12期の広場
2012年7月1日
今の若い技術者には理解困難なことですが、最初のロケット設計開始当時、算盤、計算尺と丸善の三角関数表と対数表が計算ツールであり、ロケットに搭載されていた電子装置には、今では目にすることが困難な真空管も使われていたのです。
最初のロケットは衛星の技術開発と科学観測に使用され、実用衛星を打ち上げるには力不足であることから、初号機の成功後すぐに大型化の検討が開始されましたが、開発期間や工場設備の課題から、応急対策として米国のロケットを輸入する政策がとられて、ひまわりの名称で有名な気象観測衛星、放送衛星および通信衛星等が打ち上げられました。このロケットの誘導装置がブラックボックス扱いという屈辱に耐えながら、技術者維持のために少しでも国内作業を増やすよう知恵を絞り、その次のロケットへの準備として、水素を燃料とする高性能エンジンや集積回路を使う誘導装置の研究が開始されていました。構造設計を専門とする私も不具合の山を築きながら、当時は輸入せざるを得なかった大型タンクの国産化を実現してロケット自主開発への道を拓くとともに、20年後の宇宙ステーション開発につながる基盤技術の一つになりました。最初の国産タンクを使ったロケットの発射の瞬間(左の写真)、私の心臓が破裂寸前であったことを今も鮮明に覚えています。
2012年7月1日
<一日目 5月27日(日)>
JR赤羽駅午前8時30分集合
今回もフルメンバー 泉、榎本、大石橋、川合、山田、西條の6名。
駅前で毎度のコンビニ弁当を買い、前回の終点・新荒川大橋より川歩きを開始する。
![]() |
![]() |
新河岸川の橋の上から上流の新荒川大橋を
望む(右側に荒川がある)撮影 榎本 |
道標のそばにあるサッカー場
|
2012年6月13日
いつも「12期の広場」を愛読して頂き有難うございます。
つきましては、愛読者からバックナンバーを読みたいがどうしたらいいのですか?という質問を戴きました。とてもいい質問をしていただいたと感謝しております。有難うございました。
そこで、ご質問にお答えするのと同時に使いやすくしましたのでお知らせ致します。
まず、市岡高校同窓会ホームページから入っていただき、「同期会」→「12期の広場」まで進んでいただきます。その画面の一番上に12期の広場の題字があり、すぐ下に、左側 掲載年月で絞り込み と右側 ≫12期バックナンバー一覧 があります。
掲載年月で絞り込み:年月の矢印Vをクリックすると年月が表示されます。ご希望の年月を選んでクリックして下さい。その年月の記事全てを見ることが出来ます。
右側の ≫12期バックナンバー一覧 をクリックすると、年月順に、記事名、執筆者名が一覧で表示されます。ご希望の記事名にポインターを当ててクリックすると、その記事を見ることが出来ます。この両者を使い分けていただければ、お探しのバックナンバーを素早く探すことができるようになっています。
バックナンバーをあらためて読み直しましたところ、本当に面白いですね。特に「連載」の記事は、その続きが探しやすくなりましたので便利だと思いました。
今後とも「12期の広場」をより楽しんで戴きたく切にお願い致します。
2012年6月1日
6月と言えば梅雨。でも今年は5月でも竜巻やヒョウがあり相当の被害が出ましたね。同窓生の皆様には被災されなかったことを願っています。
6月の花と言えば、やはり紫陽花がいいですね。種類も豊富で色も多いです。しかも咲き始めから日が経つにつれて色が変わっていき存分に楽しめます。
そして6月といえばスーパークールビズ。5月から始まったクールビズが6月からはスーパーになるのですね。電力事情がそうさせるのでしょうが、我々の年代では「ガマンが大切」と幼い時から身についているので若い人よりはマシでしょう。むしろガマンしすぎて倒れないかと心配するほどです。暑い夏場も含めて体調には充分気をつけなければいけないですね。
5月に遡ると5月21日には金環日食がありました。日本中が天を仰ぎ見て太陽を観察しました。一気に宇宙への関心が少年たちの間に広がったとニュースで報じられました。翌日の22日には東京スカイツリーが一般公開。あいにくの雨でしたがこの日に上りたかったです。それというのも家内の誕生日だったので、サプライズを願って8通も申し込んだのですが全てハズレでした。残念無念。
さて、6月号の「12期の広場」は天を仰ぎ見た宇宙開発の記事があります。6組の小野義雄君がJAXAでのお仕事を書いてくれています。今までの集大成として連載になる予定です。そして7組の伊東慎一郎君と張志朗君は兵庫と奈良の市岡歩こう会に参加された記事です。市岡の歴史を感じる2編です。ぜひこの3編をお楽しみいただいて筆者に暖かいコメントをお願いします。
- 「ロケット技術者への道」 6組 小野 義雄
