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「12期の広場」 9月号のラインアップ

 9月です。普段なら「いまだ蜩(ヒグラシ)の声を聞かず」などと書き始めるのですが、かくもすさまじい天候の乱調、豪雨、土砂災害を目の当たりにすると、気持ちが落ち込みます。 被害に会われた方々の悲しみや、無念さに寄り添い、そしてまた各地の同窓生とそのご家族のご無事を祈らずには居られません。

 

 今月号の「12期の広場」は10月19日の同窓会に向けての記事が中心です。同窓会は今回が11回目です。

 私達が42~43歳の頃の第1回同窓会は皆さん働き盛りで、成熟した大人が瞬時に高校時代に舞い戻ったあの高揚をいまだに忘れることができません。還暦を目前にした第4回は共に第二の人生に向かう不安と期待がみなぎった同窓会でした。第9回は卒業50周年記念同窓会でした。母校の第62回卒業式に招待され、50名近い同窓生と共に62期生の旅立ちを見守りながら感激を新たにしました。酒井八郎君は卒業生への祝辞の中で「一番硬い物質のダイヤモンドを美しく輝かせるには、やはり一番硬いダイヤモンドで磨くしかないのです。それと同様に人は人によって磨かれるのです」との意味合いの言葉を送りました。それはそのまま記念同窓会へのメッセージ。九州、東北からの遠来の友を含めての記念同窓会は格別なものでした。

 筆者のつたない感慨を記せば、学友との再会と交感は実にドラマチックで、同窓であることの誇らしい気持ちは勿論のこと、そこから多くの励ましや元気を得た、の一言です。なにより、同窓生の近況報告は、自身の生活と想いが共鳴するばかりか、笑いと示唆に満ちあふれるものでした。

 先日も、学友からのメールがあり、近況報告をかねて、下の文章が添えられていました。

 
  当然、/ 雨には負け、風にも負け / 雪はもちろん夏の暑さはアウト
  それどころか晴れた日も直ぐよれよれになり / 欲はあっても金も力もなく、
  いつもくたびれてだれている / あらゆることを逃げ回り / 自分のことだけでふうふう言い
  嫌なことは目そらし耳塞ぎ / そして忘れようと努め、
  西も東も南も北も何があっても / 自分の命の間だけは、大事になるなと祈り
  何事にもおろおろもたれ歩き / 人から、でくの坊、役立たず、恩知らずと思われ
  何の覚悟も出来ず、何時の日かを待つ / そういうものになってしまった。
 

 同年代のある文筆家の文章に「いくら忙しくても会いたい人がいればそれが最優先」と言うのがありました。まさに言い得ての妙と腑に落ちます。

 10月19日の第11回目の同窓会には、全国から馳せ参じる多くの学友のなつかしい顔あることでしょう。それを思うとじんわりと胸が熱くなりますが、はたしてそれは筆者だけの感傷でしょうか。

 

 さて今月号のラインアップは以下の通りです。ご覧ください。

 
  1. 幹事会が開かれ同窓会案内状を発送しました。
  2. 観天望気と再生医療と私 」               8組  辻 紘一郎
  3. 12期同窓会に参加するにあたって 」         7組  上野 裕通
  4. 同窓会でのサプライズ 」                2組  山西 邦子(旧姓 西海)
 
以上

東京市岡会主催「柴崎友香さんの芥川賞受賞を祝う会」のお知らせ

既にご承知かと存じますが、柴崎友香さん(高校44期)が「春の庭」で見事第151回芥川賞を受賞されました。
つきましては、栄えある賞を射止められたことを記念して、下記の要領で「柴崎友香さんの芥川賞受賞を祝う会」を催します。
皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。
 
会 の 名 前 東京市岡会主催 「柴崎友香さんの芥川賞受賞を祝う会」
開 催 日 時 平成26年9月13日(土) 12時半~
開 催 場 所 『新宿三井クラブ』 ( 新宿副都心・三井ビルの54階 )
電話: 03-3344-5454
新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル54階
お問い合わせ 川野 安男 電話: 090-2465-9927
            E-mail: yasuo-kwn☆kyj.biglobe.ne.jp
            ※ 迷惑メール対策のため☆を@に変更してご利用ください。

