同期会
2020年4月1日
6組 高見 政博
「山笑う」季節になりました。寒さに耐え眠っていた木々、草たちが一斉に目覚めて花を咲かせます。
春の花と言うとすぐ思い浮かぶのは桜です。人々は桜の開花とともに花見に繰り出しますが、新型コロナウイルスの影響で今年の花見はどうなるのでしょう。
桜の他にも「花桃」「木蓮」「ツツジ」「コブシ」などなど、野の花では「レンゲ」「タンポポ」「スミレ」と、まさに「百花繚乱」の様相で、今回、どの花を選ぶか迷ってしまいました。
そこで、私の花写真のテーマに戻って、あまり目立たない、路傍や野山の片隅でひっそりと、しかし精一杯咲いている花を取り上げて見ようと思います。

「フグリ」というのは陰嚢のことで、種子の姿が雄犬のそれに似ているところからの命名と言います。
爽やかな、まるで夜空の星のように咲く、瑠璃色の花にいささか不名誉な名前と憤慨していましたが、最近この花に「ホシノヒトミ」というロマンティックな名前があることを知りました。
よくぞ言ってくれたと感謝したい名前です。

「フデリンドウ」です。リンドウというと秋の花のイメージが強いのですが、春に咲くリンドウです。春に咲くリンドウはこの他にずばり「ハルリンドウ」があります。リンドウは漢字で書くと「竜胆」、この草の根はものすごく苦くて熊の胆よりも苦い竜の胆のようだと言うことから、漢名で「竜胆」。これを音読みにして、「リンダウ→リンドウ」となったと言います。
この花は太陽の光で開花し、曇って光が無くなると閉じてしまいます。
春の山歩きの時に出会うと爽やかで綺麗なブルーの花は幸せな気分にさせてくれます。

何の花か分かりますか?
刺身を食べるときに必ずついてくるもの、「ワサビ」です。
ワサビがこんな花を咲かせると言うことを知ったのは長野県の安曇野にある「大王わさび園」に行ったときの事でした。
大王わさび園ではこの花を食用として売っています。花茎と共に熱湯に浸してしんなりした所でお浸しとして食べるか、だし醤油漬けにして食べます。わさび特有のツンと鼻にとおる辛さがあって、癖になる食感です。
お酒のつまみとしても乙なものです。
六甲高山植物園で撮影しました。

この花も何の花か分かりますか?よくご存じの野菜です。春の七草の「スズシロ」、そう「ダイコン(大根)」です。
アブラナ科の植物らしく4枚の花弁で先端に紅をさしたおしゃれな花です。
畑から逃げ出して、野生化したものが「ハマダイコン」として浜辺などで見かけます。
以前、佐賀県の呼子の海岸で群生している所を見たことがあります。
普段よく見ている野菜も子孫を残すためにこんなおしゃれで可憐な花を咲かせて虫たちにアピールをしているのです。
けなげだと思いませんか。

「ハクサンハタザオ」といいます。
里山で見られますが、あまり一般的ではありません。
この花は昔の山師が鉱脈を探すときにガイドの植物にしていたそうです。
兵庫県の多田に多田銀銅山跡があり、今は史跡になっていますが、此処を訪ねたときに周辺に沢山咲いていました。
このとき、ガイドをして下さった地元のボランティアの方が教えて下さって、なるほどそれで此処にこの花が多いのかと思ったものです。
奈良東大寺の大仏建立の時にこの多田銀銅山の銅が使われたとか。
また、豊臣家の台所を豊にしたといわれ、秀吉が亡くなる前に、この鉱山の何処かに息子秀頼のために財宝を隠したと伝えられて「豊臣の埋蔵金」として今でも探す人がいるとボランティアの人が説明をしてくれました。本当に隠されているのなら探して一攫千金を目指すのも悪くないかなと思いますが、いかが?