- 「第20回 兵庫市岡歩こう会に参加して」 7組 伊東 慎一郎
- 「奈良市岡歩こう会に行ってきました」 7組 張 志朗
2012年6月1日
市岡理研部時代 学生の右端が筆者
会社に入り最初に設計の手習いをしたのが右の写真の小さなロケットです 種子島から初めて打ち上げたロケットですが、数年にわたる漁業補償交渉がやっと決着し、入社翌年のことでした。 これは技術試験用の小型ロケットで、合計8機打ち上げたのですが、いずれも何らかの不具合を生じて、今では許されない多くの失敗経験をさせてもらいました。 |
その後、当時目指していた電気技術者からロケット技術者への道に鞍替えして現在に至っています。 戦前の航空産業の中心地にある名古屋大学の航空学科受験希望を担任の先生に伝えると、そんな職業はないという理由で内申書の作成を拒否され、数学担当の先生を介して何とか説得。 花の浪人時代も経験し、大学卒業後は初志貫徹して三菱重工の現在の名古屋航空宇宙システム製作所で数年前発足したばかりのロケット設計部門に職を見つけ、ついでに名古屋で女房も見つけ、すっかり名古屋人になりました。 技術試験用小型ロケットの初号機
|
2012年6月1日
5月13日(日)午前10時に神戸市営地下鉄の大倉山駅に集合でした。先生では、江本義文先生(86歳、参加者中の最高齢と思います)が来られ、旧制中学42期8人の先輩諸氏から20数期の後輩まで、男女40人程度の参加でした。12期生の参加者は、鈴木政子さん、酒井八郎さん、古藤知代子さん、段中文子さん、張志朗さん、高尾昌之さん、そして私の7名でした。
![]() |
![]() |
荒田八幡神社
|
12期の参加者(薬仙寺にて)高尾君は迷子?
|
![]() |
![]() |
六甲山系が間近に迫り祇園神社の
背後は緑いっぱい |
雪見御所の由緒書き、
英語、韓国語併記でした |
午後は湊川公園を1時に出発、願成寺から厳島神社です。
厳島神社では、地元の酒井君が氏子総代をしている関係もあってか、宮司直々のおでましで、お話を皆で聞けました。次ぎに能福寺に行ったのですが、ここでは「兵庫大仏」の御前で大勢の人が見守る中、平安時代の装束で結婚式の真最中でした。
清盛塚を経て、薬仙寺。そして最終の和田神社へ。
いつもは、参加者全員が輪になって、一言メッセージを言うのですが、今回は時間の関係で代表者の高見政博さん(12~13期生)のあいさつのみで終了。
足の裏が少し痛いという酒井君を含めて無事全員最後まで歩き、4時ごろ解散で皆さん地下鉄海岸線和田岬駅へ向かいました。
- コ-ス紹介 -(「あいたい兵庫キャンペ-ン2011」他から引用) | ||
荒田八幡神社 | : | 平頼盛の山荘が福原遷都の際に安徳天皇の行在所となった神社 |
祇 園 神 社 | : | スサノオノミコトがまつられた神社で、記事にある経ケ島築造の構想を練ったといわれている |
雪 見 御 所 | : | 清盛の別荘があったとされる場所で、現在は旧跡の碑がある |
熊 野 神 社 | : | 後白河法皇が深く信仰した熊野権現を清盛が福原遷都の際に勧請したとされる神社 |
願 成 寺 | : | 源平合戦で命を落とした清盛の弟の子「通盛」の供養塔がある寺社 |
厳 島 神 社 | : | 清盛が福原京、兵庫津の守護神として安芸の国厳島神社を勧請したと言われている |
能 福 寺 | : | 清盛が出家したとされる寺社で、「兵庫大仏」が有名 |
清 盛 塚 | : | 清盛塚と呼ばれる石造十三重塔がある |
来 迎 寺 | : | 築島寺とも言う。築島時に人柱となった松王丸の供養塔がある。清盛の寵愛を受けた妓王と妓女の墓も残されている |
薬 仙 寺 | : | 清盛が福原遷都を強行しようとした際、後白川法皇を幽閉したことで知られている |
和 田 神 社 | : | 大輪田泊の修築に着手した際、工事の安全と繁栄を祈願して勧請されたといわれている |
2012年6月1日
5月20日(日曜日)「奈良市岡歩こう会」に行ってきました。
今回は、近鉄奈良線の新大宮駅を起点にして奈良市北部の丘陵地帯の古墳などの史跡をめぐる、なだらかな9kmの行程です。
集合は午前10時、西宮の自宅を早く出たつもりでしたが、時間ぎりぎりに新大宮駅に到着。弁当の仕入れも出来ないままの出発でした。
コ-スは不退寺の甍を右に見ながら、ウワナベ古墳、コナベ古墳、磐之媛命陵(佐紀盾列古墳の東群)を経て、平城京へ。ここで昼食を取り、午後は日葉酢媛命陵などの佐紀盾列古墳の西群を右左に見て、秋篠寺、西大寺までに向かう興味深い「歴史の道」でした。
私に取って特に印象深かったのは、午前中の東古墳群周辺です。