「12期の広場」 8月号のラインアップ

 8月です。梅雨が明けたその日、朝早くからの激しい蝉しぐれに驚いたのもつかの間に、ここ最近のうだる猛暑には逃げ場がありません。京都在住の友人から時間に合わせて部屋を移動し暑さをしのぐと聞いた事がありますが、我が家の実状からはそれも叶わず、冷房嫌いにもかかわらずクーラーの効いた部屋に掛け込みます。これから約1か月半位この状態が続くのだろうと思うと、正直うんざり。夏を楽しんだ時代が遠く懐かしい。
 そんな中、届いた柴崎友香さんの芥川賞受賞の知らせは、文字通り気分爽快のビッグニュース。「文藝春秋」を購読し、芥川賞受賞作品にそこそこの関心を持っていただけに我が事のような驚きと喜びが込み上げました。世に文学書は星の数ほど存在しますが、その中にあってこの栄えある賞を射止められたこと、なにをおいても心からお祝い申し上げます。
 それにしても4回目の候補作での受賞とは。以前の3回の候補作作者が市岡高校の卒業生であったことに気が付かなかったこと、また読んでいなかったことは全くの迂闊と反省しながら、あたふたと本屋さんめぐりをする自分に、笑ってしまいますね。
 7月25日、ごく普通の駅の書店で20冊程、平積みされた「春の庭」(今回の受賞作)を見つけ、やっとの思いで手にしました。一気に読みました。
 最近の受賞作のいくつかで、読み始めて途中で投げ出すことがありましたが、「春の庭」は最後までしっかり読み通しました。文章が簡潔で、ごく普通の日常がさりげなくそして淡々と描写されているなあというのが強い第一印象で、読みすすむに従い、自分の薄皮をはがされるような感慨にとらわれたのが不思議でした。また、一点を深く静かに見つめる作者の眼差しがすぐ傍にあるように感じながら、興味深く読みました。涼しい時間にすずしい場所であらためて読み直し、じっくりと味わいたいと思っています。
 「市岡高校のDNA」と言うと少し面映ゆい感じがします。しかし、願わくばそのDNAよろしく、柴崎友香さんの更なる飛翔に期待したいと思います。今月号に榎本進明君が書いてくれた東京市岡会の記事の中に、柴崎さんの写真があります。ご覧ください。
  1. 東京市岡会がありました」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 8組 榎本進明
  2. 『写真短信』-圓尾博一君の個展がありました  ・・・・・・  7組 張 志朗
  3. 『トピックス』- 高校野球大阪予選 母校野球部敗れる
 以上

【高40期】 第2回40期生同窓会 開催のご案内

市岡高校40期 藤田 優子
市岡高校40期生の第2回同窓会を、2年後の夏2016年8月開催の予定で計画しています。
第1回(2010年末開催)は、皆さまのご協力を得て、出席者154名もの盛況のうちに終えることができました。
第2回も皆様お誘い合わせの上奮ってご出席下さいますようお願い申し上げます。

尚、詳細が決まりましたら、またこのホームページ等でご案内致します。

会の名前 第2回 市岡高校40期生 同窓会
開催日時 2016年8月 
開催場所 未定

【お願い】
前回は、宛先不明等でご案内をお届けできなかった方が70名弱いらっしゃいました。
できれば40期生の方全員にご連絡を差し上げたいと思います。
第1回の通知が届かなかった方、またご住所等に変動のあった方は、「異同通知」でご連絡先をお知らせ下さいますようお願い致します。

柴崎さんが「春の庭」で第151回芥川賞を受賞!!

我らが柴崎 友香(しばさき ともか)さん【高校44期】が、7月17日に「春の庭」(「文学界」6月号)で見事第151回芥川賞を受賞されました。
まことにおめでとうございます。

朝日新聞デジタル
毎日新聞
日本経済新聞

『12期の広場』 7月号のラインアップ

 7月です。暑い、暑い夏が本格的化しますね。年々、暑さが身にこたえ、その度合いがますます酷くなりますが、なんとか無事にこの夏を乗り切りたいものです。

 6月もいろいろありましたが、関心事の一つはやはりブラジルワールドカップではないでしょうか。15日のコートジボワール戦、20日のギリシャ戦、25日のコロンビア戦、私もそうですが、皆さんもはらはらどきどき、一喜一憂しながら懸命に応援されたことでしょう。

 ワールドカップがオリンピックに次ぐ世界最大のスポ-ツイベントであり、国の栄誉と期待を背負っての団体競技、とりわけ格闘技まがいの身体能力と技術、戦略戦術と瞬時の判断や決定力が競われたわけですから、選手は言わずもがな、テレビの前の私達も相当気合が入ってしまいました。結果は一勝も出来ず日本はまさかのCグループリーグ敗退、ただただ残念無念と言うほかありません。特に最後のコロンビア戦はコートジボワールがギリシャに負けただけに、あそこでシュートが決まっていたらなど、「たら、れば」の連発、口惜しさはいまも続いています。

 しかしこれは日本に限ったことではありませんでした。実に今大会は番狂わせの連続。前回優勝国であるスペインや強豪国のイングランドが早々とグループリーグで敗退したことを始め、予想外の結果に驚きました。言い換えればそれが勝負ごと、サッカーの世界最高位の大会である証しなのです。「それこそがワールドカップ」と言った選手がいましたが、言い得ての妙があります。

 ザックジャパン、特に選手たちは実に「よく耐え、よくやった」と思います。前回大会から4年もの長い歳月をただ一筋にワールドカップでの勝利を目指して、体と技術と心を鍛えてきた選手達には心からの拍手、拍手です。また彼らから大いなる勇気と多くの示唆を得たようですし、そのひたむきな姿が本当に美しいと思ったのは私だけではないでしょう。ギリシャ戦のスタンドに4年間の自分に自信を持って戦えとの応援横断幕がありました。その通りと同感しながら年甲斐もなく胸を熱くしました。

 熱狂的な祝祭の後に何気ない日常が連なるのは世の常です。屈してなお立ち上がるであろう選手達に声援を贈りたいと思います。月並みではありますが、「たかがサッカー、されどサッカー」です。しみじみとそれをかみしめながら、一方で昨今の霞が関の動きにかなりムッとしています。

 さて「12期の広場」今月号のラインアップです。記事は二編、写真を多くしましたのでじっくりとお楽しみ下さい。

  1. 「 2014市岡OB美術展 」
  2. 「 私のスケッチブック 」               4組   酒井 八郎

 *「私のスケッチブック」は新設コーナーです。絵を楽しんでおられる多くの同窓生に絵とコメントを気軽に
  投稿して頂けるように今月号から不定期で掲載します。ふるってご投稿下さい。

以上

東京市岡会総会のご案内

 東京市岡会の皆様、お元気にお過ごしのことと思います。 最近の東京市岡会は、若い年代の幹事や理
事のご努力でかなり若返りつつあることを私はうれしく思っております。
 さて、来る7月12日(土)に、添付の要領で本年度の総会を開くことになりました。
 本会は半世紀以上にわたる歴史を誇っておりますが、新しいメンバーが加わることは必ずしも多いとは
言えませんでした。 本年を若返った東京市岡会の初年度になることを祈り、また新しい出会いを大いに求
めて楽しい会合になることを期待し、多くの皆様にお集まりいただきたいと思います。
 ご出席をお待ちしています。
平成26年5月 吉 日  
東京市岡会会長  三浦 宏文(高校8期)  

「12期の広場」 6月号のラインアップ

 6月、水無月です。旧暦による伝統的呼び名とは言え、雨が多いこの時候を「水無月」と呼ぶことにちょっとした抵抗感はありますが、どこかこの月は懐かしく、そして風雅とも言えそうです。

 4、5月の爛漫と躍動、7,8月の烈日にはさまれ、梅雨空のみがイメ-ジされる月とばかり思っていたのですが、なかなかどうして奥深い月です。

 「青梅雨」と呼ばれる雨があります。夏化粧にいそがしい山々や木々の青葉をなお一層鮮やかに色濃くさせて降る雨だそうです。「梅雨の中、静かにけぶる里山風景がどの季節風景より美しい」といった友人の言葉が、腑におちます。

 山川に蛍が舞い始めるのもこの時期、清流の鮎が優美に泳ぎ、それを追っての鵜飼が本格化するのもこの時期です。今月号にバラにまつわる児嶋雄二君の随想がありますが、私が、そぼふる雨の中、中之島バラ園でかすかに香るバラの香りに驚いいたのもこの時期です。

 紫陽花、花菖蒲、蝸牛、梅の実に枇杷や桜ん坊、そして「梅雨穴子」や鱧などなど、この時期の風物はささやかな私の心象にあってさえも多彩です。

 集中豪雨など酷い災害をもたらすことなく、しみじみと味わい深く移ろってほしいものです。
 

 2月号のラインアップで今年の楽しみの一つに「ワ-ルドカップの開催」を上げました。

 いよいよ6月13日からブラジルワ-ルドカップが始まります。これはサッカ-の世界最高位の大会で、オリンピックに次ぐ世界最大のスポ-ツイベントです。日本はグル-プリ-グでCグル-プ。コロンビア、ギリシャ、コートジボワ-ルと対戦し、決勝ト-ナメント進出とその先にある優勝を目指します。先んじて、なでしこジャパンが女子サッカ-のアジアチャンピオンの栄冠に輝きましたね。

 「野球は間合いのスポ-ツ、サッカ-は瞬間のスポ-ツ」とのたとえがありますが、見始めると約2時間、その瞬間から目が離せません。寝不足も覚悟しなければならないようです。ザックジャパンの選手達に思いを馳せ、その健闘を期待したいと思います。
 

 さて「12期の広場」今月号のラインアップです。榎本進明君が「第5回荒川・川歩き」の記事を書いてくれました。児嶋雄二君の随想とあわせてお楽しみ下さい。

  1. 五月の風とバラと」                      7組   児嶋 雄二
  2. 第5回 荒川・川歩き」                    8組   榎本 進明
以上

「12期の広場」5月号のラインアップ

 さつき晴れの空に鯉のぼりが元気に泳ぐ5月です。

 プロ野球では広島カープが予想を越える大躍進。阪神タイガ-スも負けじと頑張っていますが、遠い昔、広島市内に住み初優勝したその日に『便乗ドンチャン騒ぎ』をした思い出があるせいか、柄にもなく野球中継に見入ってしまいます。名前も顔も良く知らないル-キ-が球団を問わずに大活躍していますね。そのういういしく溌剌とした姿が新鮮でやたらにまぶしく見えます。やはり齢のせいなのでしょう。ゴールデンウィ-クも老体に鞭打って家の力仕事や雑事をかたづける予定が一杯。さてどれだけやれるか。何事も予定通りには進まず、先送りの先送りが常の今日この頃です。


 今月号の記事にありますように今秋の同窓会の日時ほかの要項が決まりました。再び全国から馳せ参じてくれる友と再会できます。先月生物の小椋先生から『市岡高校12期生アルバム』(先生ご自身が作成されたもの)なるDVDを頂いたのですが、その中に2年次3年次の名前入りの学級写真がありました。名前と顔が一致するとそこからすっかり忘れていた別の物語が甦ります。今回の同窓会ではこのDVDを配布する予定で、懇親会は一層、盛り上がりそうです。

 また本会の同窓懇親会、特別講演と二次会、これから先、あと何回出来るかなどと考えると、ことさらに思い入れが倍加、心が浮き立ちます。

 特別講演をしてくれる辻紘一郎君は広島大学の学内ベンチャ-であったツーセルを率いる社長で、『12期の広場』3月号に出色のエッセイを投稿してくれました。今脚光を浴び続けている分子生物学や再生医療一筋に走り続けて来た学友からどんな話が聞けるか、これもまた興味津々です。

 健康に留意し体調を整え、10月19日の日曜日に元気に集いたいと思っています。

 さて今月号のラインアップは以下の通りです。お楽しみ下さい。

  1. 12期同窓会の開催日が決まりました。」            4組   酒井 八郎
  2. 西表島トレッキング」                        5組   泉  信也
  3. 市岡の森でお花見
以上

 

「12期の広場」4月号のラインアップ

 あばれまくったような冬将軍も東大寺のお水取りにお彼岸、そして選抜高校野球の開催など、時の移ろいにはなすすべがなく退場、今日から待ちに待った春、4月です。

 高知の桜は満開。大阪市内より2~3度気温が低い私の住むニュータウンでも春色はそこかしこで見つけられます。岡山の二人の孫は4月から小学校、中学校の新一年生で、下の孫は一生懸命にランドセルを背負う練習をしているそうです。

 4月とはいえまだ寒い日もありそうですが、春爛漫はもう目の前です。

 今月は消費税8%がスタートする月でもありますね。

 世間では消費税5%での駆け込み需要が騒がれました。身近な所で言えば、しっかりした隣家は屋根にソーラーパネルを取り付けましたが、私は高額商品を買う気も財力もないままにただ漠然とした不安を感じて傍観しているというのが正直な所です。

 3月の大阪市長選挙も盛り上がりに欠けたまま橋本市長の再選という結果に終わったようです。

 こう書いていくとなんだか気持ちが暗くなるようですが、やはり4月は桜。関西の桜は昨年に比べ少し遅いようですが、言葉を失うほど見事な桜にまためぐり会いたいと思っています。徳秀園(茨木市)の桜、万博記念公園(吹田市)の桜、背割り(京都八幡市)の桜など我が12期生とともに見た桜は、いまも脳裏に鮮やか、実に秀逸でした。噂に聞く海津大崎(琵琶湖・湖北)の桜、榛原の又兵衛桜に千年桜など、是非見ておきたいと思う桜がたくさんあります。

 この4月13日(日曜日)は舞洲の「市岡の森」で市岡一色のお花見です。存分に楽しみたいと思っていますが、そこに村木君の姿はもうありません。喪失感がじんわり、ボディーブロウのように効いてきます。合掌。

 さて「12期の広場」4月号のラインアップです。秋田 実君の文章が初登場です。ご覧ください。

  1. 凡さんが逝った」                  山田 正敏
  2. 私の家庭菜園だより」               秋田 実
  3. 「豚汁会」「圓尾君の個展」の報告
以上