「マイズルソウ」です。
この花も亜高山の花で、私の好きな花です。
花茎の長さは3㎝くらい、一輪の大きさは5㎜足らずの花です。
ハート型の葉が2枚、折り鶴の羽根を広げたようについていることからの命名といいます。
六甲高山植物園で大群落を見ることが出来ます。また、栂池自然園など高山の少し日陰になるところに群生しています。
なにしろ小さい花ですから、ピント合わせが難しく、もう何年も開花時期に行って撮影をしていますが、未だ満足のいく作品はできていません。
そんな未完成の作品ですが、こんな花があることを知っていただきたくて、あえて掲載しました。
昨年の夏から編集委員の方からのご依頼で、「四季の花籠―つれづれに」と題して夏、秋、冬、そして今回と、それぞれの花を紹介してきました。今回が最終回となります。作文能力の無さを痛感する毎回でした。花の美しさ、けなげさと、思いも懸けないしたたかな強さを伝え切れてはいないとおもいますが、今は肩の荷を下ろしてホッとしています。
2020年4月1日
7組 張 志朗
第11回市岡OB写真クラブ写真展

出品者数16名で、各二点の作品展示、総数は32作品。毎回ほぼ同じ規模のように思いますが、作品はいずれも豊かな感性と魅力が溢れる力作でした。今回の写真展の特徴は、風景写真が多かったことのようです。当然、撮影場所も身近な場所から日本の各地、はては北欧にまでおよび、山上から、海辺から、また近景、遠景、そのアングルも多彩です。引き込まれて作品に顔を近づけ、メガネをはずして見入ってしまった作品が沢山ありました。ずぶの素人が言うのもなんですが、“皆さん大層、腕を上げているなぁ”と言うのが正直な感想で、同時に撮影のご苦労もなんのその、シャッターチャンスを逃すまいとの若々しい気迫と、喜びが伝わってきました。 同期の高見政博君の作品も“花の写真の手練れ”には珍しい風景写真です。「幣舞橋夕景」(撮影場所:北海道釧路)と「天空の橋」(撮影:長野県白馬村八方池)の二枚。いずれも美しく、幻想的で味わい深く、詩情あふれる作品です。紙幅の関係で「天空の橋」のみを貼り付けました。写真上部は後立山連峰(白馬連峰)。唐松岳から延びる尾根で「八方尾根」として知られています。天空に浮いた橋のように見える道は、唐松岳登山の登山道でもあり、その標高2060Mだそうです。
思わず一人言。
「行ってみたい。こんな景色に巡り会い、それを写真に撮れたら感激・感動ものだろうな」
市岡高校吹奏楽部OB・OGバンド第12回定期演奏会
2月23日、大阪府立市岡高等学校吹奏楽部OB・OGバンドの第12回定期演奏会に行ってきました。

新型コロナウイルス感染の初期段階とは言え、その影響をちょっと心配したのですが、観客は市岡ゆかりの人達を中心に、定員800名の会場、ほぼ満席状態でした。
定刻2時に開演、舞台には69名のメンバーが勢ぞろいで圧巻です。第1部は『オリジナルステージ』で、「オリンピックマーチ」「炎のランナー」「バンドのための『ゴジラ』ファンタジー」の三曲でした。2020東京オリンピックにちなんでの構成だそうですが、まずは手始めのオーソドックスな大編成バンドサウンドに圧倒されます。
第2部は恒例の『アンサンブルステージ』です。これが楽しい。大小さまざまなリコーダーを使った優しく、懐かしい音色の合奏から始まり、サックスアンサンブル、金管アンサンブル、打楽器アンサンブルと続き、音色や音域が異なる同種楽器のハーモニーの新鮮さに驚き、またそれを楽しみました。小編成だけに息が合う事が要になるようですが、練習時間や場所の制約を克服しての舞台に苦労がしのばれました。個人的にはサックスアンサンブルの「ブエノスアイレスの春」が気にいりました。
第3部はいつも大人気の『ポップスステージ』です。「MOVE ON」(報道ステーションのスポーツコーナーBGM)から、お馴染みの「ゴーストバスターズ」「美女と野獣」と続き、2020年12月に活動休止する「嵐」の楽曲12曲のメドレーで大盛り上がりです。手拍子あり、掛け声あり、立ち上がっての演奏ありなど、舞台と観客席が一体化して雰囲気は最高潮です。
アンコールはなんと「東京音頭」と「パプリカ」で、大きな拍手喝采で終演となりました。
トロンボーン奏者の高橋正憲さんは高校18期の最年長、すぐ傍で28日に卒業式を迎える高校72期の玉置優里さんが演奏していましたが、市岡のOB・OGバンドならではの光景に嬉しくなりました。
アンコールはなんと「東京音頭」と「パプリカ」で、大きな拍手喝采で終演となりました。
トロンボーン奏者の高橋正憲さんは高校18期の最年長、すぐ傍で28日に卒業式を迎える高校72期の玉置優里さんが演奏していましたが、市岡のOB・OGバンドならではの光景に嬉しくなりました。
2020年3月31日
37期生の皆様には益々ご活躍のことと存じます。
さて、2020年4月29日に開催を予定していた市岡高校37期生同窓会「令和だョ!全員集合」は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮して、下記のとおり来年2021年5月2日に延期することとなりましたのでお知らせします。今回約150名の方が出席の予定でしたが延期についてご理解いただくと共に、改めて2021年5月2日に『全員集合』していただけるよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、2020年4月29日に開催を予定していた市岡高校37期生同窓会「令和だョ!全員集合」は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮して、下記のとおり来年2021年5月2日に延期することとなりましたのでお知らせします。今回約150名の方が出席の予定でしたが延期についてご理解いただくと共に、改めて2021年5月2日に『全員集合』していただけるよう、よろしくお願い申し上げます。
37期生同窓会『令和だョ!全員集合』
幹事一同
幹事一同
会の名称 | 2021年市岡高校37期生同窓会『令和だョ!全員集合』 |
---|---|
開催日 | 令和3年(2021年)5月2日(日) |
1次会 |
■時間: 13:30~16:30 (受付開始 13:00~) ■場所: ホテルグランヴィア大阪 20階 宴会場 JR大阪駅構内直結 大阪市北区梅田3-1-1 電話 06-6344-1235(代表) https://www.granvia-osaka.jp/ ■会費: 8,500円 |
2次会 |
■時間: 17:30~19:30 (受付開始 17:00~) ■場所: アサヒスーパードライ梅田 梅新交差点南東角 フェニックスタワー 地下1階 大阪市北区西天満4-15-10 電話 06-6311-2829 ■会費: 4,500円 |
申込み 締切日 |
下記の締切日までにご自身が所属する各組幹事に1次会・2次会の出欠を連絡してください。 ■最終締切日: 令和3年(2021年)4月9日(金)まで <お願い> 2020年4月29日の同窓会に「出席」のお返事をいただいた方には各組幹事から別途連絡をしますので、その際に延期後の2021年5月2日の同窓会の出欠をお知らせください。 |
各組幹事 |
3年1組 岩本 幹、田澁弘行、藤田朋子 3年2組 柴田勝利、興津礼子 3年3組 松原美巳、上田七菜子、川勝昭子、草野久美子、長吉京子 3年4組 外間 勉、塩田真美、森 康子、久米秀樹(事務局) 3年5組 飯尾元彦、武藤 太、小林 恵、金 好子、森脇由起子 3年6組 岡村修一、伊藤政子、榎並加代子、谷岡正子、中野宏美 3年7組 北野健一、岡野真貴 3年8組 北濱晃司、鷲原知良、宮本洋子 3年9組 西原 実、山本和馬、石原立子、田中千枝 3年10組 古川政宏、辻本佳代子 |
連絡先 お問合せ先 |
連絡・お問い合わせは各組幹事にお願いします。各組幹事の連絡先がわからない場合は、下記の事務局幹事に連絡してください。 事務局幹事 久米秀樹(3年4組) 携帯電話 090-9285-1601 電子メール kume7181☆gaia.eonet.ne.jp ※上記☆は@(半角文字)に変更してご利用下さい。 |
2020年3月18日
21期同窓会事務局
桜の季節になりました。恒例の「市岡の森お花見」は武漢コロナの影響で残念ながら中止となりましたが、21期は下記の通り「ランチミーティング」を開催します。
桜の開花に合わせて少し早めですが、奮ってご参加下さい。
記
- 日時:3月29日(日)12:00〜15:00
-
集合:ロッジ舞洲
①市岡の森散策(桜の観賞&校歌斉唱)
②ランチミーティング(ロッジ舞洲のレストランにて) - 参加費:¥2,000
- 参加の申込みはメールで → info☆reihyo.com(☆を@に変えて送信)
- 締め切り: 3月22日
-
お問合せ先:幹事代行/竹内 哲(〇九〇-八六五九-六三一五)
メールアドレス:s-takeuchi☆knd.biglobe.ne.jp(☆を@に変えて送信)
以上
2020年2月28日
37期生の皆様には益々ご活躍のことと存じます。
新型コロナウイルス感染拡大が懸念されていますが、2020年4月29日の市岡高校37期生同窓会「令和だョ!全員集合」は、予定通り開催いたします。
なお、今後の感染拡大等の状況により「延期」等の判断をする場合は、このホームページ上でお知らせいたしますので、ご確認いただくようお願いします。
このホームページでお知らせしない限り、予定通り開催いたしますので、ご出席の方にはご予定をお願いいたします。
2/28現在、1次会149名(担任の先生4名含む)、2次会125名の方にご出席のお返事をいただいています。
出欠の変更等があれば、4/10(金)までに各組幹事又は事務局・久米までご連絡ください。
【連絡・お問い合わせ先】
37期生同窓会事務局 幹事 久米秀樹(3年4組)
携帯電話 090-9285-1601
電子メール kume7181☆gaia.eonet.ne.jp
※上記☆は@(半角文字)に変更してご利用下さい。
新型コロナウイルス感染拡大が懸念されていますが、2020年4月29日の市岡高校37期生同窓会「令和だョ!全員集合」は、予定通り開催いたします。
なお、今後の感染拡大等の状況により「延期」等の判断をする場合は、このホームページ上でお知らせいたしますので、ご確認いただくようお願いします。
このホームページでお知らせしない限り、予定通り開催いたしますので、ご出席の方にはご予定をお願いいたします。
2/28現在、1次会149名(担任の先生4名含む)、2次会125名の方にご出席のお返事をいただいています。
出欠の変更等があれば、4/10(金)までに各組幹事又は事務局・久米までご連絡ください。
【連絡・お問い合わせ先】
37期生同窓会事務局 幹事 久米秀樹(3年4組)
携帯電話 090-9285-1601
電子メール kume7181☆gaia.eonet.ne.jp
※上記☆は@(半角文字)に変更してご利用下さい。
2020年1月1日
明けましておめでとうございます。
令和になって初めてのお正月、2020年のスタートです。少々、不本意な迎春準備で迎えた元日ですが、やはり身も心も新たになり、新年の喜びと期待が溢れてくるものですね。カット写真を十国峠からの富士山にしました。雄大にして壮麗、荘厳で実に美しく、清々しい心持ちで一杯。今年もきっと良い事が沢山あるような気がするのは、名にし負う、霊峰、富士の力でしょうか。
今年も「12期の広場」を、どうぞよろしくお願い申しあげます。
実はこの写真、昨年の11月11日の市岡東京12期会の翌日、同窓生の皆さんと熱海に小旅行した時に撮ったものです。十国峠は中学校の修学旅行に訪れていますが、その時の記憶が全くありません。雲一つない秋晴れの中の360度の眺望は、まさに絶景の一言。前日の同窓会の余韻と、今ここに友と共に在る感慨もあってか、2019年のハイライトになりました。
東京12期会の同窓会は、一昨年、大阪での同窓会が終了しただけに、格別なものでした。会場は高度成長真っただ中、そのシンボルとして建てられた日本初の超高層建築の「霞が関ビル」。30歳代にこのビル内で仕事をしていた緒方君の言葉によれば、ここから東京湾が見えたそうです。今は周辺に超高層ビルが林立し、東京は大変貌。我が同窓生の足跡も、「夢の跡」のように埋もれていき、また、老は日常にさまざまな影を落としているようです。それでも市岡健児・健女の意気は高くありました。

今年は、「2020東京オリンピック・パラリンピック」の年でもあります。12期会で、萩原君から、添付写真の1964年東京オリンピックの時の役員証が披露されました。これは、彼が江の島でのヨット競技開催時に競技役員として参加し、その記念として贈呈されたものだそうです。一気にオリンピックが身近なものに感じられました。すでに、卓球、バドミントン、柔道などなど、東京五輪出場をかけての厳しいドラマが報じられています。オリンピック・パラリンピックは全世界からアスリートが集う平和の祭典。本番は、さらなる人間ドラマと鍛え抜かれた心技体の素晴らしさを目の当たりにすることでしょう。
今からどきどき、わくわく、楽しみにしています。
さてわが「12期の広場 」 2020新春号のラインアップです。市岡東京12期会の報告ほかに加え、11月16日に亡くなられた三井健司君を偲んで、酒井君が文章を寄せてくれました。
三井健司君は12期の野球部エース、夏の甲子園にあと一歩に迫ったあの熱い夏の記憶はいまだに色褪せることがありません。心からのご冥福をお祈り申しあげます。
新春号の記事は以下の5編です。ご覧ください。
1. 「第9回市岡高校東京12期会と熱海小旅行」 ・・・・・・・・・・・・・・8組 萩原 貞雄
2. 「東京12期会に参加して」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7組 小原 靖夫
3. 「『 甲子園への夢をありがとう !! 』— 三井健司君を偲んで」 ・・・・4組 酒井 八郎
4. 「野球と人生」(卒業50周年記念文集からの転載) ・・・・・・・・・・4組 三井 健司
5. 「四季の花籠 ― つれづれに ③ 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・6組 高見 政博
以 上
2020年1月1日
8組 萩原貞雄
霞が関ビルへ
今日は令和1年11月11日、東京霞が関ビル35階での市岡高校東京12期会の日だ。熱海小旅行参加組は12期会終了後熱海へ移動することになる。この霞が関ビルからは眼下に皇居が見える。昨日は天皇・皇后両陛下の即位パレードが皇居から赤坂御所まで4.5kmにわたっておこなわれた。霞が関ビルは建設当時日本一高い超高層ビルであった。戦後日本の成長を象徴するビルだ。高層ビルが乱立する東京にあって、建設後50年が経った古いビルだがまだまだ健在だ。我々も昭和、平成を経て令和元年のこの日、卒後60年目の同窓会を迎えるのだ。
開会
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定刻になり榎本幹事による12期会のスタートだ。大石橋東京12期会会長の開会宣言に続き酒井12期会会長の祝辞を頂く。
長きに亘りこの会が続くのも両会長と幹事達、歴代の会長のお陰であろう。酒井会長から東京12期会の開催に当たり12期会本部よりお祝い金を頂く。今回の資金の一部とした。
物故者への黙とう
2018年4月27日ご逝去の4組・野田播磨 君に対し全員で黙とうを捧げる。ショートスピーチ

司会の榎本幹事の計らいで今回は3時間たっぷりとってあった。遠来の山本さん、近くは都内在住の児玉さんから始まった。病気と付き合いながら元気に活躍している人。会社勤めを終え地域コミュニティへの貢献、孫のお世話に忙しい人。年金だけでは生活できないとして働き出した人もいる一方、趣味に旅行にと贅沢な時間を過ごしている人も居る。総じて女性達ははつらつとして活動的だ。スピーチの話題は尽きない。
参加者
今回の参加した全員23名で記念撮影をする。写真の中に名前を榎本幹事が入れてくれた。このうち酒井会長、張、末廣、梶、古藤、藤井(鍋島)、段中(高田)さんは関西から、山本(古荘)さんはカナダから、柏木(後藤)さんは三重からの参加だ。遠くからよく来てくれました。 この会を終わってそのまま熱海小旅行に参加する人は張、榎本、児玉(青木)、古藤、大石橋、山本(古荘)、段中(高田)、杲田(鵜飼)、柏木(後藤)、萩原、末廣、泉君の男性6名、女性6名の計12名だ。今後の市岡高校東京12期会
歓談とスピーチの時間もあっという間に過ぎ、今後のこの会の運営について皆さんの意見を聞く。以前にもいつまでこの会を続けるかについてこの会で話し合った。東京オリンピックは大分先と思っていたがやってきた。寿命も延びている。我々も体に気を配りながら年齢を重ねて行く。結局期限を定めず、可能な限りこの会を続けるということになった。また会長、幹事についてもこれまでのご努力に感謝するとともに今まで通り続投していただくということを参加者一同で確認し合った。
最後に皆さんで肩を組み校歌「東太湖の水受けて、溶々西に20余里・・・」を歌い、次回の再会を願って散会する。
熱海小旅行
霞が関ビルから東京駅まで直線距離ではたったの2.5 km。虎ノ門から地下鉄に乗る。新橋駅で山手線に乗り換え東京駅に向かう。1時間半もかかった。12人の皆さんは旅慣れた人たちだ。それでも通勤客の激流にもまれ、東京駅で新幹線の特急券を買うのに手間取った。この混乱の中、とうとう12人は3つのグループに分かれてしまった。児玉さんらの第一グループ、段中さんらの第二グループ、榎本君らの第三グループだ。児玉さんらは先の新幹線で行ってしまったらしい。第二、第三グループは首尾よく、同じこだまの車内で一緒になった。最後は熱海駅の改札で第一グループの児玉、山本、杲田さんから出迎えを受け無事再会する。熱海KKRホテル
児玉さんのお世話で予約済みの熱海の海岸沿いにあるホテルで夕食を一緒にする。市岡という同じ高校で育ち、昭和、平成と比較的平和な時代を過ごしてきたが、60年の歳月にはそれぞれ違った山谷があっただろう。夕食を挟んでお互いの近況を話し、級友の消息を確かめ合い、夜中まで話は続く。太平洋に朝日が昇る
このホテルは熱海の海岸に面している。朝、カーテン越しに朝日が射す。カーテンを開けると太平洋に朝日が昇る。初島、伊豆大島は目の前だ。早速ホテルの7階にある露天風呂で一風呂浴びる。絶景である。今日は快晴だ。貫一・お宮の像のある熱海の海岸から海抜771mの十国峠展望台までバスとケーブルカーの旅だ。我々12人は乗り合いバスの後部座席を陣取る。バスは熱海の街並みを見下ろしながら喘ぎながら登っていく。十国峠登り口でバスを降りケーブルカーに乗り換え頂上へ向かう。
十国峠