古墳はすべて南向きの前方後円墳で、回りの濠は満々と水を湛えています。一帯は大きな森の様になっていて、その新緑が目にしみます。特に磐之媛命陵周辺は、くすの木と樫の巨木が頭上に覆いかぶさり、閑静そのもの。道の両側には紫のかきつばた、黄色の菖蒲が咲き誇っていました。私が今年初めての鶯の声をはっきり聞いたのもここでした。
天気は強い日差しがささない程度の曇り。気温も暑くもなく、寒くもなくの絶好のウォーキング日和で、初夏の風にふかれながら、存分に歴史の都、奈良の一日を楽しみました。
下手な写真ですが、ご覧ください。
続きを読む2012年5月1日
5月は「ゴールデンウィーク」からのスタートですね。古希を越えた「皮肉居士」としては何をもって「ゴールデン」なのかと言ってみたくなりますが、カレンダーの「旗マーク」を見るとやはり、気持ちが浮き立ちます。今年の春は、桜は遅いわ、気温は異常に低かったり高かったり。おまけに大型台風なみの超突風、ゲリラ豪雨にみまわれるなど、不順だらけであっただけに、文字通りの「風薫る5月」であってほしいと思わずにはいられません。(どんな「薫り」なのでしょう。)
天気が良くて、暖かい日差しを浴びると溶けるように体全体の緊張がゆるみます。背筋が伸びて思わず深呼吸なんかをして、無意識に空を見上げることになるのですが、大阪の空は高層ビルの間に狭い空。特に大阪駅周辺はそれがことさらにひどくなっています。
今月はなにがなんでも、五月晴れのなか、抜けるような大きな空に会いに行きたいなどと考えてしまいます。
さて、我が「12期の広場」5月号のラインナップは、以下の二編です。
お楽しみください。
- “市岡の森”お花見の報告 7組 張 志朗
- Theあの時-「遠足・演劇鑑賞など」 8組 川村 浩一
2012年5月1日
4月8日(日曜日)、舞州の新夕陽丘、“市岡の森”で此花市岡会主催のお花見が、盛大に行われました。全体参加者約150名、12期の同窓生は17名が参加しました。
前日までは天気が悪く、また気温も4月とは思えない冷え込みかたで、開花した桜の花も寒さにふるえるばかりでしたが、当日は、快晴のぽかぽか陽気、ほとんど風もない、絶好のお花見日和でした。市内の桜はほぼ満開に近かったのですが、ここ舞州“市岡の森”の桜は例年、遅咲きです。陽当たりの良い、南斜面でも残念ながらの5分咲き程度でした。とはいってもやはり市岡ゆかりの人々が集うお花見は、格別のもので、桜の下、久しぶりの再会を喜ぶ同窓生や先輩、後輩の歓声に気分は昂揚します。
午前11時、開宴。そこかしこの車座で乾杯の声が上がり、お酒に、ビールに、お弁当と最初から盛り上がります。
私達12期は、鈴木政子さん、高橋三和子さん、八島節子さん(1組)、酒井八郎さん、竹田裕彦さん(4組)、川西康雄さん、段中文子さん(5組)、吉田弘義さん、高見政博さん(6組)、児島雄二さん、田端建機さん、平松英夫さん、私、張 志朗(7組)、上山憲一さん、八島平玐さん(8組)の15名と、遅れての参加が、藤居くみさん(2組)、川副研治さん(8組)の合計17名がそのメンバーでした。
7組の児島雄二さんは、初めての参加で、仕事を無事にハッピーリタイヤメント、体調もすこぶる良好との事、私は概ね20年振りの再会でしたので、懐かしさとうれしい気持ちで一杯でした。
春の陽溜まりの中、桜を愛で、酒を酌み交わし、近況を分かち合う事ができるのは、やはり市岡の同窓生ならではとしみじみ感じました。
お花見では創部50周年を迎える、母校吹奏楽部の特別演奏がありました。50周年と言えば私達が卒業して直後の創部で、卒業時に記念品として残した楽器が、その創部の一助になったとの事、これまた感慨深いことです。
続きを読む2012年5月1日
先月の続きです。豚汁会の後、酒井君(4組)、平松君(6組)、田端君、張君(以上7組)、岸川君、塩野君、末廣君、川村(以上8組)が集まっての会話の中から話題を拾いました。
[遠足]年2回、5月と10月にあったようです。1年の5月の遠足は「赤目四十八滝」-張君がよく覚えているそうです。まだピカピカの帽子が印象的だったとのこと。卒業アルバムにも写真が載っています。秋はどこだったでしょうか?アルバムにもなくだれも覚えていません。
2年。卒業アルバムに「大川峠・加太コース」の写真がありますが、春でしょうか、秋でしょうか?
もう一か所がどこであったかも思い出せませんでした。どなたか覚えておられる方、写真をお持ちの方はご連絡ください。
続きを読む
- 「同窓会ホームページ・名簿システムをリニューアルしました」について
林芳子(リム パンジャ)さんより: - 「ひろばリバイバル」について
川村 浩一さんより: - 「市岡高校18期生同窓会」について
堀義昭さんより: - 「【高37期】2024年市岡高校37期生同窓会のご報告」について
中間 實徳さんより: - 「市岡高校卓球部OB会「市卓会」 第27回会長杯卓球大会開催」について
水谷晴信さんより: