの雪に驚かされたのは、人だけではなく舞州の桜の木も同じだと思いますが昨夏の猛暑、水不足、厳冬の1月を無事に過ごしてきた「市岡の森」の桜の花を眺めにお出かけになりませんか。

 今年も、この4月10日(日曜日)午前11時から舞州の新夕陽ケ丘「市岡の森」で此花市岡会主催の「市岡の森“お花見”」の会が開催されます。

 この花見の会には毎年12期同窓生がたくさん参加しており(昨年は21名参加)、遠く明石海峡大橋のぞむ丘の日溜まりの中、満開の桜を愛でながらなつかしい同窓生との宴を楽しんでおります。また恩師の先生方、市岡の先輩、後輩の皆さんも多数参加されており、総勢100名を超える参加者の大にぎわいで盛り上がります。特に今年は母校吹奏楽部による「市岡高校創立110周年記念演奏」も予定されています。

 私達12期が「創立100周年」を記念して植樹した桜と、「卒業50周年」を記念しての桜の2本が、そのほかの桜と共に、元気に皆さんをお待ちしています。

 お誘い合わせの上、是非おこしくださるよう、ご案内申しあげます。

日時 : 平成23年4月10日(日曜日)午前11時から(小雨決行)
場所 : 舞州の新夕陽ケ丘「市岡の森」
受付 : 舞州ロッジ 玄関ロビ-
(JR夢咲線桜島駅から舞州スポ-ツアイランド行きバスを乗車、終点下車)
注:バスは阪神野田駅から西九条経由舞州行きがありますが、
JR桜島駅からの方が便利です。
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第2回利根川 川歩き(平成20年5月12~13日)

投稿者 川合兵治(4組)
恒例となる、利根川沿いうなぎ食べ歩きのはじまり

 1日目 前回最終地点、「神崎大橋(河口より49キロ)」最寄りのJR成田線下総神崎(「しもうさこうざき」と読む)駅は参加者にとって不便な場所にあり、早朝集合して川歩きを先に進めるにも遠う過ぎる。近辺に宿泊施設もないため、二駅戻った佐原(「さわら」と読む)駅に午後1時集合。今回は、榎本は野暮用で参加できず、新たに大石橋(6組)が参加し、泉、山田、大石橋、川合の4人で歩くことになった。

 佐原に集合したもうひとつの訳は、泉が提案した「歩くばかりでなく...うなぎも食べる...」を実行するため。その日は、創業1825年の造り酒屋「東薫酒造」で昔ながらの酒造り工場や56歳から地図作りのために歩き始めたわれ等が歩きの大先輩伊能忠敬の生家見学など、江戸時代の情緒を残している佐原の町を散策。また、少しはなれたところにある創建神武18年(約2千年前)の香取神宮を参拝(往復約8キロ)。夜は本当にくつろげたこぎれいな宿「一蘭荘(0478-55-2029:朝食付き5千8百円)」のちかくのうなぎ屋「山川(0478-52-5061)」にて台湾産うなぎの晩餐(店主曰く「どこも日本産と言っているが、今はほとんどが台湾産だ!」)を楽しむ。

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第3回利根川 川歩き(平成20年11月3~4日)

川合兵治(4組)
大博士の片鱗を見る

 1日目 JR成田線安食(あじき)駅に午後1時集合。今回も榎本不参加、泉、大石橋、山田、川合の4人で決行。翌日の本番のための足慣らしで、安食駅から往復約14キロのところにある「房総のむら」を探訪。昭和61年に開館された体験型博物館で、32ヘクタール(320,000平方メートル)の敷地内には、江戸時代後期から明治初期における商家、武家屋敷、農家などが再現され、全国最大級の規模を持つ方墳(一辺約80メートル、高さ約13メートル)「岩屋古墳」がある。農村歌舞伎で「新撰組」を観劇、路上で「ガマの油売り」の口上を楽しむ。敷地内を散策中、とつぜん大石橋が便意を訴え、後で追いかけるということで一行から離れ、トイレのある方へ向かった。待てど暮らせど追いかけてこず、道に迷ったかと携帯で連絡するもなかなか通じず、やっと通じたと思ったら「資料館が面白いので、あんたらもこっちに来たら」だって!(翌日川合が帰宅すると、「今、資料館にいます」という留守電が大石橋から入っていた)。大博士の片鱗を見た出来事。この日の宿は創業百年という「竹村旅館」(今にもつぶれそうな安食唯一の宿)から1キロほど離れた「鰻のさかた(0476-95-0154)」にて晩餐を楽しむ。利根川の天然うなぎが食せるということであったが、一匹7千円ということだったので「天然うなぎは油が多すぎて口に合わないだろう」と衆議一決し、かみさん曰くの「静岡産」にした。

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東京12期会の有志新年会


投稿 杲田 慶子(2組)

 平成23年2月22日(火)17時30分から東京は京橋の「美々卯(みみう)」にて、市岡東京12期会の男性8名、女性4名が少しピント外れ気味の新年会に集いました。お正月が少し遠去かりつつあった頃に、又心をお正月に戻して貰えてちょっぴり得をした気分・・・・。

 美々卯のあとはいつも通りの銀座でカラオケへ(男性6、女性4) そして次回を楽しみにし乍ら機嫌よく散会。当日は前日までの厳しく長い冬から一転、四月並の暖かく穏やかな日となり、幹事さん方の日頃の行いの賜と感謝いたしました。以上が簡単なご報告です。

 報告の記を書くように、と榎本さんから頼まれ「日記みたいなのでいいから・・・」との事。日記ならこれで終わり・・・・ですが、あんまり簡単すぎかなぁ~と、“12期”の感想を書いてみようと思います。

 昭和16、17年生まれの私達は、特殊に特殊と思える時代に生まれて生きてきた気がします。
子供と大人の中間あたりの3年間を、これも今思うと色んな意味で特殊だった気がします。市岡高校で過ごし、東京の12期会に関しては、大阪からの風に吹かれて現在関東の地に根を下ろしたタンポポみたいな“縁”と、当然小人数でまとまりが良いことと、何故かほゞ全員優しかったり大人しかったりと、かなり規格品揃い。ですから会に集うとすぐ壷の中にドボン!と鎮り込んで了います。(これは東京・大阪同じですね)その居心地の良さといったら・・・・。日頃、無口で大人しい私が(ホントですよ!)一番タガが外れ大ハシャギして了うのは、その居心地の良さにある気がしています。
 

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豚汁会に7名が参加しました。

 3月6日のお昼12時から恒例の「豚汁会」が母校の「創立100周年記念会館2階」で開催されました。(3月号の「お誘い」文を参照してください。)

 今年の参加者は旧制中学の大先輩を初め、63期卒業(つい先日卒業したばかり)の後輩までの70数名で、全学同窓会佐藤会長の挨拶とビ-ルやジュ-スによる乾杯からなごやかに始まりました。

 12期の参加者は酒井八郎、末廣訂、田端建機、岸川常正、平松英夫、塩野憲次の各君、張志朗の7名。昨年の参加者を下回り、少し寂しい感じ。(3月号のお誘い文掲載が3月1日掲載で時間的余裕がなかったせいか? 反省・・ )

 まずは「伝統の豚汁を」と学校食堂で準備していただいた熱々の豚汁にしたづつみをうち、それからビ-ル、お酒に「おでん」。はたまたおにぎりにお寿司と、おおいに食べ、飲み、かつお喋りを楽しみました。

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3月号目次と次回更新についてのご案内

3月1日更新の12期のひろば3月号は以下のようなラインナップです。
  1. 豚汁会のご案内 (川村 浩一 8組)
  2. 【連載】第1回利根川 川歩き-その2- (川合 兵治 4組)
  3. 五・七・五 つれづれに (北浦 昌子 (旧姓 小寺) 2組)
  4. 人生の分岐点 (圓尾 博一 6組)
  5. めぐりあわせ?~仙台に住んで50年~ (佐藤 裕久 6組)

次回の更新は4月1日の予定です。
4月号のアップをどうぞお楽しみに♪ぜひご覧下さい!

12期のひろばは、毎月1日に新しい記事をアップいたします。
どうぞコメント機能もご活用頂き、12期のコミュニケーションの場としてご利用下さい。

豚汁会へのお誘い

 お元気ですか!市岡高校同窓会の恒例行事、豚汁会で全員集合しましょう。毎年3月第1日曜に母校同窓会館で行われています。
 

 今年は下記の要領で開催されます。主催は全学の同窓会です。したがって旧制中学の大先輩から若い後輩達が集います。とは云っても若い後輩の参加は非常に少ないのが実状。
 

 日 時:  3月6日(日)正午より
 場 所:  母校同窓会館(昔の正門あたりにあります。)
 会 費:  3千円


ちなみに昨年は12期生が11人集まりました。下の写真は撮影が酒井君(4組)で、手前から塩野君(8組)、川村(8組)、末広君(8組)、岸川君(8組)、武田君(6組)、古藤さん(4組)、田端君(7組)、辻君(8組)、三井君(4組)それに写真の右下に足だけ見えるのが張君(7組)です。辻君は東京(or広島)から駆け付けてくれました。ありがとうございました。おしゃべりのほか、かわいい在校生たちの吹奏楽部の演奏も楽しませてもらいました。(みんなが一つの方向を向いているのは演奏を聴いているからです。)