ケーブルカーを降り立った我々を待っていたのは360度広がる景色だ。雲一つない快晴。展望台の係の人がいうにはこれほど視界の良い日はめったにないと。富士山はもとより伊豆半島の大室山、眼下の沼津、熱海、太平洋に浮かぶ伊豆大島。また目を東に転ずれば手前の三浦半島、はるか房総半島まで見える。横浜のみなとみらいにあるランドマークタワーが見えたのは感激だ。
来宮神社へ
十国峠への往路、バスの運転手からバスとケーブルカー往復乗り降り自由の一日フリーパス1200円の紹介があった。全員これを買っていた。これで来宮神社に向かう。身を清めてお参りする。
60年後の再会が果たせたことに感謝し、皆さんでこれからの健康と無事を祈る。


再び熱海駅へ

フリー切符で再び熱海駅に向かう。熱海は、退職後の終の棲家として移り住んでくる人も多い。また観光地としても復活してきた。
その為か駅前は平日にも関わらず人出が多い。
昼時に12人の食事ができる居酒屋を見つけてここでも歓談の花が咲く。大分長居をしたがここで関西組と関東組はお別れとなった。
再会を約して
これからもそれぞれ違った環境で違った道を歩むことになる。いつかまた再会し、来し方行く末を語り合うことがあろう。同窓会、英語でリユニオンという。簡単に言えば再会ということだ。あの世での再会はまだ早い。あの世での同窓会の案内も当分来ないだろう。
それまで健康でいよう。また今回病気などで参加を見合わせた人は健康を取り戻して再会しよう。
写真アラカルト
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霞が関ビルからの皇居 | ♪♪東太湖の水受けて♪♪ |
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スピーチに聞き入る | フムフム、それでどうしたの? |
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旧交を温める | イョー!待ってました |
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十国峠 真鶴半島、三浦半島、房総半島を望む | 十国峠 上の地図の様に10の国が見える |
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ケーブルカーの中で | 十国峠ケーブル駅から富士山 |
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皆さん良い笑顔ですね 2020年もこの笑顔で行きましょう! |
写真提供:榎本幹事、萩原
2020年1月1日
7組 小原靖夫

思い起こしますと1960年3月に卒業して60年目になり、この継続を支えられてこられた方々のご尽力には並ならぬものを感じ、敬意を表し感謝申しあげます。私は今回が2回目にすぎず、この貴重な会報に載せて頂くには相応しくないと心得ておりますが、おゆるしくださいますようお願い申しあげます。
歴史(人生)は過去を包含しながら現在を突破し未来に向かっていますが、私は過去を振り返る勇気を長い間、持つことができませんでした。惨めな過去に存在を見出せない自分にある種の嫌悪感を持ち続け、学生時代は劣等感との戦いの毎日であり、社会に出てからは人間関係が上手くゆかず悪戦苦闘の連続で少数者意識に逃げていました。それ故に、ひたすらに未来に向かって邁進するほかありませんでした。同窓会の案内を頂く度に、心が痛み、それを無視する自分の二面性を自覚していました。
今回、私にとっては驚くべき出会いがあり、大いなる過去を気づかせて頂き感謝に耐えません。それは柏木姉(旧姓後藤姉)が、私が市岡高等学校に存在していたこと、私が全く忘却の彼方に追いやっていた時を鮮明に語ってくだり、過去の一点に火が灯されました。柏木姉は、「あるとき席が前後であったこと、私が卒業式には受験で出席できなかったこと」を思い起こしてくださったのです。そのことから鮮明に思い出したことは「人の5倍努力していた自分」でした。
入学した最初の試験が220番でした。担任の吉田先生との個人面接で、厳しい指導を頂き、素直に従いました。次の試験では8番になり、吉田先生自慢の生徒になりました。それは範囲のある試験でしたから、人の5倍努力すれば可能なことでした。しかし、実力は低く、次の試験では98番になりました。その後も激しい変動が続き、どんなに努力しても物理と生物についていくことができなくなり自己嫌悪に陥りました。今ならそれを受け入れられる知識もあります。
「この世に生まれる一人一人は、何か今までに存在しなかった新しいもの、独自なものを表している。一人一人は彼と同じ存在がいまだかって世になかったことを知る義務がある。一人一人は彼にしか果たせない使命を果たすべく、この世に存在している。もし、彼と同じ存在が過去においてあったとしたら、彼はこの世に今いる必要はないのだ」(マルチン・ブーバー)
次に、大切なことを想起しました。内向的で暗い性格を丸出しにしていたので、同期のM君が「君には聖書があっているよ」と助言してくれました。同じ時期に川村君が何かの集会に私を誘ってくれたような記憶があるのですが。
これを確かめたく来年は同君に会いたいと思っています。その何かの集会で私は聖書を読もうと決心しました。読んでも分かりません。M君が教会いけば、と言われ場所まで探してくれました。音楽が苦手な私に讃美歌を歌うのが辛く長続きはしませんでした。この聖書への芽がこのとき、

47歳の時に仏教詩人で有名な坂村真民さんと出会いました。最も有名な詩は「二度とない人生だから」で、多くの方の知るところです。もう一つ抜きんでているのが「念ずれば花ひらく」でこの言葉が700近く国内のみならず5大陸に建てられています。私はイスラエルの平和を願い、この仏教詩人の言葉をヘブライ語と英語に訳して、キリストの教えに従い、ヘブライ大学の植物園に建立しました。(1994年3月31日)
今はひたすら母が残した「希望に目覚め、使命を果たし、感謝に眠る」日の来たらんことを願っています。
この拙文にお目通し頂く皆さんに感謝いたします。
2020年1月1日
4組 酒井 八郎
市岡高校の野球部エースだった三井健司君が、昨年の11月16日、彼岸へ旅立たれました。
11月11日、東京で市岡東京12期会の同窓会が開催されて5日後のことでした。ご冥福をお祈りいたします。
2月、6組の畠平雅生君に続いてのお別れです。お通夜、お葬式には二十人近い12期の同窓生が参列し、三井君を偲び、お見送りしました。京都から7組の別宮君が来ておられたのですが、三井君とは幼稚園、小、中、高校、そして大学まで20年近く同じ学舎で、共に過ごされた間柄だそうです。お二人がまだ幼い頃、三井君の父上が、馬車で荷物を運搬されておられたお姿を憶えておられます。
荷車と言えば、私にも想い出があります。桶作りの職人であった父の手伝いで、子供の頃、西区の材木問屋へ行ったことです。「すしはんぼ」(ご飯を冷やし、すし飯にする時などに使う“半切り”)や「おひつ」などの木桶を作る材料の「さわら」という木材、ひとかかえもある太くて、

別宮君の想い出話を聞かせていただいた後、祭壇横に置かれてある、三井君がコツコツ整理されたアルバムを拝見させてもらいました。
息子さんや娘さん達と、そしてお孫さん達とのなごやかな家族写真と共に、川西君が撮影された写真が、笑顔の写真が何枚もありました。
添付の写真は、昭和62年、市岡高校が第59回の春の選抜に出場した時、甲子園からの帰路、応援に行った12期の皆さんで、三井君を中心に撮ったものです。
高校三年生の夏、藤井寺球場での大阪大会準決勝戦、彼はピッチャーズマウンドで、力投を続け、私はスタンドで、手を振り、声をはりあげ応援、八尾高校を相手に一つになっての試合でした。「もし、あの時八尾高校に勝っていたら !」の想いは、この春の選抜出場で実現されました。
平成7年、阪神淡路大震災の年にも、市岡高校は春の選抜で甲子園に出場しています。「 甲子園出場 !! 」が、どれだけ多くの人を勇気づけ、元気づけたことでしょう。後輩のプレーに一喜一憂しながら応援し、みんなで校歌を歌い、ふたたびの夢の実現を喜び合いました。
阪神淡路大震災の当日、三井君の運送会社の車両が貨物運送中に神戸で被災、その救援にご苦労された話を聞かせてもらいました。自宅と商店が全壊した私へも「ハッチャン、がんばりや !!」と声をかけてくれました。
母校同窓会の佐藤会長から、12期生からも同窓会役員を出すように要請された時、心よく引き受けてくれたのが三井君です。副会長として、野球部の支援のみならず、母校同窓会の運営にも、力を注いでくれました。
舞洲のお花見には、奥様とお孫さんと一緒に、市岡の森まで登ってこられたこともあり、やさしい「オジイチャン」でもありました。
三井健司君、本当に長い間、甲子園への夢をありがとう !! 合掌
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