 2次会:話し足らずに弁天町駅近くの喫茶店でおしゃべりをつづけました。

 今年は大阪の正規の同窓会のない年です。もっとにぎやかにやりましょう!

 12期の皆さん、お集まり下さい。お待ちしています。
 

 いま読み返している牧水歌集で「友をおもふ歌」を発見しました。
 

 逢ひてただ微笑みかはしうなづかば足りむ逢なり逢はざらめやも
 何事のあるとなけれど逢はざればこころはかわく逢はざらめやも

川村 浩一(HP委員) 記

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第1回利根川 川歩き(平成19年10月30日~11月1日)その2

投稿者 川合兵治(4組)
その2:中州に爺さん(80歳)天使が現われる

 12キロといえば、今日のピーク時の歩行速度、時速約6キロでも2時間は掛かる距離だ。ましてや、その時はもう疲労困憊していて、時速5キロも出ない状況。小見川橋につく頃にはとっぷりと日が暮れているだろう。でも、とにかく歩かねば、まわりを葦と少々の畑地にはさまれた中洲では他の手段は選べない。と、その時、「もうあかん!血糖値が下がりすぎてしもたわ」と、突然、榎本がいった。「なんやそれ!」よく聞けば、実は血糖値が高いため、血糖値を下げる薬を常用していて、今朝も飲んだという。ところが、もともと運動をすれば、薬を飲まなくても血糖値は下がるものであるのに、その上に薬を飲んだために、下がりすぎたのだという。これはやばい!下手すれば命に関わる!何でもいいから食べるものがあればいいというが、3人のリュックには少しでも荷を軽くするために食べるものは一切入っておらず、まわりに人家はおろか人気もない。こんな中州ではタクシーはのぞめない、救急車を呼ぶしかないか・・・

 (またもや)と、その時、小さなエンジンの音がして、どこからともなく一台の白い軽トラックが堤防の脇を走ってくるのが川合の目に入った。それまで、足を引きずり何とか歩いていた川合が、脱兎のごとく走り出し、堤防を転がり落ちるように下りて、走ってくる軽トラックの前に両手を広げ、「助けてください!」と叫びながら立ちはだかった。トラックが止まってくれた。運転していたのは80歳の爺さん。事情を話すと快く3人を乗せてくれることを了解してくれた。ただし、軽トラックであるため乗れるのは運転手を含めて2人だけ。榎本は助手席でいいが、山田と川合は荷台に乗せるが違反になるため、警察の目もあるので小見川の町中まではいけないという。もちろん異論はございません・・・正に、地獄で天使だった!

 町に入った3人は、真っ先に目についたよろずや屋に飛び込み、榎本はそこらにあった食べ物を餓鬼のように頬張る―助かった!

 教訓:血糖値を下げる薬を飲んでいる人へ。運動する時は薬を飲まないこと!

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五・七・五 つれづれに


北浦 昌子 (旧姓 小寺)( 2組 )

 市岡高校「12期の広場」開設、おめでとうございます。そして御尽力いただいた榎本様はじめ関係者の方々にお礼申し上げます。

 HP委員の張志朗さまより「貯まった川柳の中からいくつか投稿してもらえないか」と電話をいただいたので恥知らずのおバカさんが調子に乗って詠みました。

 笑ってください。

 

 傍線部は句会当日の「お題」の文字です。この一文字を入れるのが結構私には大変でした。

 まず自分の句の中で真面目に気に入っている句。

  • 人と会い 笑うことこそ の神
  • 今日も無事 沈む夕日に ありがとう
  • 受験生 昨日のは 今日の友
  • 優しさに 勝るとりえは なくて良い
  • みごと ひとつ晴れても またひとつ
  • 駄目もとで 値切ってみるのが 大阪人
  • ちの タクシ-あおる 不況風

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